母親に正社員の仕事なんてできるわけない! ワーママを怒らせた姑の一言

 私は二児を育てるワーキングマザーです。もともと「子どもができないなら仕事を辞めた方が良い」と言ってくる姑でしたが、長男を産んだら「仕事を辞めろ」と命令してきたのです。

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姑は理解があると思っていたのに

出典:写真AC

 私と主人は職場結婚です。プロポーズされた時、私は
 「将来的に子供を産んでも働き続けたいの。それでもいい?」と確認しました。

 当時私は社会人2年目で仕事が楽しい時期でした。主人は
 「もちろん!」と約束してくれて、私達は無事に入籍。

 主人の実家には、飲みに行って交流を深めました。姑は
 「結婚してから、息子がよく顔を見せるようになって嬉しい」と笑顔で語っていました。

 主人から聞いた話では、姑は昔配送業で車の中に赤ん坊の主人を乗せて働いていたそうです。そんな姑なら、結婚後に働くことも嫌がらないと思っていました。

 数年経つと、姑は
 「来年のお正月には、帰ってくる子が増えてるかもね」と、明らかに孫の誕生を待つ発言が増えていきました。結婚4年目のお正月のこと。私と姑が2人だけでいる時に
 「今度の出張で、お土産を買ってきますね」と話すと、なぜか苦笑されました。
 「子どもができないなら、仕事は辞めなさいね」と突然姑が言いました。

 私は驚きました。とっさに
 「そういう考え方もありますね」と一言だけ返して当時はスルーしました。 姑は目に見えてムスッとしていました。

怒りの一言

 結婚5年目に私は長男を出産。姑はとても喜んで、積極的にわが家に孫の顔を見に来るようになりました。  

 育児を手伝ってもらっている平日の昼間、姑に
 「この辺は保育園に入れないでしょう」と言われました。
 「2か月後には入園する予定ですよ」と私が答えると、姑は渋い顔に。

 私は妊娠中から保活して、生後56日で預かってもらえる保育園に申し込んでいたのです。すると
 「仕事は辞めなさいよ! 母親に正社員の仕事なんてできるはずがない!」と、突然命令口調で言われたのです。

 私は、ホルモンバランスも乱れていたのか涙をぼろぼろ流しました。
 「母親に正社員の仕事ができないなんて、全国のワーキングマザーに謝ってほしい!」私は心の中でそう叫びました。本当なら言い返したかったのですが、涙が邪魔をして言葉を紡ぐことができません。

 姑は
 「ごめんね。でも無理だと思うの」とさらに言います。険悪な雰囲気でした。涙を流し続ける私に対し、それ以上責めるようなことは言いませんでしたが、
 「またね」とバツが悪そうに帰っていきました。

 その後帰宅した主人に、私は
 「結婚した時と話しが違う! どうしてあんなこと言われなきゃならないの!?」と激怒。

 主人から姑に
 「変なこと言わないでくれよ! 嫁の仕事には一切口出しするな! 今と昔じゃ事情が違うよ!」と釘を刺してもらいました。
 姑は小さく「わかった」と答えたそうです。

ワーママで正社員やれていますから!

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 その後、私は職場復帰しました。大変でしたが仕事はやはり楽しいものです。そして翌年には次男も妊娠しました。 姑へ妊娠報告する時は警戒しましたが、
 「年子は大変よ?」とだけ。仕事を辞めろとは言わなくなりました。私は、次男出産後も早めに職場復帰して今も正社員として働いています。

 確かに仕事と子育ての両立は大変です。でも、子どもといる時は全力で遊ぼう、仕事の時は仕事だけに集中する! と切り替えることが私には合っているようです。ワーママとして、断言します。
 不可能なんてこと、ないですから! 

(ファンファン福岡公式ライター/ナツメググ)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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