「lyf Tenjin Fukuoka(ライフ天神福岡)」が福岡市中央区今泉の複合施設「レソラ今泉テラス」内に6月16日、開業しました。アスコット社(本社:シンガポール)が住職一体型を意味する“コリビング”をコンセプトに、日本初進出した同ホテルのオープニングイベントと宿泊体験をリポートします。
シェアキッチンやコワーキングスペースのあるラウンジで交流を
「lyf(ライフ)」は世界各国で宿泊施設を開発、運営するアスコット社のブランドの一つで日本初進出。次世代の旅行者向けに、短期、長期滞在それぞれに適した環境を提案しています。 モバイルのアプリ「Discover ASR(ディスカバー エーエスアール)」で予約、チェックイン、チェックアウトができるほか、アプリが部屋の鍵にもなるなど、非接触でのサービスを提供しています。
個々の時間を過ごす快適な客室はもちろん、ソーシャルスペースが特徴的。ラウンジを兼ねた共有スペースには、コワーキングスペース、シェアキッチン、カフェバー、コインランドリー、ビリヤード台などがあり、“コリビング”機能を備えています。
滞在者が参加できるさまざまなプログラムを企画
情報交換をするなど知らない人同士でも関係性をつくってもらうことを目指し、近隣とのつながりが持てるコミュニティーの場としての活用にも力を入れています。
「定期的に、滞在者が参加できるプログラムを企画しています。ビジネス、アート、ミュージック、ファッションなどのイベントを予定し、ゲストと地元の人をつないでいきたい」とアスコットジャパンのマックス・フィリップス社長。
“lyfガード”が滞在者同士をつなぐサポート
“lyfガード”と呼ばれるフロントスタッフの存在もポイントです。地域の観光スポット、飲食店の案内、ドリンクの提供、利用者からの質問などにも親身に対応してくれます。
lyfチャンピオン(支配人)の井上絵梨さんは「3階の共有スペースが最大の特徴です。ロビーにキッチンがあるホテルは珍しいのではないでしょうか。他県の宿泊者が福岡の食材で料理をして、それを見た滞在者同士で会話が生まれればいいなと思います。私たちはそういったお客さまをつなぐサポートをしたいです」と話します。
ホテル内の“インスタ映え”アートにも注目です。客室や廊下の壁面には日本の文化に影響を受けたシンガポールのアーティスト、アルビン・タンさんのデザインがあしらわれています。屋台や神社など和をモチーフにしたカラフルでポップなアートが楽しませてくれます。
共有スペースに採用されている福岡のアーティスト、イフクカズヒコさんやMarumiyan(マルミヤン)さんのイラストもおしゃれで印象的です。
イベントでは、炭酸飲料作り、福岡モチーフのワッペンや缶バッジを貼り付けたオリジナルバッグの制作も体験。福岡市内の飲食店が参加し八女茶を使ったドリンクも振る舞われ、最後はロックバンド「クレナズム」のボーカル萌映さんのライブが披露されました。
今日は、4タイプの客室のうち、スタジオダブルの部屋に宿泊してみました。静かで落ち着く空間で、おでんをモチーフにしたかわいらしい壁紙に和みながら快適な眠りにつくことができました。
朝食はシンガポールの定番、カヤトーストのセットを注文。ココナッツミルクなどで作るカヤジャムを塗ったトーストを温泉卵につけて食べれば、まろやかで美味! 朝食などを提供するカフェバーは、宿泊者以外でも利用できるので、いつもと違う朝食タイムを過ごしたい人におすすめです。
最上10階には、ルーフトップバー「DREIECK PARK SÜD(ドライエック パーク スード)」が入店。風が通り抜け、天神の街が見渡せるオープンスペースでお酒を味わうことができます。食事の提供はありませんが、宅配サービスなどの料理の持ち込みが可能です。
暮らし、仕事、遊びを充実させてくれるlyf Tenjin Fukuoka。新しい体験とフレンドリーなスタッフとの出会いが待っています。
lyf Tenjin Fukuoka(ライフ天神福岡)
住所:福岡市中央区今泉1-2−13(「レソラ今泉テラス」、3〜9階) 電話:092-753-8695 メール:lyf.tenjin@the-ascott.com 客室:131室 ワン オブ ア カインド(スタジオダブル12㎡) サイド バイ サイド(スタジオツイン12㎡) サイド バイ サイド プラス(スタジオコーナーツイン16㎡) ワン オブ ア カインド プラス(スタジオユニバーサル22㎡)
DREIECK PARK SÜD (ドライエック パーク スード)
住所:福岡市中央区今泉1-2-13(「レソラ今泉テラス」、10階) 電話:092-791-2219 メール:klug.kunihiko@gmail.com 営業時間:17:00~24:00