ニューヨーク在住のアーティスト・田島美加氏の個展「Appear(アピア―)」が太宰府天満宮で開催中。地域の文化振興のために太宰府天満宮が2006年から展開している「太宰府アートプログラム」の一環で、プログラムは今回で11回目となります。
2019年に太宰府市を訪れた田島氏は、初めて知る神社と神道、1100年余りの歴史を持つ太宰府天満宮への考察を通して、10点の新作を制作しました。その中には田島氏の代表作の一つである「Art d’Ameublement(=Furniture Art)」(アール ダ ムーブルモン/=ファニチャー アート)シリーズの新作も。同シリーズはフランス人作曲家エリック・サティが提唱した「生活空間に溶け込む音楽」という意の「Furniture Music(ファニチャー ミュージック)」にちなんだもの。
今回発表された作品は蓄光性の材料が使われ、光を蓄えて時折はかない光を放ちます(右写真)。境内に新たに設置された田島氏の立体作品「Echo(エコー)」にも注目。自然光やライトの光を取り込んで輝く彫刻が“瞑想(めいそう)のための場所”を創出します。
太宰府天満宮アートプログラム vol.11 田島美加「Appear」
会期:開催中~10月10日(月・祝)
入館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
観覧料:一般500円、高大生200円、小・中学生100円
※7月18日・25日、9月19日、10月10日を除く月曜休館
太宰府天満宮
住所:福岡県太宰府市宰府4-7-1
電話:092-922-8551(9:00~17:00)