【吉報】天神で「博多川端どさんこ」の特製味噌ラーメンを食べられるようになった!

 福岡人に不意打ちで「福岡で味噌ラーメンといえば?」とクイズを出したとすると、「越後製菓!」と答える高橋英樹ばりの勢いとスピードでこう答えるでしょう。

「博多川端どさんこ!」

 イエス。そうです。福岡には博多川端どさんこの味噌ラーメンがある。

 福岡にもこれまで本場・北海道の味噌ラーメン屋が進出したことがありましたが、なかなか定着しなかった。これって、あくまで個人的見解ですが「福岡にはどさんこあるけんね」ってのが大きいんじゃないかなぁと思います。

 福岡は元来豚骨文化で味噌ラーメンを食べれる店はさほど多くはないけれども、どさんこがあるがゆえに、味噌ラーメンに対するハードルがめちゃめちゃ上がっている、というのが私の持論。そんな「博多川端どさんこ」、創業が昭和四十五年らしいので、五十年以上、深く深く地域で愛されているお店です。

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ソラリアステージ地下2Fに天神店がオープン!

 そんな大人気店であるどさんこが、川端通商店街の本店・博多駅デイトス内に続き、6月1日ついに天神にてオープン!伺うタイミングをはかっていたのですが、とある平日。なぜかしら午後から健康診断を入れてしまい、絶食の時間が長く「飢えに飢えている」という最高のコンディションの日に、時は来た!ということでお邪魔しました。

 場所はソラリアステージの地下2階。エスカレーターを降りて、すぐです。

 こちらが馴染み深い方も多いであろう、お店のロゴ。

 制作を手掛けているのは・・・

 金太夫です。呼び捨てですが、自分の中ではゴッホをゴッホさん、モネをモネ師匠とか呼ばないように、金太夫はリスペクトを込めて金太夫です。(なお念のため、「博多筆師 錦山亭金太夫」さん が正式なお名前です。)

 なお、金太夫が暖簾や看板を手掛けている飲食店は大概間違いない、というのが私の持論。今後、自分自身も独立・起業した場合は、金太夫にロゴや名刺を頼みたいなと思います。

私はどさんこの厨房を見るのが好き

 店内は、ランチタイムのピークを過ぎておりましたが満席。少し並んでから入ることができました。オープンして間もないものの、他の店舗同様、店内は非常に活気に溢れてます。

 私は飲食店の中でトップレベルに「どさんこ」の厨房を見るのが好きです。特に、中華鍋でやきめしを作っているのを見るのが楽しい!「カッ!カッ!カッ!」とリズミカルに音をたてながら中華鍋をふる様子、動画にとって家で酒を飲みながらずっと見続けたいくらいの心地よさがあります。

 後はスタッフの方々の雰囲気が良く、どさんこならではの「活気」が非常に好きです。お店によっては、もう何て言ってるかようわからんような、ただうるさいだけの接客ってあるじゃないですか(主観です)。どさんこは一線を画していて、店主の方の人となりが大きいと思うんですが、なんかそこにいて食事していると自然とエネルギーをもらえるような空間な気がするのです。

ということで、オーダーです。

 前振りが長くなりましたが、店内で何を食べようかとメニューを眺めます。メニュー内容は他の店舗と大きく変わらないようです。本日は若干久しぶりに伺ったので、ど定番を攻めよう。

 「特製ラーメン×半チャンセット(1,050円)」をオーダーしました。

 ラーメンは「みそ」「しょうゆ」「塩バター」の3つから選べます。それぞれ美味なのですが、やはり本日は定番である「みそ」を選びました。

「普通」と「特製」の違いって?

 さて、ここで質問です。どさんこの「普通のラーメン」と「特製ラーメン」って何が違うかご存じですか?高橋英樹の「越後製菓!」ばりの勢いとスピードでもって回答できますでしょうか?私がお答えしましょう。

「特製の方がなんか良い、高いし・・・・。」

 すみません、これまで偉そうにどさんこ愛を語っておきながら、正直知りませんでした。

 そんな折、ビギナーと思わしき若者3人グループが店員さんに「普通のみそと特製みそってどう違うんすか?」と質問していました。いいぞ、若者!とめっちゃ聞き耳を立てていたところ。「特製みそは、ひき肉と炒めたもやしが入っている」らしきことがわかりました。いつも特製みそを頼みますが確かに入っています、ひき肉ともやし。ありがとう、若者!

 なお、しょうゆ、塩はまた違うのでしょうか?自分「Too Shy Shy おじさん」なので、店員さんに聞いたりできないのですが、またいつか若者が聞いてくれる機会を虎視眈々と狙おうと思います。

やってきました「特製味噌ラーメン」!!!

 そんなこんなでオーダーしてから間もなく、やってきました特製味噌ラーメン。

 これです、これ。もう見た目からして美味いにきまってますやん!この時点で健康診断直後の自分の空腹具合はMAXにあり、写真なんか撮ってられるか!とも思ってしまいましたが、なんとかパチリ。

 スープと「特製」のひき肉ともやしをすくって一口。めちゃくちゃこくありますやん!

 存在感あるチャーシューも最高に美味ですやん!

 そして麺をいただきます!

 スープとめちゃくちゃ合いますやん!夢中で食します。はふはふ、もぐもぐ、むしゃむしゃ・・・俺はまるで人間火力発電所か・・・。

「福岡最強」の呼び声高い「やきめし」

 続いて「半チャンセット」の半チャンにあたる「やきめし」(ハーフサイズ)をいただきます。「半チャン」は「半チャーハン」の略かと思いますが、自分の感覚としては、これは「やきめし」ですね。単品で頼む場合のメニュー名も「やきめし」です。

 しばらく前に「福岡最強やきめし」として、箱崎ある中華料理屋さんのやきめしについて記事を書かせていただいたのですが、私の中ではその店と並び「福岡やきめし界の頂点に君臨する」最高のやきめしと位置づけています。

 前述した通り、熱々の中華鍋でリズミカルにふられ作られており、お米はパラパラとしつつも、食感は絶妙にしっとり。非常に深い味わいがあり、かつ、なんだか懐かしさもあって、今日もぶっとびました!

案ずるなかれ、天神には「博多川端どさんこ」の特製味噌ラーメンがある

 再開発の影響もあり、昔ながらの飲食店の閉店も相次いだ天神エリア。どこでランチ食べればいいか問題がわりかし深刻になってきておりましたが、今回の「博多川端どさんこ」の天神店オープンは久々に明るいニュースだったように思います。

 特製味噌ラーメン以外も、魅力的なメニューが豊富などさんこ。これからさらにたくさんお世話になりそうです!

博多川端どさんこ ソラリアステージ店

■住所    福岡市中央区天神2丁目11番3号 ソラリアステージ 地下2階
■営業時間 11:00~22:00
■電話番号 092-406-5277

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

惑える40代。飲み歩き・食べ歩きをこよなく愛し「酒ダルマ」と呼ばれるも、40代にして守りに入りやや健康志向。基本ミーハー、浅く広くカルチャー全般に興味。

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