最近は、園児のパパが幼稚園行事に来ることが増えました。入園式はもちろんのこと、保育参観や保護者会、親子遠足にも多く参加してくれます。そんなとき、幼稚園での振る舞いにちょっと気を配ってくれるとありがたいんです! パパが幼稚園に行くときの注意事項を、現役幼稚園教諭のママが伝えます。
幼稚園は子どものサイズで作られています
幼稚園の椅子やテーブルなどは、子ども用サイズに作られています。
自分が思っているよりも椅子が低すぎて、うまく座れず後ろに倒れそうになるパパを何度見たことか。
また、天井や入口が低く作られている箇所もあり、頭をぶつける人もいます。幸い大けがに遭遇したことはありませんが、一人で
「イテテテテテー」とうなっています。「幼稚園は小さくできている」と常に意識していてください。ガリバー気分で行くといいかもしれません。
そして、幼稚園が一年で一番パパに気を使う行事が運動会です。綱引きやリレー、親子競技など必ずパパも参加できる種目があり、皆さん本当に張り切ってくれます。しかし… ケガも多いのです。
捻挫をした、というパパを過去に何人か知っています。他の園では骨折をした、なんて話を聞いたこともあります。
まだまだ若いと思っていても、予想以上に体力は衰え、体の可動域が狭くなっていることも。思わぬけがをしないように、ほどほどに頑張ってくださいね。
写真やビデオ、張り切り過ぎはNG
運動会でよく起こるのが、撮影に関するトラブルです。
ビデオや一眼レフカメラを抱えたパパが前方に陣取り、子どもの移動の邪魔になることも多くあります。幼稚園は小学校などに比べてグラウンドが狭い場合が多く、競技の合間の移動は子どもと先生が一緒に動きますが、身動きが取りづらくなります。子どものための行事であることを思い出し、ぜひ子どもたちを優先して行動してください。
パパのサポートは、とても助かります!
幼稚園の先生は女性が多く、運動会などでの力仕事に「パパの手伝い募集」があったら、ぜひ積極的に参加してくださいね。
運動会で一番大変なのは競技の準備です。特に障害物競走のような種目では、短時間に、たくさんの重たいアイテムを設置する場合があります。そんなときにはパパの力が本当にありがたいのです。また、開始前のテント設営や終了後の撤収の協力もとても助かります。
兄弟姉妹で通園していると5、6年にわたって協力してくれるパパもいます。
「○○くんのパパはあの作業が得意だから今年もお願いしよう!」とすっかり先生方に頼られる存在になり、とても感謝されています。
餅つきや芋堀り、お泊まり保育のキャンプファイヤーなど、園によってはさまざまな行事で協力をお願いする場面もあります。子どもの幼稚園での様子を間近で見ることができ、先生と話す機会も増えるので、ぜひ楽しむ気持ちで参加してみてください!
(ファンファン福岡公式ライター/nanako)