【夏の恐怖体験】危険な川遊びをしていた親子に思わず悲鳴が!?

 夏といえば、川遊びが気持ち良い季節ですよね。しかし、夏の川は台風の影響や増水などで危険と隣り合わせです。そんな危険を察知できず、水量の多い川で遊ぶ家族に遭遇。まさかの展開に、背筋が凍ってしまった恐怖の体験談です。

目次

危険な川遊びに「ウソでしょ?」

写真AC

 夏休みの晴れたある日。私たち家族は、川遊びとBBQができる施設に遊びに出かけました。車を2時間ほど走らせてやっと到着したものの、川を見てビックリ! 普段は子どもの川遊びにピッタリの川ですが、前日の雨の影響で川が増水しており、流れも速く川遊びをするには少し危険な状態だったのです。

 施設の方にも
 「BBQは自由ですが、今日の川遊びは自己責任で…」と言われたので、私たち家族は
 「今日はBBQだけ楽しもう!」ということに。子どもたちは残念そうでしたが、親としては安全が最優先。子どもたちに言い聞かせて、川辺の安全な砂利でBBQを楽しんでいました。
 すると、私たちの横に家族連れ(両親と5歳くらいの男の子)がやってきて、BBQの準備を始めました。気にも留めずにいると、その父親が
 「さぁ川で遊ぶか!」と言ったのです。

 横で聞いていた私と夫はビックリ! 水量の多い川は流れも速く、子どもが遊ぶには危険な状態です。川遊びを提案されたお子さんは大喜びで、母親は
 「今日は流れが速いから楽しめるよ!」と、浮き輪をふくらませる始末…。私と夫は小声で
 「ウソでしょ?」と、半信半疑でその様子を見ていました。

一番恐れていたことが起こった瞬間

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 しかし、私たちの予想を裏切るように隣の家族は浮き輪を持ち、砂利道を歩き川の上流へ向かって行ったのです。私と夫が下流から固唾をのんで見ていると、父親がお子さんを抱っこして母親とともに流れの速い川の中に入っていきました。

 なんと、浮き輪をつけたお子さんを父親が流し、数メートル下で母親がお子さんをキャッチするという危険な遊びを始めたのです! あまりに怖い遊びを釘付けになって見ていると、やはり最悪の事態が目の前で起こってしまいました…。父親が浮き輪を付けたお子さんを
 「さぁ行ってこい!」と流したのですが、入り組んだ岩で母親がキャッチに失敗し、お子さんが母親をすり抜けたのです!

自然を甘く見た親に主人が激怒

写真AC

 私が思わず悲鳴をあげ、父親と母親も
 「えっ? うそ!」と声をあげた瞬間、夫が真っ先に川の中へと走っていきました。夫はお子さんが流れてきそうな場所へ立ち、浮き輪をつけて流れてきたお子さんを無事に受け止めたのです!

 お子さんはあまりの恐怖で大泣きし、お子さんのサンダルだけが流されていきました。目の前の出来事に、しばらく震えが止まらない私…。両親が私たちの所へかけよってきたのですが、
 「すみません! キャッチに失敗しちゃって~」と、ヘラヘラ笑っているのです。命を甘く見た態度に、普段温厚な夫も
 「こんな川で遊ぶなんて危ないだろ!」と大激怒。

 夫婦はバツが悪そうな顔で
 「すみません…」と言い、気まずそうにテントを撤去してすぐさま退散していきました。サンダルを流されたお子さんが、裸足で大泣きしていた姿を今でも覚えています。下流に行くと浅瀬もあったので、もしかすると主人がいなくても無事だったのかもしれません。しかし、子どもたちには
 「自然を甘く見ると怖い目に遭うから、あなたたちも気をつけないといけないよ」と伝えました。

 夏の川遊びは危険と隣り合わせということを思い知らされた体験です。

(ファンファン福岡公式ライター/餅キナコ)

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