ちょっと背伸びして行きたくなる、そんな上質な飲食店が立ち並ぶ西中洲エリア(福岡市中央区)。その中で、すしの名店「西中洲 河童(かっぱ)」が、通常は1万5,000円前後のコースがメインの夜営業のみですが、現在はランチタイム営業とテークアウトをしていると聞いて行ってみました。
このところ、いろんな店がテークアウト用にと工夫を凝らしたお弁当を提供しています。日々、それらを堪能しつつ、「たまにはおすしが食べたいな、でもどこも閉まっているよね…」とSNSなどですし情報を検索してみました。 すると話題に上っていたのが、西中洲 河童の「穴子チラシ弁当」(税込み1,870円)。その見た目の豪華さとお得さで評判になっていました。
電話予約をしてから行くと、店内にはいくつものお弁当が準備されていて、店主の原田堅志さんは仕込みに大忙しといった様子。やはり名店の味を手軽に楽しみたい人たちが多いとみえます(私も含め)。
「穴子チラシ弁当は一番人気。アナゴのフワッとした食感を楽しんでくださいね」と笑顔で手渡されました。フワッと感を早く味わいたいので、大急ぎで自宅へ持ち帰りました。
フタを開けると思わず感嘆の声がもれそうに。この華やかさ、ボリューム感!
主役のアナゴがつやつやと光り、エビとの色のコントラストは目からもごちそうです。 アナゴのうま味と甘味が酢飯と良く合います。ふわふわのアナゴはトッピング以外にも別添えしてあり、アナゴ好きにはたまりません。
酢飯には、煮たしいたけとかんぴょうがまぶしてあります。しいたけを上にのせるだけのちらしずしより、さらにうま味をなじませる手法だそうです。
おかずとして付いている卵焼きも「さすがすし店!」とうなるおいしさ。なお、あまりにもボリューム満点で、夕方になっても全然お腹が減らなかったほどです。 原田さんの「この値段での提供は厳しいですが、今はやれることをやるだけです」という言葉が胸にしみます。
他にも、2番人気の「牛タン弁当」(1,760円)や「ポークステーキ弁当」(同)、「塩さば弁当」(1,540円)、「唐揚げ弁当」(同)が用意されています。すべてみそ汁付きです。 繊細な技術が生きる、すし職人が作るお弁当はいかがでしょうか。
西中洲 河童(にしなかす かっぱ)
住所:福岡市中央区西中洲2-25 ステージ1西中洲2階 電話:092-725-7223 自粛期間特別営業:11:45~14:00 日曜休(GWの祝日は営業) インスタグラム @fuk_kappa.official ※自粛要請によって営業時間が変更される場合あり。詳しくは店舗サイトなどで確認を