西鉄平尾駅から徒歩約3分、市崎1丁目交差点前に4月にオープンした「VIKING BAKERY F(バイキングベーカリー エフ)福岡・平尾店」(福岡市中央区)。自家製天然酵母で焼き上げた食パン専門ベーカリーとして東京都青山に本店を構え、いま大人気。福岡の多くのパン好きが待ち望んでいたお店です。
4月22日にプレオープンした「VIKING BAKERY F(バイキングベーカリー エフ)福岡・平尾店」。広い店内には食パンがずらりと並びます。
開放感にあふれるイートインスペースには30席ほどの椅子が用意されていますが、コロナウイルス自粛要請に伴い、残念ながら店内での飲食はまだできません。
先に3月に同市早良区西新にオープンした「VIKING BAKERY 0(ゼロ)」は系列店ですが、「0は販売のみの店、Fはパン作りもする旗艦店という差別化をしており、西新店のパンはこの店で焼いて運んでいます」と話すのは、ゼネラルマネジャーの小池裕達さん。
店頭に並ぶのは、メインである2斤サイズの「フレーバー食パン」6種類、さまざまな具材や風味が楽しめる「プティ食パン」7種類、それら食パンを使った季節の具材の「サンドイッチ」7種類前後です。
店の看板でもある「プレーン」(税別850円)は、カナダ産の一等小麦粉と熊本産の石臼挽き粉をブレンド。「当店の食パンの一番の魅力である“香り”はこの石臼挽きの小麦粉を使うことで生まれます。2斤サイズで販売している理由も、パンを大きく焼かないとこの香りが飛んでしまうから。ふわふわでとろりとした食感ながら、力強い小麦の風味を楽しんでください」と小池さんは胸を張ります。
写真のように食パンを布のように絞っても裂けることがない弾力感としっとり感。まずは焼かずに食べてとろける舌触りを味わうのがよいと思います。 フレーバー食パンはこの他に「ホワイト」「国産21雑穀」「ブラック」などがあります。
小さめサイズのプティ食パンは、そのままでもおすすめですが、家で焼くことで一層素材のおいしさが引き立ちます。 定番の「ガトーショコラ」(520円)は、ゴロゴロと混ぜてあるフランス産ヴァローナのクーベルチュールがほどよくとろけ、まるでデザートを食べているようでした。
店の一番人気という「マスカルポーネとあまおうのフルーツサンド」(750円)は、このガトーショコラに生クリームとマスカルポーネ、あまおうをたっぷりサンドした期間限定商品。6月いっぱいまで提供予定だそうです。
チーズの香りが食欲をそそる「チーズ&ブラックペッパー」(460円)は、2種類のフレッシュチーズと粗びきのブラックペッパーが相性抜群。 店で販売されている「たまごとチーズのサンド」(630円)には、このパンが使われているそうです。
プティ食パンは他に「ほうじ茶&ホワイトチョコレート」や「ハニーレモン」などユニークな素材の組み合わせが多く、季節によって内容が変わるそうなので気になる味があれば早めに確認を。
パンによく合うように作られたオリジナルの「発酵バター」(880円)や、パンマニアの間で話題のボルディエバター、イタリアのラ・クチネッタの高級ジャムなども店頭に並んでいるので、ぜひパンと一緒に試してみて。 小池さんイチオシの「南イタリア産イチジクとアーモンドのジャム」(1,800円)は、フルーツの甘酸っぱさとナッツの香ばしさが最高のバランスです。
「世界一のサンドイッチを作る、という思いで日々パンを焼いています。一日の始まりを、当店のパンでスタートしていただけたらいうれしいです。季節ごとにいろんなパンを提供していきます」と小池さん。
自粛要請が解除されて落ち着いたら、イートインやドリンクのテークアウトも始める予定というので、詳細はインスタグラムで確認してください。 個性豊かな店のオープンが続く平尾エリアが、さらにホットになりそうです。
VIKING BAKERY F 福岡・平尾店
住所:福岡市中央区平尾2-15-16 MIYOビル1階 電話:092-526-1505 自粛期間特別営業:10:00~17:00 ※売切れ次第閉店 ※イートインは休業中でテークアウトのみ 不定休 ※自粛要請によって営業時間が変更される場合あり。詳しくは店舗サイトなどで確認を インスタグラム @vikingbakery_f_fukuoka