熱中症対策にステンレス【水筒】入れてもいい飲み物とダメな飲み物

 暑い時期のお出かけ時に持って行きたいのが水筒。炎天下で、ステンレス水筒から冷たい飲み物を飲んだ時は、生き返るような気持ちになります。夏に活躍するステンレス水筒の注意ポイントとお手入れを、お掃除スペシャリストの佐倉がご紹介します。

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ステンレス水筒OKの飲み物・NGの飲み物

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 お出かけ時の水筒の定番は「お茶」。こどもたちも水筒を持っていきますが、中身は麦茶が定番ですね。基本的に、ステンレス水筒に入れてもいい飲み物は、お茶・水・コーヒーの3つです。
(※TIGER マイボトルのススメ|参照元:https://www.tiger.jp/feature/mybottle/content14.html)

 入れてはいけない飲み物は、腐敗しやすいものやガスが発生するもの。塩分や酸はステンレスを錆びさせるのでNGです。炭酸飲料・牛乳や乳飲料 果汁や酢・塩入りドリンク・スポーツドリンクなど。

お酒は、通常のステンレス水筒には、入れてはいけない飲み物です。炭酸飲料や腐敗する飲み物はガスが発生して膨張し、フタが飛ぶなどの危険性があるのでNGです。また、同じ理由で「ドライアイス」は決して入れてはいけません。

スポーツドリンク対応水筒と炭酸対応水筒もある!

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 水筒内部がステンレスのため、塩分を含むスポーツドリンクはNGでした。近年、水筒内部をフッ素加工することにより、スポーツドリンク対応の水筒が登場しています。2022年は炭酸飲料OKの水筒が登場しました。フタにガスを逃がす仕組みがあり、炭酸も安心して入れられます。
(※家電 Watch 雑貨|参照元:https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/1388310.html ※TERMOS 製品情報|参照元:https://www.thermos.jp/product/closeup/fjk.html)

 自分の水筒がスポーツドリンク対応かどうかは、ボトル裏のシールにある商品番号とメーカー名で、検索して調べるのが確実です。内部がフッ素加工なら、スポーツドリンクOKですが、飲み残しを入れっぱなしは腐敗を招きます。水筒はその日のうちに洗いましょう。

 炭酸対応水筒は今年発売のため、持っている水筒が対応しているかわからない方はないと思います。この水筒はビールもOKなので、レジャー先で水筒から冷たいビールという大人の使い方もできますね。

冷蔵庫で冷やした飲み物と氷で冷たさキープ

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 できるだけ冷たい飲み物にしたい場合は氷を入れます。水筒に氷を入れ、冷やした飲み物を注ぎ入れてしっかりふたを閉めれば、夕方まで氷が残るのがステンレスボトルのいいところです。氷が解けて、味が薄くなるのが嫌な場合は、入れる飲み物を製氷皿で凍らせて入れるという手もあります。

ステンレス水筒の洗い方

 ステンレス水筒を洗うときは、パッキンも外して中性洗剤とスポンジで洗いましょう。柄付きスポンジがあるとボトルの底までしっかり洗えます。洗う際には傷つけるスポンジやたわしは使わないこと。とくに、内側のフッ素加工を傷つけるとスポーツ飲料を入れたときに錆びる可能性が出てくるので要注意です。

■使用NG
・金属たわし
・研磨剤付きのスポンジ
・クレンザー

茶渋・コーヒー渋の取り方

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 ボトルについた茶渋や、中が曇った状態なら、酸素系漂白剤でつけおきしましょう。ふたやパッキンもボウルなどでつけおきすると、除菌もできて見た目もきれいになり気持ちよく使えますね。

(1)ボトルを立てて、中にお湯(40℃くらい)か水を入れ、粉末の酸素系漂白剤を入れて溶かす(水1Lに対して、酸素系漂白剤4g・小さじ1杯強)
(2)20~30分放置してきれいにすすぐ

【注意!】塩素系漂白剤はステンレスを錆びさせるので使用は厳禁

 ステンレス水筒の注意をご紹介しました。水筒も進化しているのですね。炭酸OKビールOKと聞いて、うれしくなったのは私だけではないはず。熱中症防止と、大人の楽しみのために安全に水筒を使いこなしましょう!

(ファンファン福岡公式ライター/佐倉玖弥)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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