「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」が福岡市博物館(福岡市早良区)で9月25日(日)まで開催されています。サンリオ創業60周年を記念した史上最大の展覧会と聞きつけ、ファンファン福岡編集部が行ってきました。800点超のデザインや商品が展示された会場は「カワイイ」の声であふれていました!
「カワイイ」の感性は国境を超えて共通!
最初に、世界的アーティスト増田セバスチャン氏がサンリオ展のために制作したシンボルタワー「Unforgettable Tower」が出迎えます。作品にたくさんのぬいぐるみが使われていて好きなキャラクターを探してみると楽しめると思います。
2020年に創業60年を迎えたサンリオ。世の中に実用品があふれた高度成長期の1960年代、遊び心のある商品が求められるようになると考え、かわいくて人を感動させるサービスを提供することに取り組みはじめました。
創業当時、サンリオのデザインの基準は「売れる、売れない」よりも「カワイイか、カワイくないか」。「カワイイ」の感性は国境を超えて共通だという思いがあったからだといいます。
創業以来、400以上のキャラクターが誕生。パティ&ジミーに続き、ハローキティ、リトルツインスターズ、マイメロディなどが続々と生み出されました。パソコンが導入される前の手作業の原画のほか、貴重なグッズなども展示されています。
大人の背丈ほどあるハローキティが「カワイイ」!
1975年の創刊から現在も発行されているファン向けの新聞「いちご新聞」はサンリオとファンをつなぐ役割を果たしています。第1号の表紙はサンリオではない意外なキャラクターだったという秘話や現在Webで開催されているキャラクター人気投票「サンリオキャラクター大賞」は「いちご新聞」から始まったなど、興味深い内容が紹介されていました。大人の背丈ほどあるハローキティがかわいく鎮座しているので注目してみてください。
世界的なキャラクターとなったハローキティの歴史も余すところなく紹介されています。「大人になってもカワイイものを身に付けていい」という考え方をもたらしたとされるハローキティブームの偉大さを再認識しました。日本での人気はもちろん、米国で“セレブ”と呼ばれる人たちから支持され大流行したハローキティ! 誕生35周年イベントでレディー・ガガが着用したドレスが再現されていました。
サンリオ・オリジナルキャラクターを持つ演歌歌手の新浜レオンさん
この日、福岡展公式サポーターの演歌歌手・新浜レオンさんが会場に登場。デビューの年にサンリオ・オリジナルキャラクター「れおすけ」が誕生した新浜さん。コラボでなくオリジナルキャラクターを作るケースは珍しいのだそう。母と姉の影響で幼いころからサンリオグッズに囲まれた環境だったといい、「小学校から高校まで野球をしていて、ポケットにはいつもシナモロールのタオルを入れていました」。
さらに「福岡といえば、高校時代バッテリーを組んでいたピッチャーの重田倫明が福岡ソフトバンクホークスに在籍しているんです。支配下登録されるようになれば登場曲にぼくの曲を使ってもらう約束をしています!」。今回の展覧会については「幅広い年代の人たちに来場していただき、懐かしいという感覚を楽しんでもらえたら!」と話していました。
懐かしのサンリオキャラクターたちと“再会”し、当時の思い出をよみがえらせてみては。
サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史
会期 9月25日(日)まで 9:30~17:30(最終入場は17:00まで)
場所 福岡市博物館(福岡市早良区百道浜3-1-1)
※月曜休館、月曜が祝日の場合は翌平日休館
※8月15日(月)は開館し、8月16日(火)は休館
料金 大人1,800円、中高生1,000円、小学生800円、3歳~未就学児300円(税込み)
問い合わせ キョードー西日本 TEL0570-09-2424 ※11:00〜17:00(日曜、祝日休み)
新浜レオン(にいはま・れおん)
福岡展公式サポーター。2019年5月1日「離さない 離さない」で海峡レコードからメジャーデビュー。令和最初のオリコン週間演歌・歌謡シングルランキングで1位を獲得。「第61回 日本レコード大賞 新人賞」「日本作曲家協会音楽祭・2021」奨励賞を受賞。最新曲「ジェラシー 〜運命にKissをしよう〜」は月間 USEN HIT 演歌/歌謡曲ランキング1位(2022年5月度集計)を獲得。