さくっとしっとり、ころんとかわいい「ルシアンクッキー」レシピ

 この「ルシアンクッキー」のレシピは母から教わったものです。カリッと香ばしいナッツと、しっとりした生地の食感が大好きで、わが家で人気のおやつです。今回はナッツの代わりにチョコレートを入れて私流にアレンジしたレシピをご紹介します。材料を混ぜて、15分ほど焼くだけ。簡単で、しかもおいしいクッキーです。オーブンがない人のために、フライパンで焼く方法も考えました。

出典:十六夜

チョコの代わりにナッツでもおいしい!

<材料> バターまたはマーガリン(※1)……200g 砂糖(※2)……70g               薄力粉……300g            板チョコ……2枚 バニラエッセンス(あれば)……少々  この分量で、一口サイズのルシアンクッキーが50~60個できます。 多過ぎる場合は、材料を全て半分にしてください。 ※1…バター200gでも、バター100g+マーガリン100gでも、マーガリン200gでもOKです。今回はマーガリン200gで作りました。 チョコよりナッツの方がいい場合は、アーモンドやクルミなどを好みの量入れてください。大きい場合は適当な大きさに砕くといいです。 ナッツやチョコを入れないでプレーンでもおいしいですよ。 ※2…砂糖は、グラニュー糖でも上白糖でも大丈夫です。今回は三温糖にしたので、体がほんのりカラメル色になります。

出典:十六夜

<道具> ボウル 泡立て器 木べら オーブン クッキングシート (フライパン) 泡立て器や木べらがなかったら、大きめのスプーンでも代用できます。 オーブン用の天板にクッキングシートを敷いておきましょう。

こねずにさっくり混ぜて小さく成型、焼き過ぎないのがポイント

<作り方> (1)ボウルにマーガリンと砂糖を入れて、泡立て器でよく混ぜます ・空気が入って白っぽくなればOKです。 ・あればバニラエッセンスを少々入れてください。

出典:十六夜

 今回は、使うときにマーガリンがやわらかめでした。このクッキーは、バターやマーガリンがやわらか過ぎると、まとまりが悪くなります。マーガリンなら、冷蔵庫から出してそのまま使っても大丈夫なくらいです。 (2)チョコレートを入れます ・板チョコはジップロックのような袋に入れて手でパリパリ割ると、包丁いらずで簡単です。大きさはバラバラでも大丈夫。もし大き過ぎたら、クッキーを丸めるときに小さくすればいいです。 ・今回は、ホワイトとビターを1枚ずつ使いました。チョコの種類は好みで何でもOK。 ・分量も、1枚でも大丈夫。 ・ナッツの場合もこの段階で入れてください。 (3)薄力粉を入れます ・木べらでさっくり混ぜます。こねないのがポイント。 ・お菓子作りでは粉類はふるって入れた方がいいのですが、このクッキーは粉がダマになるということはまずないので、ふるう工程は省いても大丈夫です。  今回はふるわないでやってみましたが、ちゃんとおいしくできました。 ・粉っぽさがなくなって、そぼろ状になってきたら混ぜ終わりです。  ※気温が低い時や、バターやマーガリンが冷たい場合は、もっと小さいそぼろ状になります。逆に、気温が高く、バターやマーガリンがやわらかいと、もっとまとまった感じになります。どちらでも大丈夫ですが、気温や材料の温度が低い方が扱いやすいです。

出典:十六夜

(4)一口サイズに丸めます ・大きさは、ペットボトルのキャップの直径を目安にするとちょうどいいです。 ・このクッキーは、短時間で焼き色を付けずに仕上げるのがポイント。大き過ぎると中に火が入る前に外側に焼き色が付いてしまうので、大きくし過ぎないのがコツです。 ・最初はそぼろ状にポロポロしていても、手の熱で温まるとちゃんとまとまります。 ・ベーキングパウダーは入れていませんが、焼くと少し膨らむので、隙間を空けて並べます。  いつもこんな感じです。わが家のオーブンは、端の火力が強めなので、真ん中あたりを使うようにしています。

出典:十六夜

<フライパンの場合> ・フライパンで焼く時は、中や上の方に火が通りにくいので、オーブンで焼くときの2分の1~3分の1大きに丸めましょう。 ・フライパンでも、こんな風に間をあけて並べます。 ・ティファールのようにくっつきにくい加工がしてあるフライパンなら、そのままのせてOK。加工のないフライパンの場合は、クッキングシートを敷いてください。

出典:十六夜

(5)いよいよ焼いていきます <オーブンで焼く場合> ・オーブンを160℃に予熱し、焼き時間を15分にセットしてスタート。 ・クッキーの大きさやオーブンのくせにもよるので、10分くらいたったら一度様子を見てください。焼き色が付きそうなら、アルミホイルをかぶせると色づきが抑えられます。 ・15分程度たったら食べてみて、生っぽさがなく、口の中でほろっとほどける感じになったら焼き上がりです。 ・焼き時間を延長する時は、1、2分ずつ慎重に様子を見てください。うっかりしているとすぐに焼けてしまうので注意を。 ・今回は13分程焼いて、あとは余熱でしばらく置きました。

出典:十六夜

<フライパンで焼く場合> ・ふたをして、弱火で15分ほど焼きます。 ・わが家では、中程度の火力のコンロで一番弱火にして焼いています。 ・これも10分くらいしたら一度様子を見ましょう。 ・フライパンの場合は底がきつね色になります。もし、底の方が焦げそうになったら、火を止めて余熱でしばらく置きましょう。 ・15分くらいたって、生っぽさがなくなっていたら焼き上がりです。 ・ルシアンクッキーはころんと丸い形が特徴ですが、丸くなくてもよければ、10分ほど焼いたところで上下をひっくり返して数分。そうすると全体に火が通りやすくなります。

出典:十六夜

 焼き上がりはこんな感じです。  数が減っているのは、ついつい味見をしてしまったからです。あしからず。

出典:十六夜

 フライパンだと、こんな感じで底に焼き色がつき、オーブンで焼いたものより香ばしく仕上がります。  もし、焼きがあまそうだったら、2、3個を皿にのせて、レンジにかけるといいです。  500wでも600wでも、1回につき10~20秒。粗熱が取れたら火の通りをチェックしてください。  あまりレンジにかけると、水分が抜けすぎて堅くなるので注意してください。

出典:十六夜

 焼きたては、チョコレートがとろっとしていて、それも美味。  冷めてからは、そのまま食べてもよし、粉砂糖でお化粧してもよし。  きれいにラッピングすれば、ちょっとしたプレゼントにもなりますよ。 (ファン福岡公式ライター/十六夜)

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