福岡市地下鉄西新駅4番出口から徒歩約5分、2月1日にオープンした焼き鳥店「串はいろ」(早良区城西)。壁にメニューやポスターが1枚も貼られていない、カフェのような明るくすっきりした雰囲気の店内が印象的。隣席との距離感を十分に取られたゆとりある空間です。
「店名は、妻が『お店に入ろ~っのイメージでいいじゃない?』とノリで決めました。店内の雰囲気作りも彼女の意見を取り入れています。自分はメニュー創作や調理にばかり興味がいっていて」と笑う店主の福澤亮輔さん。10年ほど福岡の人気焼き鳥店で腕を磨いた、焼き鳥一筋の料理人です。
「なぜ巻物は豚バラスライスなんだろう、自分ならこうしたい」「こうすれば食感も楽しめる串になるのに」など、長年自分なりに考えてきたアイデアを形にしたいと独立。 店をオープンするまでに鶏肉の生産者や業者へ足を運んだり、野菜コーディネーターの資格をとったり、よりよい下処理ができるよう改めて包丁研ぎを学んだりと「いかにおいしい焼き鳥を提供するか」に力を集約させたといいます。
店の一番の売りは、そんなアイデアを形にした「創作串」。季節によって今後入れ替わりも予定していますが、現在は12種類あります。
女性の一番人気は「アボカドトマトとレタス巻き」(税別250円)。豚バラとレタスを巻いて角切りのアボカドとトマトを散らした串で、ドレッシングをかけてサラダのようにいただきます。「一品物にサラダメニューはありません。野菜も串物で食べてほしくて。つまりサラダ串ですね」と福澤さん。
「炙(あぶ)りサーモンはカルパッチョ」(300円)は、分厚くカットした生食用のサーモンを軽くあぶり、さらしタマネギととびっこをトッピング。サーモンは、ほどよくレアで、しゃきしゃき食感のタマネギと相性ぴったりです。
「どんこ椎茸+三つ葉」(250円)は、生のしいたけではなく、干したどんこを一度水で戻して焼き上げるので、しいたけのうま味がふくよか。ジューシーな食感もたまりません。隠し味の辛子と三つ葉がいいアクセントになっています。
さらに「テークアウトにはちょっとむずかしいけれど…ぜひ食べてほしいので!」とテークアウトの仲間に加わったのが「新ごぼう+フォアグラ」(500円)。ガーリックバターソースで軽く焼いたフォアグラにゴボウのペーストをのせたぜいたくな1本。香りの良さが食欲をそそります。
おなじみの「豚バラ」(150円)、「鶏皮」(130円)、「ずり」(120円)などどれもお手頃価格で、一番高いメニュー「ハンガリー産 鴨のたたき」(1,200円)以外はすべて800円以下。その手軽さに、ついつい食べ過ぎても、鶏肉は良質のタンパク質、さらに創作串はサラダ感覚なので罪悪感なく楽しめますね。
テークアウトは1本からでもOKですが、できれば事前に電話予約をとのこと。
串はいろ
住所:福岡市早良区城西1-8-20 電話:092-834-8431 営業:17:30~24:00(L.O.23:00) 日曜休(祝日の場合営業、月曜休) ※営業時間やテークアウトメニューが変更される場合あり。最新情報はインスタグラムなどで確認を インスタグラム@kushi_hairo
施設名:串はいろ
住所:福岡県福岡市早良区城西1-8-20
営業時間:17:30~24:00(L.O.23:00)
定休日:日曜休(祝日の場合営業、月曜休) ※営業時間やテークアウトメニューが変更される場合あり。最新情報はインスタグラムなどで確認を