私にとってステイホーム期間中の1番のストレスは、外食ができないことでした。毎日献立を考えて作って片付けて…。その繰り返しに、少々うんざりしていたのです。でもある日、とてもステキなストレス解消法を見つけました。
夫と娘の「何でもいいよ」は信用できない! 献立作りに一苦労
家で過ごすのが好きな私にとって、ステイホーム自体は、そこまでストレスではありませんでした。買い物や遊びに出掛けられないのは少しつまらなかったものの、娘とボードゲームをしたり、お菓子を作ったり、普段はなかなかできないことをして充実した日々を過ごせていました。 ただ一つの悩みは、毎日の夕食。新型コロナウイルスが流行する前は、月に数回外食をしていたわが家ですが、ステイホーム期間中は、そうはいきません。 毎日の食事を準備する人間にとって、外食は座っているだけでおいしいものが食べられて、片付けまでしてもらえる、ありがたい時間です。献立を考えなくていいのも、外食のいいところです。 「夕食は何でもいいよ」と言うくせに、実際はあれこれと注文のある夫と娘。2人の好みを考えつつ、そこそこの栄養と味付けのバランスが取れた献立を毎日決めるのに、頭を抱えていました。 しかしある日、ネットで「おうち居酒屋」というステキなワードを見つけたのです。
自由に作って好きに食べる! “おうち居酒屋”はメリットだらけ
おうち居酒屋とは、居酒屋にありそうな簡単な一品料理や、おつまみ系のメニューを作って、居酒屋気分を味わうこと。 メニューを考えるのも調理をするのも、私の役目なのは普段の夕食と変わりません。それでも、おうち居酒屋は、とっても楽! 居酒屋という看板を掲げることで、栄養や味のバランスを考えるハードルがぐっと下がるからです。 一品料理というと聞こえはいいですが、私の居酒屋では、買ってきたちくわを切っただけでも一品。トマトやキュウリに塩を添えればそれも一品と、手抜き料理を堂々と並べます。 また、ポテトサラダとじゃがバター、鶏の唐揚げとチキン南蛮のように、食材がかぶっても「今日は居酒屋だから」のひと言で許されるのです。 料理を大皿に盛れば、盛り付けの手間も省けるし、取り皿を1人2、3枚ずつ用意すれば、テーブルはにぎやかに。いつもの夕食と違った雰囲気に夫も娘も楽しそうで、私もビールが進みます。 私にはメリットだらけの、おうち居酒屋。毎週のように開催し、ストレス解消にとても役立っているのですが、唯一残念なデメリットがあります。 それは、後片付けをしなければいけないこと。これさえなければ最高なのに! でも、皿を洗いながらも「来週は何の居酒屋メニューにしようかな?」と、ウキウキしながら考えるのでした。 (ファンファン福岡公式ライター/あいちー)