西鉄天神大牟田線平尾駅から徒歩約10分。個性あふれるタルトやハード系パン、人気のピスタチオクリームパンで知られる「ブーランジェリーパティスリー E-ji&co.(エイジ)」を訪れました。この夏のタルトは、何がおすすめなのでしょうか?
福岡市中央区大宮の静かな住宅街に建つ、ヨーロピアンな雰囲気のアパート。エントランスを進むと、ドアの前でフクロウのオブジェがお出迎え。アンティークな雰囲気のガラス扉から店内へ入ります。
個性的なインテリアは、店主・上村英二さんのアイデア。熊本県内でパン職人、パティシエとして経験を積んだ上村さんは、店名に“ブーランジェリー”と“パティスリー”を掲げ、2018年4月にこの店をオープンしました。
ショーケースの中には、通常約8種類のケーキとサンドイッチが並んでいます。今は6月頃から新しくお目見えしている、季節ならではのタルトに人気が集まっているそうです。
「アメリカンチェリーのタルト」(税込み550円)には、たっぷりのカスタードと生クリームにアメリカンチェリーとブルーベリーが、これでもかというほどデコレーションされています。ジューシーな果肉が、とてもぜいたくな味わい。6月下旬頃まで販売される予定です。6月末からは、モモを丸ごと使ったタルトがお目見えするというので、これも楽しみです。 「ピスタチオのムース」(550円)は、コクがあって味わい深い一品。まん丸のフォルムがかわいいですね。
「カプリス」(480円)は、アーモンドとホワイトチョコレートを組み合わせたクリームが三角帽子のように絞られています。甘酸っぱいフランボワーズムースがアクセント。
8月末まで販売されている「レモンタルト」(500円)は、アーモンドとチョコフレークのザクザク食感に、レモンカード(レモンを使ったスプレッド)の酸味が爽やかな一品です。
同店の看板商品といえるのが「ピスタチオのクリームパン」(400円)。市内外からファンが訪れるほどの人気です。 こっくり濃厚、かつ上品な甘味のピスタチオクリームがサクサクのクロワッサンにサンドされ、ベリー系のソースがアクセントに感じられて絶妙な味わい。冷やされているのも手伝って、まるでスイーツのようなおいしさです。 この日はアメリカンチェリーを挟んだバージョン(500円)もありました。
パンは約15種類。「ハード系の食事パンや、お酒に合うおつまみ系のパンが多いですね」と上村さん。 看板の「バゲット」(250円)は、カリッとした外側で、かめばかむほど小麦の甘味が広がります。「パン ド ロデブ」(1/4 250円~)は、外側が香ばしく焼かれ、中身はしっとり。ほのかに酵母の酸味を感じつつ、どんな食事にも合いそうです。 「パン オ フリュイ」(1/4 300円~)は洋酒が香るリッチな味わい。6種類のスパイスを利かせた洋酒に漬け込んだ6種類のドライフルーツ、4種類のナッツが「カンパーニュ」の生地からのぞきます。
チーズ好きならたまらない「ゴルゴンゾーラ」(380円)は、ゴルゴンゾーラとハチミツ、クルミがアクセント。「フロマージュ」(350円)はチーズが4種類使われています。「モンティクリスト」(320円)はチーズとベーコンのフレンチトースト。いずれもワインが進む味わいです。
「のんびりしているので、パンは午後1時か2時頃が比較的たくさん並びます」とのこと。それぞれのパンの焼き上がりの時間ははっきり決まっていないので、お目当てに出合えたらラッキー! 特に「ピスタチオのクリームパン」は売り切れ覚悟で訪れてみて。
ブーランジェリーパティスリー E-ji&co.
住所:福岡市中央区大宮1-6-17 電話:092-406-9279 営業:11:00~19:30 火・水曜休 ※インスタグラムに月ごとの営業日を掲載 インスタグラム@b_p_eiji