夏休みの恒例行事となった、宿題をめぐる母と子のバトル! 早く終わらせれば後が楽なのに、目の前の誘惑にいつも負けてしまうわが子。いつものように宿題を放り投げて、朝からパソコンで創作活動ばかりの娘に宿題をするように促すと、娘から衝撃の一言が!
夏休み恒例の母と子のバトル!
子どもの夏休みには、もれなく宿題がついてきます。そして、夏休みの朝恒例のやりとりが始まるのです。
「いつまで寝ているの! 宿題くらいしなさい!」
「わかってる!」小学5年生の娘は、授業で学び始めたパソコンでゲームをつくったり、動画を作ったりすることにはまっているため、ずっとパソコンに夢中。いつまで経っても宿題をやる気配はありません。
時間と共に私の怒りは膨れ上がり…。
「やるやるって、いつやるの!」と私がいえば、娘はムスッとしながら
「だから今からやるって!」 そのようなやりとりを数回してから、娘は宿題のひとつの1ページを終わらせるだけ。
ご飯にケチをつける娘
さらに、娘はパソコンに熱中しすぎて、作った朝ご飯さえ食べないことも。
「朝ご飯、できたよ!」
「わかった」のキャッチボールの後、部屋から出てくる気配が全くない娘。しびれを切らした私が娘の部屋に突撃して
「いつになったら朝ご飯食べるの! 朝ご飯が晩ご飯になるわ!」
「だから、キリがついたら食べるって!」と、朝ご飯バトル開始。
そのうえ、昼ご飯にオムライスを作れば
「玉ねぎ嫌ー!」と文句ばかり。母と娘のご飯バトル第2ラウンドが始まるのです。
「これしかない、食べて!」と私がいうと
「だって、食べたくないもん」と娘。
幼稚園に通う次女もいるため、次女からもご飯のリクエストもあります。
料理を作ることがあまり好きではない私にとって、連日、朝昼晩のご飯づくりは苦行。それなのに、一生懸命作ったものを嫌と言われ続けると結構なストレスです。
どちらかといえば、次女が「長女」で長女が「末っ子気質」。
次女は、私と長女のやりとりを見て
「ねえね、ママにごめんなさいした方がいいよ」と、いつも仲裁役をしてくれます。子どもの夏休み期間、私の一日のエネルギーの大半は長女とのやりとりで消耗中です。
夏休みの宿題を早めに終わらせない娘の言い訳
ある日、顔も洗わずパジャマのままで大半を過ごそうとするグーたら状態の長女に、半ばあきれながらいいました。
「着替えて顔を洗ったらスッキリするから、とにかく着替えて!」すると長女は
「えー、どこにも出かける予定ないもーん」と答える始末。
「とにかく、パソコンばかりはよくない! それと、最初に宿題さえ終わらせれば残りの夏休みはもっと楽しめるよ? 毎日、宿題やれと言われるのは嫌でしょ? なぜやらないの?」
すると長女が真面目な顔で…。
「今夢中になっていることは、将来に繋がるんだよ。 お母さん… 私、稼ぐかもよ」
「… 将来、稼ぐのか」と、つぶやく私の横でいつも長女に謝ることをすすめていた次女が、笑顔で拳を掲げながら
「そーだ、そーだ」と長女に応戦。長女の斜め上からの言い訳と味方してくれると思った次女の言動に、私は笑ってしまいました。
そんな2人の娘の予想を超えた言動に将来楽しみと思いながら、宿題をいっこうにやらない長女と、やっぱり今日も朝からバトル開始! 次女は相変わらず仲裁役。長女が今夢中になっているものが将来に繋がり花開くと期待を持ちつつ、宿題を早く終わらせて欲しいと強く願う母でした。
(ファンファン福岡公式ライター/なちりん)