外出自粛が終わったと思ったら、梅雨、その後の暑い毎日。何かと出掛けることが面倒な日が続きますが、おなかは減りますよね。おやつの買い置きもない、小麦粉もない。そんな時でも冷蔵庫に卵と牛乳、そして砂糖さえあれば! フランス伝統のスイーツ「ウフ・ア・ラ・ネージュ」を作ってみました。
そもそも、ウフ・ア・ラ・ネージュとは? フランス語でウフは「卵」、ネージュは「雪」を意味します。しっかりと泡立てた卵白をゆでて雪に見立て、卵黄と牛乳、砂糖で作ったソースの上に浮かべて食べるデザートです。 アクセントには砂糖を煮詰めて作るカラメルを添えます。アーモンドスライスがあれば、最後に散らすと完璧です!
<材料>2人分 ・卵……1個 ・砂糖……50g ・牛乳……150cc ・砂糖(カラメル用)……50g ・水(カラメル用)……大さじ1 ※カラメルは作りやすい分量で多めにしています。 残った分は素早くオーブンシートなどに流し、冷やして固めると、べっこうあめになります。
<作り方> (1)卵を卵黄と卵白に分けます。卵白は小さな容器に入れ、冷凍庫でシャーベット状になるまで冷やします。これが上手に作るポイントAです。 (2)牛乳を鍋に入れて温めます。 (3)ボウルに卵黄と砂糖半分を入れて白っぽくなるまで泡立て器でかき混ぜます。 (4)3に温めた牛乳を注ぎ入れて素早く混ぜ、鍋に戻して弱火でとろみがつくまで火を通します。加熱しすぎると卵黄が固まってしまい、ザラザラと舌触りが悪くなるので、写真(どの写真?)のようにゴムべらでなぞって一筋残る程度で火を止め、余熱が入らないようにボウルに移し替え、さらに氷水を入れたボウルにのせて素早く冷やします。これがポイントBです。
(5)1で冷やした卵白を別のボウルに入れて泡立てます(ハンドミキサーを活用すると楽にできます)。残りの砂糖を加えて、ボウルを逆さまにしても垂れてこないくらい、しっかりとしたメレンゲを作ります。 (6)フライパンに湯を沸かし、火を止めて一呼吸おいたら、スプーンなどを使って卵白を丸くまとめたものをそっと浮かべます。鍋底にポツポツと気泡が見える程度の火加減で、上からも湯をかけながら火を通します。ここでグラグラと沸騰させるとせっかく苦労して泡立てたメレンゲがぺしゃんこになってしまいますので気を付けて。ここがポイントCです。
(7)メレンゲに火が通ったら、キッチンペーパーなどに取り、水気を切っておきます。 (8)鍋に水大さじ1程度とカラメル用の砂糖を入れ、砂糖と水がなじんだら火にかけて、カラメルを作ります。時々鍋を揺すりながら、好みの焦げ色まで煮詰めます。 (9)器に4のソースを流し、7のメレンゲをそっと乗せて、8のカラメルを熱いうちに回しかけて出来上がり! 何もないなあという日のおやつや、急な来客のデザートに、ぜひ試してくださいね! <ファンファン公式ライター/heatsease>