小学1年生の時から少年野球をしている次男は、春から5年生になりチームのレギュラーとして活躍するはずでした。しかし新型コロナウイルスの影響で、3月から活動休止になってしまいました。そして練習が再開されると、私は喜びと同時に困った思いをしたのでした。
休校期間中にみんな大きくなっていて、びっくり!
学校再開とともに、次男が参加している少年野球の練習もやっと始まりました。ずっと1人で自主練習をしていた次男は大喜びです。 練習着を着るのも久しぶりでした。ズボンに足を通すと、野球少年の復活です。私は練習が終わる頃、そっと次男の野球姿を見に行きました。 グラウンドに着くと、数人のお母さんの姿がありました。考えることは一緒のようです。元気に走り回る子どもたちを見ていると、何だかこっちまでうれしくなりました。 真っ赤に日焼けした顔で、私の方にやってきた次男。すると「お母さん、足が痛い。靴が小さいみたい。このシャツもピチピチだよ」と言われて、びっくり。この前買ったばかりと思っていましたが、自粛前のこと。もう5カ月くらいたっていたのです! そこから、チームメートの成長自慢が始まりました。 「俺も小さい。ズボンも短いし、ベルトもキツイ」 「いや、それは太り過ぎだよ」 「俺の方が大きくなってるもんね!」 同じ学年の女の子は、何と身長が8cmも伸びたそうです。よく見ると、確かにみんなちょっと大きくなった気がします。
予定外の出費は痛いけれど、うれしい子どもの成長
子どもの成長は思ったよりも早かったようです。測ってみると、次男の足のサイズは1cm大きくなり、身長は4cm伸びていました。 練習用シューズ、試合用のスパイク、練習着、ユニホームは、全て買い替えなければいけません。家計には痛い出費となりましたが、新しい物を買ってもらえる次男は大喜び。 「ということは他のきょうだいも?」と思い、ドキドキしながら履かせてみると、やはり中2の長女と小3の次女のバスケットシューズはサイズアウト! 他にも、上靴や体育館シューズ、体操服もサイズが合わなくなっていました。 ママ友のLINEグループでは、サイズアウトの報告が飛び交っていました。「○cm伸びてた」「○kg太った」などの声が続出。どこの家も同じような状況でした。 ほとんど使うことなくサイズアウトしてしまったシューズやユニホームは下の学年の子に譲りました。次男も先輩からユニホームを譲り受けることができたので、少し安心しました。 思わぬ出費が痛かったものの、子どもたちの成長や練習を我慢していた期間の長さを思うと、感慨深い出来事でした。 (ファンファン福岡公式ライター/おきょうさん)