いよいよ7月21日(火)、福岡市中央区のPayPayドーム横にオープンするエンターテインメントビル「BOSS E・ZO FUKUOKA(ボス イーゾ フクオカ)」。内覧会で一足先に見てきました! その様子をリポートします。 ※価格は全て税込み。
「BOSS E・ZO FUKUOKA」は、福岡ソフトバンクホークス(同区)が運営する新施設。さまざまなコンテンツが楽しめるというので話題です。地上7階建て、延べ床面積約2万㎡という広大な施設で、屋上フロアには絶景アトラクションが設置されています。野球のチケット売り場があるPayPayドーム外周3階から、そのまま施設入口に進むことができます。
グルメがおいしいーぞ! 3階「MLB cafe FUKUOKA」と「The FOODHALL」
入り口からすぐにあるのが「MLB café FUKUOKA(エムエルビーカフェフクオカ)」。九州初出店で、MLB(米・大リーグ機構)公認のアメリカンダイニングレストランです。
気軽にバーとして利用するもよし、試合の前後にしっかり食事をするもよし、メジャーリーガーのグッズを買いに行くもよしです。 食事、ドリンクともにメニューが豊富なので、「野球はあまり詳しくない」という人も満足いく時間を過ごせますよ。
同店に関しては、改めて詳細なレポートをアップしますのでお楽しみに!
同じ3階奥には「The FOODHALL(ザ フードホール)」が。日本初出店や有名店の新業態など、ここでしか食べられない貴重なグルメが充実しています。
ドームコンコース内でも人気の「肉山」が「肉山食堂」として出店。ランチ、ディナーともに手頃な価格で上質な肉を定食スタイルで味わえます。「肉山さがりステーキ定食」(1,600円)は、やわらかくジューシーな赤身肉がたっぷり。大満足のボリュームです。
「九州 はかた 大吉寿司」は、福岡県でも人気の「いか活造り発祥 河太郎」、「元祖博多前寿司 河庄」がプロデュースする回転ずしの新店舗。新鮮な魚介を使用した名店の味を気軽に楽しめます。
ほかにも、えびのうま味にこだわったラーメン「えびそば」の専門店「えびそば一幻」も気になるところ。ウルフギャングステーキハウスが手掛ける米・ハワイで話題のイタリアンダイニング「TRATTORIA IL LUPINO(トラットリア イル ルピノ)」は日本初出店で注目の的。新しくておいしいものがいっぱいのフロアです。
飲食店は全て3階に集まっていてドームやマークイズ福岡 ももちからも訪れやすいので、新たなグルメスポットになる予感大ですね。
野球はおもしろいーぞ! 4階「王貞治ベースボールミュージアム」
4階は「王貞治ベースボールミュージアム Supported by リポビダンD」。以前のミュージアムが、よりスペシャルな内容で戻ってきました。
現在は福岡ソフトバンクホークスの会長を務める王貞治さんの野球人生を、パネルや映像、実際に使用されていた道具や記念品などで追っていきます。現在の野球選手にも多大な影響を与えている王さん。現役プロ野球選手に見る王さんの系譜など、野球ファンは思わず興奮すること間違いなしです。
ミュージアム内には展示だけでなく実際に野球の面白さを体験できる「89パーク(やきゅうぱーく)」もあります。打つ、投げる、捕るといった野球の基本動作に楽しくチャレンジできますよ。
実際のプロの球のスピードを見られるコーナーでは打席に立って千賀滉大投手の160kmを体験。目では追えないようなスピードで迫ってくる球に思わず「怖い!」と声が出てしまいました。捕手目線で見るとさらに怖く、これをいつもこぼさず捕球している甲斐拓也選手はやっぱり別格なんだなと改めて実感。プロ野球選手のすごさをしっかり理解できました。
足の速さがプロの中でもトップクラスの周東佑京選手をはじめ、ホークスの選手や動物(!?)とスピードを競うゲームも人気が出そうです。松田宣浩選手と競争したところ、当たり前ですが思いきり負けました。しかも挑戦者が負けると松田選手が恒例の「アレ」をしてきて悔しい気持ちに。ぜひ自分の目で確かめてみて。
新しいーぞ! 5階「teamLab Forest」は大人も子どもも遊べるミュージアム
5階の「teamLab Forest(チームラボフォレスト)」は、アート集団のチームラボがプロデュースした新しいタイプのミュージアムです。高校生以上は2,200円、中学生以下は800円、3歳以下は無料で遊べ、対称年齢も特に設定されていません。
ミュージアムは、「捕まえて集める森」と「運動の森」で構成され、体全体で楽しむコンテンツです。「捕まえて集める森」は事前にスマートフォンへアプリをダウンロードし、壁や床に投影される数々の動物を捕まえて、自分の図鑑に登録。集めるごとに情報が蓄積され図鑑の内容がより深く充実していきます。
光でできた川や森に潜む動物を探し出すのも捕まえるのも楽しく、つい夢中になって遊んでしまいます。あっという間に時間がたってしまい、現在約60種類存在するという動物をコンプリートするには何回か通う必要がありそうです。
「運動の森」は、複雑で立体的な空間が6ゾーンにわたって展開されています。入ってすぐの部屋はカラフルな蝶が飛び交う「群蝶、儚(はかな)い命」。足元や壁の触れた部分から蝶が生まれ、空間の中を舞います。
「高速回転跳ね球のあおむしハウス」は弾む球体に、まるで回転しているように見えるエフェクトをかけ、入場者の視覚を惑わせます。同じ色の球体を踏むと球体がより輝き、色がはじけて空間全体が同じ色になる仕掛けが。運動靴など底が平らで動きやすい靴でないと参加できないので、気を付けて。動きやすい服装で訪れてください。
音響や目の錯覚、光を駆使して、幻想的な光景が生み出され、まるで宇宙をふわふわと浮遊している気持ちになる「運動の森」。飛んで跳ねて、思いっきり遊んでください。
1人でも友達や家族とでも楽しいーぞ! 6、7階は近未来型の“ゲーセン”
6、7階の「V-World AREA(ブイワールドエリア)」は、内装は和の雰囲気を演出。16種類のバーチャルコンテンツが用意された、いわば“近未来型ゲームセンター”です。 チケット制で体験できて、大人(23歳以上)が2時間2,800円。30分1,000円で、少しだけ試したい人にもがっつり楽しみたい人にも対応しています。
九州初進出のコンテンツは10種類。VRを使用した“音ゲー”「ビートセイバー」は、登場を心待ちにしていたファンも多いとか。近未来と和のテイストが融合したアミューズメント空間は、普段ゲームをしないという人でも思わず試したくなるコンテンツばかりです。
屋上エリアの「絶景3兄弟」は怖いーぞ!? 絶景と絶叫!
屋上に待ち受けていたのは「絶景3兄弟」。「すべZO」、「つりZO」、「のぼZO」と名付けられたアトラクションで興奮を味わって。
「つりZO」は1人用ぶらさがり式レールコースターで、1回1,500円(対象年齢13~64歳)。ビルの最高地点からスタートし、ドームの屋根を見下ろしながらビルの壁面ギリギリを通過します。全長約300mのレールを約1分で滑走し、足の浮く感覚に絶叫する人が後を絶ちません。
「すべZO」はビルに付随したチューブ型スライダーで、地上約40mから一気に地上まで滑り降ります。長さは約100m。50m地点まではチューブの上半分が透明なため、空を飛んでいる感覚に。後半の50mは、電飾の明かりと音楽がテンションを高めます。所要時間は約1分で、10~64歳を対象に1回1,000円で体験できます。
「のぼZO」はクライミング(900円)とボルダリング(500円)。壁を上るための専用靴や道具が必要ないため、気軽にチャレンジできるのが特徴です。クライミングの最高到達点は地上約50mに達するそうです。
ほかにも「いーぞ」がいっぱい!
ほかに九州出身の芸人が中心になって公演する「よしもと福岡 大和証券」(7月31日オープン)やHKT48の専用劇場「HKT48劇場」(仮称、オープン日未定)など劇場も併設。イベントホールではアートやサブカルなどさまざまなイベントを予定しているといい、11月(予定)からは人気アイドルグループ・嵐のイベント『ARASHI EXHIBITION“JOURNEY”嵐を旅する展覧会』の開催が決定しています。 エンターテインメントにあふれたビル、オープンが待ち遠しいですね。ビル内の各施設ごとで利用料金が異なるので、詳細はホームページで確認を。