【アジア代表日本2022】ワークショップ作品の野焼き・展示について

大きな盛り上がりを見せたワークショップ「WORLD PEOPLE CUPをつくろう」が、9月4日に終了しました。
連日多くの方々にご参加頂き、魅力あふれる多くの作品が誕生しました。

今回はワークショップで生まれた作品の、これからの流れについて紹介したいと思います。

目次

野焼き(10月16日 9時〜/14時〜)

参加者の皆さんが制作したカップは十分に自然乾燥させた後、まず電気窯にて「素焼き」を行います。陶土で作品を制作している場合には、この工程は不要ですが、今回は磁器土を使用しているため、その特性上「素焼き」を行わずに野焼きをすると、割れるリスクはかなり高くなります。

また、制作されたカップの厚みや形状が様々なため、急な温度上昇で割れてしまわないように、ゆっくりと温度を上げています。

こうして素焼きしたカップは、太宰府市民の森キャンプ場にて、10月16日の9時〜と14時〜の2回「野焼き」を行います。野焼きは原始的な焼成方法であるため、世界各地で様々な方法が受け継がれ発展しています。特に燃料はその土地ならではのものが活用されていますが、日本は森林大国であるため、薪が燃料として用いられてきました。今回は、磁器土を焼成するために十分な温度にまで上昇させるため、薪に加えて炭も併用して行います。

このような「野焼き」に加えて、作品を「炭化」させたり、「黒陶」にしたりすることで、皆さんが制作したカップは、この世に同じものが一つとない様々な風合いに仕上がります。

「野焼き」は見学が可能ですので、作品が炎や煙に包まれて姿が変わっていく様子をお楽しみください。

完成した作品の展示(九州国立博物館、東京藝術大学国際交流会館)

【アジア代表日本2018】の作品「戦ノ化身三十六奉納旗」も九州国立博物館に展示

焼き上がった皆さんのカップは、九州国立博物館と東京藝術大学国際交流会館外壁にて展示があります。
皆さんの制作したカップが博物館や、東京藝術大学に展示されるとても貴重な機会ですので、展示された作品をぜひお楽しみにお待ち下さい。

アジア代表日本2022 ワークショップ「WORLD PEOPLE CUPをつくろう」

【野焼き】
開催場所:太宰府市民の森(キャンプ場)
住  所:太宰府市観世音寺709
2022年10月16日(日)9:00〜、14:00〜の二部
※野焼きの見学可能、雨天決行
 野焼きの後、下記の場所にて展示します。

【展示】
〇九州国立博物館(エントランスホール) 
2022年11月29日(火)〜12月11日(日)展示予定 

〇東京藝術大学国際交流会館外壁
変化するパブリックアートとして2年間展示予定

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〒818-0195 福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号 太宰府天満宮内 
TEL092-922-8225/FAX092-921-1010 
(担当:熊谷・新西・葦津) 
※この記事内容は公開日時点での情報です。

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著者情報

「アジア代表日本」は九州・太宰府の地が日本におけるアジアの玄関口であったという地理的、歴史的なことを背景として2006年に生まれました。「アート×スポーツ=コミュニケーション」をテーマにアーティストの日比野克彦さんを総合企画演出にお迎えし、FIFAワールドカップが開催される年、つまり4年に一度、アートの力でサッカー日本代表を応援する活動を行っています。

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