福岡市民なら1回は乗ったことがあるといわれる福岡市地下鉄。駅の改札窓口には、必ずと言っていいほどマスコットキャラクター「ちかまる」のぬいぐるみが座っていて、こちらを見ています。大きな瞳とふさふさしたしっぽが印象的な、ちかまる。一体どんなキャラクターなのか知っていますか?
福岡市民が通勤・通学、ショッピングなどに利用している福岡市地下鉄。福岡空港から天神・博多までの交通の利便が良いのも地下鉄のおかげですよね。 「地下鉄に乗ると目的地がちかまる」ということから名付けられたという「ちかまる」は、地下鉄のマナーアップのポスターやICカード「はやかけん」、ラッピング車両にも度々登場するので福岡市民にはすっかりおなじみのキャラクターです。でも、その素顔は知っているようで案外知らないのではないでしょうか。
福岡市地下鉄Webサイト内「ちかまるの部屋」に載っているプロフィルは以下の通りです。 名前:ちかまる(おとこのこ) 名前の由来:地下鉄に乗ると目的地がちかまる 誕生日:7月26日 特徴:とってもかわいいこと! 年をとらないこと! モデル:オグロプレーリードッグ(リス科) 体長:30cm 体重:1kg 好物:じゃがいも
ちかまるは、オグロプレーリードッグがモデルだそうです。 なぜ福岡でプレーリードッグ?? 疑問に思ったので、福岡市交通局総務部経営企画課に話を聞きました。 Q. ちかまるはいつ誕生したのでしょうか? 「地下鉄マスコットちかまる」は1996(平成8)年の地下鉄開業15周年に合わせて誕生したキャラクターです。 Q. なぜプレーリードッグがモチーフに? 主に地下で生活しており、愛らしく親しみやすいことからプレーリードッグをベースとしたデザインになりました。 Q. 以前、黒田官兵衛の衣装を着たちかまるを見たことがあります。ちかまるって何種類くらいいるの? 福岡藩祖・黒田官兵衛に扮した官兵衛ちかまるですね! 大河ドラマ「軍司官兵衛」放送時に活躍してくれました。このように普段の服装のほかに、地下鉄の制服を着用した「制服ちかまる」、ヘルメットを着用した「工事ちかまる」、福岡マラソンのビブスを着用した「マラソンちかまる」などがいます。 地下で生活しているから、プレリードッグだったのか! と目からウロコでした。
福岡市地下鉄は、空港線、箱崎線、七隈線の3路線があります。さらに天神南駅と博多駅をつなぐ、七隈線延伸事業が進んでいます。2022年にこれが開業すると、ますます目的地へ向かうのが“ちかまる”ことになります。待ち遠しいですね!