このコラムでは、自宅でできるセルフケアについてよく書きますが、5年後、10年後の肌を若々しく保つには、美容医療を上手に取り入れるのが近道。今回は、失敗しない美容クリニック選びのポイントを挙げてみます。
料金の安さで選ばないこと
安過ぎる価格の裏には「安全性の低い薬剤を使っている」「薄利多売で流れ作業、肌の状態を診ずにマニュアル通りの施術しかしない」「広告に載っていない高い施術を勧められる」といったケースがあるので要注意。
医師が皮膚科もしくは形成外科の専門医であること
十分な研修と、相当数の担当患者の治療経験・手術実績を積んだ上で、筆記試験にパスしないと与えられないのが「専門医」の資格。適切に治療するためには、的確な診断が不可欠です。 シミや赤ら顔の原因が、実は皮膚ガンや膠原病という場合もあります。レーザー治療などの副反応にも適切に対処するためには、皮膚に関する知識と皮膚疾患の豊富な治療経験が必要です。
医師がカウンセリングに時間をかけているか
医師の診察時間が短い場合や、疑問や不安に医師・スタッフが親身に答えてくれない場合は避けた方が無難。
医師・スタッフの肌や表情に不自然さはないか
スタッフの肌には、医師の好みや技術レベル、美的感覚、クリニックとしての方針が反映されます。やり過ぎていない自然な美しさかどうか、クリニックのブログやSNSなどの写真を参考にするのもいいでしょう。 Enjoy! Aesthetic medicine!
武田りわ
福岡市城南区梅林にある「タケダビューティークリニック」院長。 お酒と旅と家族をこよなく愛する皮膚科医・美容皮膚科医。 美容医療と漢方、オーソモレキュラー医学(栄養療法)を取り入れた統合治療に注力。