日本文化国際交流イベント「日本画で日本を知る」が、福岡市内で開催されます。展覧会は10月10日(土)と11日(日)、警固神社神徳殿貴徳の間(福岡市中央区)で、ワークショップは10月24日(土)に福岡市美術館アートスタジオ(同)で実施されます。
「展覧会」では日本画家・川村愛さんの30作品を展示
この秋、日本画に親しんでみませんか? 日本文化国際交流イベント「The Encounter with Japanese-style Painting 日本画で日本を知る」が10月に福岡市内で開催されます。 同イベントは、日本人でも触れることが少ない日本画を日本人だけでなく外国から来日した人にも楽しんでもらおうと、福岡市在住の日本画家・川村愛さんが企画。「展覧会」と「ワークショップ」の2部で構成されています。
「展覧会」は、10月10日(土)、11日(日)、警固神社に併設されている和室で開催。川村愛さんが2016年から昨年までに制作した旧作と新作、福岡未公開の作品など合計約30点が展示されます。 会場には通訳が常駐しています。質問があれば英語で説明を聞くことができ、外国人にも分かりやすい配慮がされています。
「ワークショップ」は、10月24日(土)、福岡市美術館アートスタジオで開かれます。「日本画の成り立ちを知るワークショップ」と題し、日本画について学びます。会場には通訳が常駐していて、英語で説明を受けられます。 当日は色紙に紅葉を描きます。用意された下絵で日本画の構図を学び、その後、岩絵具を実際に皿に取り、膠(にかわ)と混ぜて溶きます。筆の扱い方、塗り方も分かりやすくレクチャーされます。
ワークショップでは福岡市美術館総館長、中山喜一朗さんを講師に迎え、福岡市美術館の収蔵品を中心に日本画の歴史や特徴についての解説も予定されています。 「ワークショップに参加して描き方を知ると、旅先で古美術に触れた時の見方が変わりますよ」と川村さん。
川村さんは、福岡市が主催する文化芸術祭プログラムで、外国人アーティストに日本画を紹介するワークショップで講師を務めるなど、国内外で国際交流を続けてきました。「国外との行き来がままならない今こそ、自分の足元を見つめ直し、日本の文化や歴史について深く知る時では」と考えたといいます。 大陸から伝わった材料や技法を受け継ぎ、愛されてきた日本画。日本人の感性に触れたい人、国際交流に興味がある人は参加してみては。
日本画で日本を知る
<展覧会> 日時:10月10日(土)、11日(日)12:00~19:00 会場:警固神社神徳殿貴徳の間(福岡市中央区天神2-2-20) 料金:入場無料 対象:日本人および外国人 <ワークショップ> 日時:10月24日(土)13:30~16:30(3時間程度) 会場:福岡市美術館アートスタジオ(福岡市中央区大濠公園1-6) 内容:日本画ワークショップ 対象:日本人、外国人 ※子どもは小学生以上、保護者同伴で参加を。 参加費:1,000円(材料費)※子ども料金も同様 ※常設展観覧料(200円)別途必要 定員:24人 申し込み:リンク先特設ページのエントリーフォームから申し込みを。 締め切り:10月23日(金)必着 ※定員になり次第終了 ※入り口で検温を実施。※来場時にはマスク着用を。 主催:日本画いろは 問い合わせ・Eメール:nihongairoha@hotmail.com(川村) ※詳細はホームページ内特設ページで確認を。