猫の爪切りは必須だけど、嫌がる子もいる… うまく切るには?

 皆さん、こんにちは。10匹の猫と毎日楽しく暮らしている、猫が大好きなひとみっくすと申します。今回は、猫飼いの人に共通の悩みであろう、猫の爪切りについてお話ししたいと思います。

目次

最低でもひと月に1回の爪切り、嫌がる猫も多い

出典:ひとみっくす

 猫の爪は、人間の爪と違って非常に鋭利です。そのまま放置していると、猫同士がじゃれたときにお互いがけがをしたり、抱っこしたときにキュッと握りしめられて、飼い主の腕や背中にブスリと刺さって血が出たりと大変です。  また、家猫は運動をしないので、伸び過ぎた爪が自分の肉球に食い込んで血が出る、いわゆる「巻爪」になることもあります。  そのため、猫の爪は定期的に切る必要があります。目安ですが、最低でもひと月に1回は切った方がよいと思います。

出典:ひとみっくす

 とはいえ、これがなかなか大変です。全員が「さあどうぞ、爪を切ってね♪」と足を差し出してくれると楽なのですが、世の中そんなに甘くありません。  わが家の猫も、大きく3タイプに分かれます。  まず、のほほんとしていて、何の抵抗もなしに爪を切らせてくれる子が2匹。全体数からすると、ごくわずかです。  続いて、ちょっと抵抗するけど、切り始めると諦めて切らせてくれる子が4匹。最初は大変ですが、いったん始めるとスムーズにいくので、この子たちも親孝行の部類です。  切っている間に「ヤン、ヤン」と鳴く子もいて、ちょっとSっ気を刺激されることもあります。爪を切られているときの首を振ったり、手を引っ込めたりといった「ちょっと嫌がる」ようなリアクションがかわいい子もいるんですよ。  そして一番厄介なのが、切っている間中、抵抗をやめない子。これが4匹。とにかくずっと体をくねらせたり、かみついたり、手を引っ込めたり、うなったりと、ありとあらゆる抵抗を試みてきます。  前後左右の足で合計20本、この子たちの爪を切り終わると、どっと疲れが出ます。

うまく爪を切るコツとは? おすすめ爪切りは?

出典:ひとみっくす

 ではどうすれば、なるべくスムーズに爪を切ることができるのでしょうか? わが家で長年実践している方法を紹介します。  多頭飼いの場合、大切なのは切る順番です。爪切りが始まるのを察知すると、どこか絶対に引っ張り出せない場所に隠れる子がいるので、まずはそうした子を最初に切ります。  そしてわが家では、2人がかりで切ります。旦那が猫を抱っこしてあやし、その体勢を維持しつつ、まず前足から。私が肉球を軽く押して爪をニュッと出し、爪切りでプツンと切ります。  猫の爪切りは、専用の器具がありますが、わが家では人間用の爪切りを使っています。猫用は、刃の部分が見えづらく、慣れないとかなり怖いのです。その点、人間用は、刃が爪のどこに当たっているか見えるので、細かい調整がしやすいのです。  ただし、人間用を使うときには、いくつか注意があります。  1つは、猫の爪を「横」から切るようにすることです。  猫の爪は縦に平べったいので、縦方向に切ろうとすると、切るというより潰す形になり、非常に危険です。必ず、薄い横方向に刃を当てて切るようにします。  もう1つ、大事な注意点があります。  猫の爪の、根本には血管と神経が通っているので、ここを切ってしまうと、血は吹き出るわ、痛がって大騒ぎになるわで、もう大変です。  爪の先の白い、または透明の尖った部分だけをちょっとだけ切るようにします。人間でいう「深爪」は厳禁です。

 今回は猫の爪切りについてお話ししました。猫を飼っていない人には、新鮮な内容だったのではないでしょうか?  猫を飼っている人にも、「爪を切るのは苦手なんだよね」という人もいるでしょう。そうした場合は、ぜひ、今回の内容を参考にしてみてください。特に、2人でやると、格段に楽になりますよ。 (ファンファン福岡一般ライター/ひとみっくす)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次