イベント好きなわが家にとって楽しいハロウィンの季節がやってきました。毎年、友人と集まり仮装をしてハロウィンパーティーをしています。しかしパーティーを楽しんだ後、公園に行こうと家を出ると、街が大人も驚く事態になっていたのです。
楽しいハロウィンパーティー
その年はマイホームを建てて、初めてのハロウィン。
毎年、わが家に友人が集まってハロウィンパーティーをするのが恒例です。大人3人、子ども5人が集まって仮装をするのでなかなかの盛り上がり。子ども達はゲームのキャラクターやヒーローなど好きなキャラクターに仮装します。みんなでお菓子を持ち寄り
「トリックオアトリート!」とお菓子交換をしたり、お昼ご飯を食べたりとワイワイ楽しい時間を過ごします。
室内でのハロウィンパーティーを楽しみ、お天気が良かったので元気が有り余っている子ども達を連れて近所の公園に行くことになりました。
家を出ると、そこにいたのは!?
玄関の扉を開けると、家の前の道路に、黒いマントに大きなキバのある吸血鬼が! 子ども達は慌てて家の中に引き返します。5歳の娘はギャン泣きです。他にも泣き出す子や
「なになに~」と興味津々に玄関を開ける子など様々です。
突然、現れた本格的な吸血鬼。予想外の登場に大人も「何事だ!?」と驚きを隠せず、ひとまず家の中に戻り泣きじゃくる子ども達をあやします。
吸血鬼退治へいざ出陣!
大人は家の周りで何が起きているのか気になり、少し落ち着いた子ども達と偵察をすることに。私が娘に
「行ってみようよ」と尋ねると
「やーだー!」と全力拒否。そこに、保育士をしている友人が
「吸血鬼退治だ! 行ってみようか!」と言うと、娘も
「やっつけるの? それなら行く。ママ絶対に手つないでてね」と納得してくれ、いざ出陣です。
RPGゲームのように一列になって街の中を歩いていると、いたるところにオバケや吸血鬼、映画のヒーローもいます。途中、仮装している子どもの集団にも会いました。娘たちは、新たな吸血鬼やオバケを見つけるたびに逃げ回ったり、指で鉄砲のように「バーン」と攻撃する子など大変な吸血鬼退治です。
怖いオバケの正体は?
結局、歩き回るだけでは分からず、私は近くにいた吸血鬼に話しかけます。
「吸血鬼さん、すみません。何が起きてるのでしょうか」尋ねると、会釈をして話始める吸血鬼。
「今日はハロウィンパレードなんです! 毎年この地域でやっているんですよ」と丁寧に教えてくれました。
引っ越してきて初めてのハロウィン。私が知らなかっただけで、この地域では毎年ハロウィンパレードが開催されていたのです。仮装して歩いていた子ども達はパレードに参加して、お菓子を配る家庭をまわっていたのでした。そして、家の前の道路にいた吸血鬼は子ども達の安全のために、交通整理をしていた近所のパパさんだったのです!
翌年からは楽しいイベントに
いつもの街とは雰囲気が違い、大人はウキウキしましたが、子ども達は世界の終わりのように泣き叫んでいました。吸血鬼退治で少しずつ慣れていきましたが、近づくと再びギャン泣きです。
翌年からは、わが家もハロウィンパレードに参加しています。夫がゾンビの仮装をすると、トラウマからか娘は
「ギャー! パパ怖い! 嫌い」と大騒動。結局、夫は娘に好かれるため戦隊ヒーローに変身して交通整備をしていました。イベント好きなわが家にとって、こんなに楽しい地域イベントがあるとは… 今の場所に家を建てて本当によかったと再確認する出来事でした。
(ファンファン福岡公式ライター / ユズキ)