「東九州神楽人の祭展」が12月19日(土)、大濠公園能楽堂(福岡市中央区)で初めて開催されます。福岡県、大分県、宮崎県の3県の神楽が集い、世界の平和を願い奉納されます。
「神楽人」について
神楽人とは、神楽を継承し神楽奉納に関わる人、神楽に集い楽しむ人々のこと。現在も国内に5千を超える神楽団体が継承され、福岡、大分、宮崎各県の多くの神楽が伝え継がれています。暮らしに根差した神楽文化は、各地それぞれの特色に彩られ現代まで伝わっています。
3県の神楽が集う「東九州神楽人の祭展」
本公演では、3県の神楽が一堂に集います。今回出演する各神楽の特徴について紹介します。 ・京築神楽(福岡県) 福岡県北東部の京築地域で、小集落ごとに四季折々の催事として古くから継承されてきた神楽です。現在、28の団体が国重要無形民俗文化財として指定された「豊前神楽」として活動しています。 ・庄内神楽(大分県) 庄内神楽は、「阿蘇野地区系」と「庄内地区系」の二流派がありますが、今回出演する「雲取神楽社」は、1927(昭和2)年に昭和天皇即位を記念して発足。庄内神楽の文化、伝統継承に努めています。 ・生目神楽(宮崎県) 宮崎市の生目神社に伝わる生目神楽は、3月中旬頃に奉納されるため春神楽に分類されています。同神楽が伝わる地域は宮崎平野が広がっているため、演目にも稲作地帯の文化が反映されています。 ぜひこの機会に足を運んでみては。
東九州神楽人の祭展
日時:12月19日(土)13:00~18:00 ※開場12:30 場所:大濠公園能楽堂(福岡市中央区大濠公園1-5) 料金:無料 定員:300人 ※要事前申し込み。電話または下記の応募フォームから。 締め切り:11月27日(金) ※応募多数の場合は抽選。 ※一度に申し込みできる人数は4人まで。 問い合わせ:「東九州神楽人の祭展」公演事務局(スリーオクロック内) 電話:092-732-1688