毎年、福岡市のこの時期の風物詩といえば、博多と天神で開かれる「福岡クリスマスマーケット」。天神会場に先駆けて11月11日にスタートしたJR博多駅前広場の「Christmas market in Hikari no Machi HAKATA 2020（クリスマスマーケット イン ヒカリノマチ ハカタ）」へ行ってきました！ 12月25日（日）までの期間限定です。 ※価格はすべて税込み。
青や白を基調としたきらびやかなイルミネーションが輝く広場に、あたたかな光がともるヒュッテ（小屋）が並びます。飲食12店舗、物販16店舗の計28店舗です。 今年は新型コロナウイルスの対策で、フードエリアと雑貨エリアが分かれています。フードエリアに入る際は検温消毒が徹底され、席も人が入れ替わるごとにスタッフが消毒します。
フードエリアに入ると同時に、ふんわりと鼻をくすぐるホットワイン（グリューワイン）の香りが漂ってきました。「今年もクリスマスがやってきたな」という気持ちになりますね！ 福岡クリスマスマーケットの定番スタイルといえば、やはり限定のオリジナルマグカップで楽しむホットワイン（マグカップ付き、1,000円）。毎年変わるマグカップのデザインは必見です。
今年は「希望」をテーマに、その花言葉を持つ「マトリカリア」の花が、淡いピンクのベースにデザインされています。このマグカップが欲しくて「今年もホットワインを飲もう！」と思っていたのですが、ホットワインのスパイシーな香りに混じって、どこからか甘く優しい香りがしてきました。
見渡すと「白い恋人」の文字がかかったヒュッテが。毎年人気のホットチョコレートが、リニューアル。北海道札幌市の菓子メーカー・石屋製菓が製造販売しているあの有名洋菓子が、ホットチョコレート（マグカップ付き、900円）として販売されていました！
マグカップも付いていたので「今年のホットドリンクはこれにしよう！」と、まずは冷えた体をほっこりと温めます。カカオの濃厚な香りは例年そのままに、よりミルキーで優しい甘さが口いっぱいに広がります。 ほかにも「ほっと柚子ジンジャー」（マグカップ付き900円、紙カップ600円）や、「ホットレモネード」（マグカップ付き900円）など、ホットドリンクの種類は充実しています。
ステージイベントは残念ながら実施されていないのですが、場内にはクリスマスソングが流れ、雰囲気はばっちりです。クリスマスのムードに酔いしれながら、フードを調達しにヒュッテをのぞいてみることにします。 おなじみの「ぐるぐるソーセージ」（1,300円）をはじめ、ころっとしたサイズ感がちょっとつまむのにちょうどいい「揚げドーナツ」（500円）、ビッグサイズの「ターキーチキン」（1,500円）など、どれもおいしそう！
歩いていると、目についたのは「アップルシュークリーム」（500円）。半円形のシュー生地にリンゴのコンポートとカスタードクリームが詰められていて、買う直前に表面をカラメリゼしてくれます。 砂糖が載ったカスタードに焼きゴテが当てられと香ばしくて甘い香りがぶわっと鼻をくすぐります。甘すぎないカスタードクリームと甘酸っぱいリンゴのコンポート、ほろ苦いカラメリゼのカリッとした食感が絶妙にマッチ。会場だけで味わえるスイーツなので試してみて。
ビールの種類も豊富です。世界各国のクラフトビールが1本1,000円弱で楽しめます。今回は、フランボアーズの香りが華やかなベルギーの「ヒューガルデンロゼ」（800円）をチョイス。「コースターもどうぞ！」と声を掛けられ、カウンターを見ると、ずらりと並んだおしゃれな紙製のコースターが。使うのがもったいなくなるほどかわいく、インテリアとして飾っても良さそうです。
「ヒューガルデンロゼ」は、甘酸っぱい口当たりと爽やかな喉ごしが特徴で、苦味もほぼないので「ビールは苦手」という人も抵抗なく飲めるのではないでしょうか。 ビールとメインになる肉、スイーツとホットドリンクを買い込んで、クリスマスの雰囲気を存分に味わいながら楽しむ時間はあっという間！ 期間中、何度も行きたくなるクリスマスマーケット。天神会場の開催も楽しみですね。皆さんもぜひ足を運んでみて！
Christmas market in Hikari no Machi HAKATA 2020
日時：～12月25日（日） 平日16：45～23：00、土・日曜、祝日12：00～23：00 場所：JR博多駅前広場（福岡市博多区博多駅中央街1-1） 料金：入場無料 主催・問い合わせ：福岡クリスマスマーケット実行委員会（サエキジャパン） 電話：092-402-1556
