もつ鍋も新様式へ。立ち食いスタイルや1人前290円も!福岡名物もつ鍋5選。

本記事の筆者「@ふくいんすたふ~ど」は、Instagramフォロワー5万人のグルメアカウントで、様々な福岡エリアのグルメ情報を配信してきました。今回は福岡のソウルフード「もつ鍋」にスポットを当てご紹介。コロナ禍で変革する新様式スタイルのもつ鍋も追ってきました。

出典:フクリパ
目次

年間よく食べる鍋でダントツ1位⁈ 福岡市民にとっての「もつ鍋」

福岡といえば「もつ鍋」。観光客や県外からのお客様をもてなす接待にも100%と言っていいほど求められる食べ物です。 もちろん、地元民も愛するソウルフードです。筆者の@ふくいんすたふ~ども、よく食べる鍋は、年間を通すとダントツで「もつ鍋」が1位です。これは、福岡あるある。

出典:Fukuoka Facts「福岡のもつ鍋店の数」より

なぜ、そんなにもつ鍋を食べる機会が多いのか?例えば明太子。身近な存在であるものの、高級品がゆえにいつも食べられるものではない、かつ明太子料理専門店もさほど目にしません。もつ鍋は、庶民的な価格でお腹いっぱい食べられ、さらに福岡市は、人口10万人あたりのもつ鍋店の数が政令市No.1なんです。 そりゃ、よく食べるわけです。

ブームから定番へ。そして進化し続ける福岡の「もつ鍋」

出典:フクリパ

福岡人のソウルフードとされている「もつ鍋」。もつ鍋の起源は、第二次世界大戦後、アルミ鍋を使用してもつ(ホルモン)やニラを炊いて、醤油味で食べていたのがルーツとされています。1992年、東京に博多風もつ鍋店ができたことをきっかけに、広く知られるようになったと言われています。 その後、ブームはいったん落ち着きますが、今では、自宅セットや通販が盛んになり全国的にも定番となりました。 そんなもつ鍋も福岡では、日々進化しています。コロナ禍で、これまでのもつ鍋の食べ方とは、違った新様式のスタイルも登場しています。 そこで今回は、@ふくいんすたふ~どが美味しいもつ鍋店5選をご紹介したいと思います。

1.  SNSで話題の映えレモンもつ鍋「博多もつ鍋 響」が、立ち食いスタイルの新様式に

こちらのお店は、福岡市博多区・中洲と呉服町の間に位置する、とても人気の「レモンもつ鍋店」です。 一瞬で目を奪われるレモンイエローがSNSで“映えるもつ鍋”として非常に話題となり、全国から人が集まる予約必須のもつ鍋店となりました。 そのレモンもつ鍋がこちら。

出典:フクリパ:1人前1,580円(2人前より注文)

レモンもつ鍋は、レモンをお鍋いっぱいにひくことで、スープがさっぱりとした塩レモン味に。また、ニンニクを使っておらず、匂いも気にせず食べられます。 もつは、国産宮崎牛のもつを使用しておりぷりぷり!〆のちゃんぽんやリゾットまで美味しくいただけます。定番のもつ鍋も人気で、2種オーダーして食べ比べもできます。

出典:フクリパ
出典:フクリパ

【ここがポイント】 こちらのお店は、緊急事態宣言終了後、リニューアルオープンし、立ち飲みスペースも併用するお店へと進化しました。立ち飲みスペースでも、もつ鍋をいただけるので、サクッっともつ鍋を食べて飲みたい際に便利です。 これまでのもつ鍋の食べ方とは違う、コロナ禍に対応した新様式のスタイルですね。

【博多もつ鍋 響(ひびき)】 ■TEL: 092-281-7755 ■住: 福岡市博多区綱場町5-28 さかえビル1F ■営: 17:00~23:00(日~22:00) ■休: なし

2. ソウルフードの掛け合わせが生んだ「ウエスト」のもつ鍋が激安290円

こちらのお店は、福岡が誇る人気うどん店「ウエスト」。ウエストはうどんの提供だけでなく、17時からもつ鍋・居酒屋メニューが注文できます。※全店ではやっていませんのでご注意を。 福岡市内の数店舗は、24時間営業で「今すぐもつ鍋が食べた~い」をいつでも叶えてくれます。本日は、福岡市中央区・天神、国体道路沿いの天神店へ。こちらも24時間営業です。

出典:フクリパ

店内に入って目に飛び込んでくるのがもつ鍋のメニュー表。何度見しても「もつ鍋1人前290円」。激安です! 観光客や県外からの出張サラリーマン、地元人…店内にいるほとんどの人が注文している290円もつ鍋がこちら。

出典:フクリパ:1人前290円(2人前から注文)。ひとりでも2人前を軽くいただけます

具は、もつと豆腐にキャベツ、ニラ、ゴボウ、もやし。立派なもつ鍋です。値段が290円だからといって、味もあなどることなかれ! ウエストの“うどんのだし汁”に、にんにくと唐辛子が効いており、うどん×もつ鍋ソウルフードの掛け合わせが生んだ傑作品です。

出典:フクリパ

【ここがポイント】 ウエストのもつ鍋は、〆がちゃんぽんではなく「うどん」。もつ鍋煮込みうどんを食べている感じで、ウエストだけのオリジナルの〆です。こちらのお店も1時間ほどでサクッと食べて飲んで、本日のご会計1,380円(もつ鍋2人前・ドリンク2杯)。ありがたい限りです。 老舗うどん店のもつ鍋は、激ウマ!激安です。

【ウエスト 天神店】 ■TEL: 092-737-2011 ■住: 福岡市中央区天神2丁目3-10 [MAP] ■営: 24時間(もつ鍋・居酒屋17:00~) ■休: なし ■店舗検索: https://www.shop-west.jp/store/

ウエスト店舗検索

3. 福岡の人気もつ鍋店の新ブランド「もつ鍋 いちたか」のクセになる味噌

こちらのお店は、博多駅筑紫口からすぐの飲食繁華街、合同庁舎の斜め前にあるもつ鍋店で、福岡で人気のもつ鍋店「一藤(いちふじ)」のセカンドブランド店です。 一度食べると必ずハマると評判のもつ鍋がこちら。

出典:フクリパ:1人前1,380円(2人前より注文)。写真は味噌味

もつ鍋は、「味噌」「醤油」「辛味噌」の3種類の味から選べて、中でも味噌が大人気です。 【ここがポイント】 丹念に裏ごししたオリジナルのブレンド味噌が、他にはないコクと深みのある味噌スープを作り出しています。この味噌と相性の良い青森県産のおろしにんにくが、一度食べると必ずハマる要因を演出しています。 味噌×おろしにんにくのスープは、「これぞもつ鍋の真骨頂」で、クセになりますね。

出典:フクリパ

一品料理でのおすすめは、ウマレバ刺しは、すぐなくなるので、予約必須ですよ!

【もつ鍋 いちたか】 ■TEL: 092-409-7399 ■住: 福岡市博多区博多駅東2-4-14 第2ヤマトビル1F ■営: 17:00~23:30 ■休: 不定休

4.  自家製塩だれと炙りもつが必見!「もつ鍋 仙頭」には芸能人がお忍びで

こちらのお店は、福岡市中央区・大名の旧大名小学校近くにある東京からの芸能人もお忍びで通う人気もつ鍋店です。看板メニューの自家製塩だれと炙りもつは、女性のお客様にも大人気です。 そのもつ鍋がこちら。

出典:フクリパ:炙り塩もつ鍋1人前1,380円(2人前より注文)
出典:フクリパ:梅醤油もつ鍋1人前1,380円(2人前より注文)。写真は味噌味

炙り塩もつ鍋は塩麹に漬け込んだレモン出汁を使用しており、他では味わうことができないもつ鍋に。新作の梅醤油もつ鍋は梅を加えることでもつ鍋には珍しいさっぱり感を演出しております。

出典:フクリパ

【ここがポイント】 どちらももつを炭で炙ることで余分な脂を落とし上質な味わいに。さらに、炭の香りで食欲をそそります。この香りに女性たちが虜になっているわけです。 塩麹にもつを漬け込むひと手間により、定番のもつ鍋プラスαの美味しいもつ鍋が誕生しました。

【もつ鍋 仙頭(せんどう)】 ■TEL: 092-406-4978 ■住: 福岡市中央区大名2-1-42 ■営: 17:00〜23:00(金・土・祝~25:00) ■休: 不定休

5. 深い深い味わい福岡初のスモーキーな燻製もつ鍋「あんざ」

こちらのお店は、福岡市中央区・今泉の西鉄大牟田線高架下のビックカメラそばのお店です。博多名物グルメが1店舗ですべて楽しめると評判のお店。 通常のもつ鍋もありますが「ただのもつ鍋では面白くない!」と、試行錯誤のうえ、燻製もつ鍋を作りました。 その燻製もつ鍋がこちら。

出典:フクリパ:燻製もつ鍋1人前1,180円(2人前より注文)

国産黒毛和牛の新鮮でプリプリのもつを燻製させることで、スモーキーで深みのある味わいに。 【ここがポイント】 ひとたび口にすれば、燻製の香りが口中いっぱいに広がり、噛めば噛むほどにもつから旨味があふれ出します。見た目が茶色のスープは、しっかり濃いめのスープで、あっさりとした野菜との相性抜群です。 普通のもつ鍋では、面白くない!の挑戦の気持ちが生んだ、福岡初のもつ鍋です。

出典:フクリパ:チーズもつ鍋1人前1,180円(2人前より注文)

もつ鍋にチーズを入れて、チーズタッカルビ風のもつ鍋も女性に大人気。〆はチーズリゾットで楽しめます。 【あんざ 天神今泉店】 ■TEL: 092-715-2205 ■住: 福岡市中央区今泉1-10-12 IONビル2F ■営: 11:00~15:00/17:30~24:00 ■休: なし

いかがだったでしょうか? 福岡のもつ鍋屋さんは常に「激戦」です。飲食店の皆様も日々努力をし、新メニューの開発、既存の味の追求があってこそこのような人気商品がでてくるのですね! コロナ禍の中でも、サクッと美味しいもつ鍋を味わうことができる新様式のスタイルも福岡スタイルも福岡ならでは。 皆さんもぜひ新しいもつ鍋店のお気に入りを見つけてみてはいかがてしょうか。 文=ふくいんすたふ~ど

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※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

成長する地方都市 #福岡 のリアルな姿を届けます。福岡のまちやひと、ビジネス、経済に焦点をあて、多彩なライター陣が独自の視点で深掘り。 「フクリパ」は「FUKUOKA leap up」の略。 福岡で起こっている、現象を知り、未来を想像し、思いをめぐらせる。 飛躍するまちの姿を感じることができると思います。 https://fukuoka-leapup.jp

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