香ばしい香りが食欲をそそるカツオのたたき。 食卓に並べる時、皆さんはどのような盛り付けをしていますか? お刺身と薬味のシンプルなお料理だからこそ、仕上がりを綺麗に見せるのは難しいですよね…。 今回は、そんなカツオのたたきを華やかに盛り付けるポイントを フードコーディネーターがお教えします。
気をつけるべきところは?
今回のような、シンプルなお料理を綺麗に仕上げるには、 1. 調理 2. 盛り付け 3. お皿・カトラリー の、3つの部分にそれぞれポイントがあります。 これから写真付きで細かくレクチャーしていくので、是非参考にしてください。
⒈ 調理:ポイントは「主役の存在感を出すこと」
カツオのたたきは、カツオのお刺身、薬味を準備し、盛り付けて仕上げます。 材料それぞれの切り方一つで印象がガラッと変わるので、ポイントを押さえながら調理してみましょう。
1. カツオ:厚めの2~3cm幅に切る 主役となるカツオを厚めに切ることで、盛り付け時に存在感がでます。 また、食べ応えもアップするので、満足感も得られます!
2. 薬味:薄切りや細切りにして水にさらす 今回のメニューでは脇役となる、玉ねぎや大葉、みょうがなどの薬味。 これらは全て、薄切り(または細切り)にします。 こうすることで、主役のカツオを引き立ててくれます。 薬味は、今回使用したもの以外に、生姜やにんにくを使用するのもおすすめです!
⒉ 盛り付け:ポイントは「カツオの断面を見せること」
具材が準備できたら、いよいよ盛り付けです。 盛り付けは、カツオ → 薬味の順でお皿にのせていきます。
3. カツオの赤身が見えるように盛り、その上に玉ねぎを乗せる カツオ全体に玉ねぎをのせるのではなく、カツオの赤身が見えるように配置しましょう。こうすることで、料理の色合いが良くなり、仕上がりが綺麗になります。
4. 玉ねぎの上に色味のある薬味を乗せる 玉ねぎの白色の上に、大葉やみょうがの鮮やかな緑色と赤色を置くことで、彩が映えます。 また、薬味を綺麗に一列にのせることで、洗練された印象に仕上げることができます。
盛り付けポイントのおさらい
カツオのたたきを綺麗に盛り付けるには、 3つのポイントを意識しましょう! (1)カツオの断面が見えるように盛り付け、色合いを華やかにすること (2)白・緑・赤の薬味を乗せ、彩りをプラスすること (3)一列に規則的に盛り付け、上品さを出すこと このポイントを抑えれば、華やかな一品に仕上げる事ができます。 是非お試しください。
3. お皿・カトラリー:ポイントは「色の対比」
次に、カツオのたたきの盛り付けに使用したお皿・カトラリーのポイントをご紹介します。
(1)お皿:色の濃いお皿を使用すること 深緑色:かつおの赤色との対比でシックな仕上がりになります。また、薬味の色を鮮やかに発色させることができるのでおすすめです。 (2)ランチョンマット:落ち着いた色味を使用すること 落ち着いた色味:鮮やかな色味の食材を使用したメニューなので、ランチョンマットは落ち着いた色味を使用するのがおすすめです。メニューを邪魔することなく、より引き立てることができます。 (3)カトラリー:お皿やランチョンマットとは異なる色を使用すること アクセント色:小皿、箸は、色味の異なる物を使用するのがオススメです。差し色となり、全体のまとまりが良くなります。
まとめ
今回は、カツオを綺麗に彩よく盛り付けのポイントをご紹介しました。 カツオと香味野菜のバランスを工夫することで、仕上がりの美しさが変わります。 皆さんもぜひお試しください。