お正月、自由奔放な1歳児に翻弄される大人たち ヒヤリとした出来事とは?

 お正月に、義実家に親戚が集まった時の出来事です。久しぶりに会う1歳の姪っ子は、あっという間にしっかり歩くようになっていました。姪っ子は興味のある場所へ一直線! 次から次へといろいろな物を触りたがり、そのたび何人もの大人が大騒ぎ。大人たちが目を離した隙に、姪っ子がとったびっくりな行動とは…?

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親戚のアイドル! 1歳の姪っ子

写真AC

 お正月には10人ほどの親戚が義実家に集まりました。久しぶりに会う1歳の姪っ子は、前に会った時は、よちよち歩きでしたが、しっかりと歩くようになり、かわいさ全開! みんな「かわいい~!」と注目の的でした。

 いつも小さな子どもが暮らす家なら、危険な物や触ってほしくない物は、手の届かない所へしっかりと片付けられていますが、義実家の部屋は小さな子どもに対応していませんでした。

 手の届く所に興味のある物がたくさんあり、姪っ子にとっては、触り放題、出し放題で大興奮でした。

1歳児の好奇心、誰にも止められない

 まず、気に入った物は、仏壇の鐘! なんてステキな音が鳴るのでしょうと、ひたすら鳴らし、大きな音を奏でていました。これは、危険な物ではないから「まあいいか」とみんなが大目にみていました。それから5分おきに鐘を鳴らしに仏壇へ行っていました…。

 その隣には線香立て。何ともおもしろい触り心地の灰が入っています。しかしすぐに大人たちの阻止が。「これをひっくり返されたら大変」と、すぐに抱きかかえられ、離されてしまいました。

 今度はテレビの下の棚。たくさんの引き出しは、全て開けないと気がすみません。大人たちは、もうあきらめています。引き出しの中には、えんぴつ、はさみ。これは書ける物だとペンを握りしめ、あちこち書いてもう止まりません。ペンを取ろうとすると、怒るので、見守りながら書いてほしくない所に書こうとすると抱きかかえ、離されていました。

 次は、引き出しの中を出して、別の引き出しへ入れ替え。地味な作業ですが集中して次から次へと入れ替え作業に没頭していました。「気がおさまるまで、やればいい」と散らかった引き出しを見ながら大人たちは、呆然としています。

大人たちがヘトヘトになった理由は

 その後も、テーブルの上のおいしそうな食べ物に手をのばしたり、熱い鍋に手をのばそうとしたり…。危険なので、大人たちから、すぐに離されました。

 ついには、テーブルの上に並んでいたたくさんのコップに興味を持った姪っ子。ひっくり返したら大変なので、また離そうとしましたが、間に合わず…。ビールをこぼしてしまいました。

 今度はゴミ箱、いつも手が届かないけど、今日は届く。何が入っているのかな。そのうちゴミ箱を倒し、また大人たちは片付けに追われました。

 散らかった場所、こぼした所やゴミを片付けながら大人たちがどっと疲れていると、そういえば何だか静かだと、姿が見えません。
 「いないよ!」とみんなが、慌てて探し始めました。

ヒヤリとした瞬間

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 隙間風を感じ、そちらへ行ってみると、姪っ子は玄関にいました! 一生懸命一人で靴をはき、そして鍵に手をかけようとしていました。一人で外へ出ようとしていたのです。

 そしてなぜか手にはみかんが…、しかも食べかけです。廊下にはみかんの皮があちこちに落ちています。廊下にあったみかんを1人でこっそり食べていました。“バレた”とハッとした表情の姪っ子でしたが、大人たちはもし1人で外に出ていたら大変なことになっていたと、ヒヤリと焦った出来事でした。

目が離せない1歳児

 子どもの行動は、びっくりで、思いがけないことばかり。お正月の楽しいひと時でしたが、1歳児の行動にお正月からヒヤヒヤでした!

 静かな時ほど気をつけないといけませんね。イタズラ大好き1歳児、かわいい反面、危険なこともいっぱいです。子どもは本当に目が離せないと実感した体験でした。 

(ファンファン福岡公式ライター / iroha)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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