恋愛では、恋人のことが好きすぎるあまり距離感を見失い、「彼に重いと言われた」「相手からの束縛が苦しい」と悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。
この記事では、カップルの適度な距離感の保ち方と、心地よい関係を築くコツを紹介します。相手に依存しがちな人や、相手の干渉から抜け出したい人への対処法も解説していますので、ぜひご覧ください。
適度な距離感とは?
「適度な距離感」とは、お互いに依存せず、心地よいと納得できる関係のことです。恋愛に限らず、職場や友達、家族などのあらゆる人間関係にもあてはまります。
恋愛なら、連絡やデートの頻度はカップルによって異なり、付き合ってみないとわからないもの。カップルのどちらかが負担に感じたり、不満を言い出せずに我慢を続けたりすると、恋人関係にヒビが入ってしまう恐れもあるでしょう。
カップルとして信頼関係を築くなかで、2人にとって心地よい「適度な距離感」を探っていくことが大切です。
恋人との適度な距離感の保ち方7個
適度な距離感の保ち方には、具体的にはどのようなことが挙げられるのでしょうか。ここでは、恋人と心地よい距離感を保つために大切なポイントを紹介します。
LINEやデートの頻度を確認する
恋人と連絡やデートをしたいと思う頻度は、人によってさまざまです。たとえば、1日1通のLINEでも多すぎると感じてしまう人もいれば、少なすぎると不安を抱いてしまう人もいるでしょう。
お互いにちょうどよい頻度と思っていれば問題ありませんが、少しでも違和感を感じるときは、一度口に出して話し合ってみるとよいでしょう。
相手のすべてを知ろうとしない
特に付き合いたての時期は、恋人のプライベートのすべてが知りたくなってしまうかもしれません。
しかし、知りたい気持ちが強いほど、いざ知ると飽きてしまったり、過去の失敗や恋愛遍歴にかえってモヤモヤしてしまうこともあるでしょう。
ときには知りたい気持ちをぐっとこらえて、「知らないほうがよいこともある」「これから新しい思い出を作っていこう」と前向きな気持ちで相手と接するほうが幸せなこともあります。
それぞれの人間関係も大切にする
恋人ができると、デートの予定を最優先し、お互いの友達や家族、職場との付き合いがおろそかになってしまうこともあるでしょう。
人とのかかわりは、自分に刺激や成長をもたらすものです。恋人との時間も大切ですが、付き合う人が少なくなると、自分の価値観や視野が狭くなってしまう場合があります。
さまざまな人との会話を大切にすれば、恋人関係を長続きさせるためのヒントや、穴場のデートスポットを教えてもらえるかもしれませんよ。
一人の時間も楽しむ
どんなに相性のよい恋人と付き合っていても、自分の趣味や息抜きの時間など、一人の時間が必要と感じる人は多くいます。
交際が長く続いているカップルほど、実はお互いの時間を大切にしている傾向があるようです。自分自身と向き合って成長し続けることで、恋人ともいつまでも新鮮な関係を保てるでしょう。
自分からプライベートの話をする
カップルになると距離が近くなる人がいる一方で、付き合ってからも自分のことをあまり話さない人は、恋人を不安にさせてしまうことがあります。
お互いの新たな一面を知ったり、思いがけない共通点を見つけると、2人の絆が深まりやすくなるものです。普段は自らプライベートの話をしない人も、自分を好きでいてくれる恋人は味方だと思って、少しずつ話してみるとよいでしょう。
相手の話をしっかり聞く
恋人と信頼関係を築くには、相手が話している内容に耳を傾けることも必須です。
自分の話を聞いてくれる人には、「この人はわかってくれる」と安心するもの。また、会話のなかから相手の好きなことや苦手なことを知ることで、今後のコミュニケーションにも活かせるでしょう。
親しき仲にも礼儀あり
恋人関係になると、心理的な距離が一気に近くなり、相手に依存したり、干渉したりしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、恋人だからといってなにをしても許されるわけではありません。日ごろから相手に「ありがとう」と「ごめんなさい」を伝え、「されてイヤなことはしない」など、お互いのことを一人の人間として尊重する姿勢が大切です。
「距離が近すぎる」と言われたときの対処法
彼氏に夢中になるあまり、「距離が近すぎるよ」「重いよ」と言われてしまう女性もいるのではないでしょうか。ここでは、彼に依存してしまいがちな人への対処法を紹介します。
ポジティブな言葉で要望を伝える
クールで愛情表現が少ない彼氏には、つい「なんで〇〇してくれないの」と相手を責めてしまい、ケンカになることもあるでしょう。
そこで、相手にやってほしいことがあるときは、「〇〇してもらえるとうれしいな」「連絡をもらえると元気が出るの」など、ポジティブな言葉でお願いしてみるのがおすすめです。
彼も、あなたが喜んでくれるならと張り切って行動してくれるかもしれませんよ。
恋愛以外に夢中になれることを見つける
彼氏のことが好きすぎると、頭のなかが彼一色に染まってしまう人も多いかもしれません。
彼と会っていない時間は、恋愛のほかにも夢中になれることを探してみましょう。あなたが「楽しい」「癒される」と感じるものを見つけられると、自然に自分の世界が広がります。
自分の時間を楽しみながら過ごせる女性は、男性から見ても魅力的に映ります。いつまでも追いかけたい彼女として愛され続けるはずですよ。
彼氏に愛されている自信を持つ
彼氏に対して束縛気味になってしまう女性のなかには、付き合っていながらも「彼に愛されている自信がない」「嫌われたらどうしよう」と不安を抱えている人もいるでしょう。
一口に「自信を持つ」といっても、いきなりは難しいもの。まずは、今まで彼にしてもらってうれしかったエピソードを思い出してみましょう。愛されている実感が持てれば、離れた場所にいても彼を信じられるようになるはずです。
彼氏の束縛がつらいときの対処法
彼氏に愛されていることはうれしいものの、近すぎる距離に「息苦しい」と負担に感じてしまう人もいるでしょう。続いて、彼氏の束縛を和らげたいときの対処法を紹介します。
彼氏に窮屈な気持ちを伝えて提案する
彼の言動が息苦しく感じても、なかなか言い出せない人もいるかもしれません。しかし、自分の気持ちを我慢し続けてしまうと、不満が抑えきれなくなり、破局につながることもあります。
まずはあなたの気持ちを彼に伝え、こうしてほしいと提案してみましょう。たとえば、彼からの連絡が多すぎると感じているなら「LINEより会ったときに話したい」とやんわり伝えたり、事前に通話時間を決めてオンラインで話したりする方法もおすすめです。
彼があなたの言葉をしっかり受け止め、あなたの気持ちを尊重してくれるなら、これからも長い付き合いが期待できるでしょう。
彼氏への報連相を増やして安心させる
独占欲が強い男性のなかには、「彼女はなにをしているんだろう」「彼女がほかの男性と会っているのではないか」と気になって仕方がない人もいるようです。
彼が不安を感じているようなら、「今〇〇ちゃんとごはんを食べてるよ」などの近況報告のLINEを増やしてみるとよいでしょう。また、ちょっとしたことでも彼に報告や相談をすると「彼女に頼られている」と安心させることができます。
そうはいっても、彼に合わせすぎるのも疲れてしまうもの。ときには「急ぎの仕事があるから」「その日は家族と食事に行く予定なの」など、彼が介入できない理由を話すとよいでしょう。
干渉してくる彼氏には自信を持たせる
彼があなたに干渉してくる理由は、「愛されている実感が持てない」「彼女の気を引きたい」という不安からきている可能性もあります。
日ごろから彼のよいところを褒めたり、あなたからも積極的に愛情表現を行ったりすることが大切です。彼も自分に自信を持つことができ、次第に干渉も減ってくるでしょう。
ただし、改善が見られないようであれば、彼との関係を考え直したほうがよいかもしれません。
適度な距離感を保つには、恋人と信頼関係を築こう
連絡やデートの頻度など、恋愛で心地よいと感じる距離感は人それぞれ異なります。
恋人とずっと一緒にいたいのであれば、相手を一人の人間として尊重し、信頼関係を築くことで、お互いにストレスのない「適度な距離感」をつかむことが大切です。
相手を大事にすることができれば、周囲にも「大人なカップル」「ステキな関係」として応援してもらえる2人になれるでしょう。
(ファンファン福岡公式ライター / Satoko)