リビング学習? ヒノキの机? ネット情報にこだわったわが家の結末

 小学校の入学準備、いろいろ物入りですよね。中でも学習机は、予算的にもサイズ的にも大きな買い物ではないでしょうか。私は数年前、娘の入学にあたって、学習机についての情報をネットで集めまくりました。そして情報にこだわった結果、思っていたのとは違う現実が待っていたのです。

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ネット情報で整えた理想の学習環境。でも実際は…

 学習机や環境について、まず私が飛びついたのは「リビング学習がいい」という情報でした。リビングやダイニングなど、親の目の届く場所で勉強をするのが学習環境としておすすめとのこと。  これは学習机の置き場に悩んでいた私にとっては朗報でした。だってダイニングで勉強してくれるなら、机を買わなくて済むのですから。  入学前にもらっていた教科書なんてほんの少ししかなかったし、本棚のすみっこに突っ込んでおけば大丈夫。ランドセルはその辺に置き場を決めればいい。そう考えた私が入学前にそろえたのは、電気スタンドと、鉛筆削り機だけでした。  ところが、いざリビング学習がスタートしたら「思ってたのと違う」とつぶやくことになったのです。  私のイメージしていたリビング学習は、テーブルで宿題をする娘を母が笑顔で見守る感じ。でも、わが家のダイニングテーブルは調理台も兼ねているので、ご飯の準備が始まったら笑顔どころではありません。  「早く宿題終わらせてここ片付けて!」「消しゴムのカスが残ってるよ」なんて鬼の形相で怒ってばっかり。  しかも、初めは少ししかなかった教科書がどんどん増えていき、さらに鍵盤ハーモニカやお道具箱、そして大量のプリント類と、娘の学用品の置き場に困り果てたのです。  もしかして学習机って、学用品置き場の役割もあったのでは? と私が気付いたのは、入学してから数カ月後のことでした。

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母のネット検索はまだまだ続く

そんなわけで私は、またネット検索を始めました。そして見つけたのが「ヒノキの机」。なんでもヒノキの香りには、集中力を高める効果があるといいます。ヒノキ材の学習机で勉強すれば、頭の良くなる子どもに育つかも、という記事を見つけた私は、これしかないと決めたのです。  机にはサイズもいろいろありましたが、高校生になったら辞書や参考書を並べられる大きさが便利との情報をゲット。そしてまだリビング学習へのこだわりも捨てきれなかった私は、110㎝幅の大きな机を、狭いリビングにデーンと設置したのです。  それなのに、娘はせっかくの机を使おうとしません。どうやら私にとってはバタバタの極みだったダイニングテーブルでの勉強が、娘には安心できる環境だったようです。  頭の良くなるはずの机はただの物置台となり、天板にも椅子にも荷物が山積みに。両サイドのフックに無数の手提げバッグがぶら下がった、巨大な机が鎮座するわが家のリビングは、ヒノキの香りでも癒やしきれないカオスな空間となったのです。  そんな状態で数年を過ごしましたが、5年生になった娘のベッドを購入するのをきっかけに、学習机もベッドと同じ部屋に移しました。すると、ベッドと机が並んだ部屋に娘は大喜び。  「今日から自分の部屋で勉強するわ」と、ついに学習机で勉強するようになったのです。しかも毎日のように使うので荷物を積み上げることもなくなり、それなりにきれいな状態を保っているのです!  数年ぶりにすっきりしたリビングから、楽しそうに勉強する娘をながめていると、リビング学習にこだわっていた自分にあきれてしまいます。  ネット情報はあくまで参考までにしよう、と思いながらも、頭の良くなるヒノキの香りがまだ残っているように、そして少しでも効果があるように、と祈る母なのでありました。 (ファンファン福岡公式ライター/あいちー)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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