おやつの食べ方が汚すぎる! わが家にやってきた驚愕のママ友親子

 私は1歳から6歳まで、4人の子どもを育てるママです。今回は、長女の幼稚園で出会ったママ友のお話です。わが家に遊びに来た時に起こった、驚愕の出来事とは…。手土産にドーナツを持ってきてくれたのですが、あまりの食べ方の汚さに、わが家は大変なことになってしまったのです。

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良い印象のママ友Sさん

 今まで幼稚園でしか話したことがないママ友Sさん。長女と同じクラスの6歳の男の子と、2歳の女の子のママです。身長が高くスポーツをやっていそうなタイプで、しゃべり方は優しく、話しやすい人という印象でした。

 ある日
 「子どもが、長女ちゃんと遊びたがってるので」ということで連絡先を聞かれ 、幼稚園が終わった後に遊びたいと誘われました。私は純粋に嬉しくて
 「いいよ!」と即答。どこで遊ぶか悩んだのですが、寒い季節だし、子どもが4人いるのでわが家で遊ぶことになりました。

 約束の日、幼稚園終わりにSさんは、手土産にドーナツを10個ぐらい持って遊びにきてくれました。しかし、これが悲劇の始まりでした…。

手土産はドーナツ

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 ドーナツは、おやつに出しました。色々な種類のドーナツを見て、子どもたちは
 「やったあー!」 と大喜び。みんな椅子に座り、自分のドーナツを選びます。
 「いただきまーす」の合図で食べ始めるまではよかったのですが、すぐにママ友の長男H君がドーナツを持って立ち上がります。

 そして片手にドーナツ、片手に風船を持ち、振り回して遊びはじめました。私の子どもたちは、呆気にとられた様子で見ています。すると、次は妹のTちゃんがチョコドーナツを持ったままキッチンのおもちゃで遊び始めたのです!

 「家の中がドーナツだらけになってしまう!」 と心の中で叫びましたが、相手はママ友の子どもなので
 「おやつは椅子に座って食べようね」と優しく声をかけることに。2人は一旦座るのですが、すぐに立ち上がります。妹のTちゃんは、おもちゃのお皿にドーナツを盛りはじめる始末。

 私は衝撃的すぎて呆気にとられていたのですが、我に返ってSさんの顔を見ました。「注意してくれるよね!」という期待をこめて… 。しかしSさんは、にこにこ微笑むだけ。それにまた驚愕してしまいました。

汚れていくわが家

 H君はドーナツを持ったまま踊ったり、走り回ったり。Tちゃんは、チョコのついた手で色々と触るので、家具やおもちゃにチョコがつき 、ドーナツのかけらが散らばり…。
 1個のドーナツを食べ終わるまでにこのありさま。私はドーナツを下げたい衝動にかられました。

 Sさんは、「日常です」と言わんばかりの表情で何も行動がありません。おもちゃのキッチンにドーナツを持ち込むTちゃんを見て
 「おいしそうだね」とほほ笑んでいます。

 私は、「もう何を言っても無駄だ」と諦めの境地にはいりました。
 わが家の子どもたちは無言でドーナツ食べ続け、「関わらないほうがいい」と思ったのか、食べ終わった後は2人とは別のところで遊んでいました。

気にしないSさん

 Sさんは帰るときも
 「また遊ぼうね! お邪魔しました」という言葉だけ。私も
 「またね」と言いましたが、心の中では「次はないよ」でした。
 
 わが家の子どもたちは「楽しかったね」と言っていましたが、部屋の中にドーナツが落ちていたら
 「ママ! こんなところにドーナツが」とたくさん見つけてくれました。

 私は、結局Sさんに何も言えませんでした。そして部屋を見てかなり落ち込みました。床はドーナツだらけ、チョコがカーテンや家電にべっちょり。3日間は「え、こんなところからドーナツ?」という状態でした。掃除をすると、あらゆるところからドーナツが出てくるのです。

私の学び

写真AC

 結局、Sさんとは距離をとることにしました。良い人なのですが、人の家でおやつの食べ方を注意しないことは、我慢の限界だったのです。

今回の出来事で「初めて遊ぶ人を、いきなりわが家に呼ぶのはやめたほうがいい」と学びました。

 各家庭には、様々なスタイルがあります。そのスタイルを知ったうえで呼ばないと、悲劇につながるのです。初めて遊ぶときは、公園や児童センターにしようと思いました。
 その様子を見て、わが家に呼んでも大丈夫か判断することが大切だと思います。

(ファンファン福岡ライター / えりな)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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