婚活パーティーには「公務員限定」や「25〜30歳限定」など条件が決められている場合が多いもの。私が参加した「年収800万以上の男性限定」パーティーでカップリングした男性は、なんと意外な繋がりがあったのです。
カップリングした彼は…!
そのパーティーには30代の男性が多く参加していました。
いわゆる“回転寿司方式”で女性は座ったまま、席を移動してくる男性全員と話をします。
その中で若干顔の濃い男性の番になりました。年齢は39歳と少し高めですが、年上の外国人顔が好きな私としては第一印象はバッチリ。
話をしていると、会社の場所や業種がよく似ています。お互いに
「え、まさか同じ会社?」と驚き、ていうか
「○○だよね?」と彼が会社名をズバリ言い当てました。
「びっくりですね〜!」と笑い合う私たち。 ですが私は内心がっかり。同じ会社ではきっとカップリングしないだろうと思ったのです。
全員と話し終え、気に入った相手の番号をカードに書きます。私はダメもとで彼の番号を書いてみたら、なんと彼とカップリングしたのです!
「なんで番号書いてるの!」
「そっちこそ!」と笑い合いすっかり打ち解けていました。
理想の男性に見えた彼。しかし次第に…
何度か食事をした後、彼から告白され付き合うことになりました。
お泊まりデートはいつもオークラやヒルトンなど一流ホテルです。 夜景を見ながらルームサービスを食べる、という一昔前のドラマのような演出が好きな彼。
「自分は四国出身だから“ベタな都会”に憧れる」と話す姿が可愛らしくどんどん惹かれていきました。 しかし次第に疑問を感じるようになってきました…。
ある時
「横浜にマンションを買うつもりで部下の女性と見学に行った」という話をしたり、たまたま立ち寄ったお店で6万円もする鏡を
「マンションを買ったら置くから」と購入。
私に結婚を意識させたいのか、それとも他に女性がいるのか…? 彼の言動が理解不能でした。
そして付き合って半年ほど経ってくると、だんだんとデートの回数が少なくなり、1カ月に1度も会わないようになってしまいました。
ハイスペでも結婚していない理由とは…
大手企業の広報マンである彼は、毎週のように地方へ出張。週末もなかなか会えない日が続きました。
ある3連休の前日のことです。予定を決めようと連絡するも返信がなく、仕方なく帰宅して夕飯を食べていると彼から連絡がきました。
「横浜ホテルとれた」
という一言だけのメッセージ。 嬉しい反面、(なぜ急に横浜? 話し合ってもいないのに?)とモヤモヤしつつ
「ありがとう! いつ?」と聞くと
「今日」 という驚きの返信。
時間はすでに20時近く。今から準備して2時間近くかかるホテルに向かえと…?
「もう夕飯食べちゃったし着くの遅くなっちゃうよ」と返信すると
「どうしよ。。。」 とまた彼からのはっきりしないメッセージにイライラ。
彼は一体どうしたいのだろう… と何だか全てどうでもよくなってしまい、ホテルはキャンセルしてもらいました。結局、連休は一度も連絡を取り合いませんでした。
このことがきっかけになったのか、その後もデートどころかお互いに連絡もほとんどしなくなり、ついに自然消滅してしまったのです。
いい歳して自然消滅って… と呆れつつ、自分の都合で人を振り回す姿を知って、彼が“ハイスペ”にも関わらず独身の理由に何となく納得したのでした。
(ファンファン福岡公式ライター/あんじミサ)