「ぜんぶちがう!」入学式の洋服選びで大苦戦 いつから選ぶのがおすすめ?

 今年の4月に小学生になる娘。ピカピカのランドセルを見て嬉しそうにしています。しかし、それを微笑ましく見ている場合ではなかったのです。2月に入り、そろそろ入学式の洋服を選ぼうと思った私。ネットで見つけた候補に娘が言い放ったのは「ぜんぶちがう!」という一言。ここから地獄のお洋服選びが始まります…。

目次

ネットで見た洋服に納得しない娘

Adobe Stock

 娘は4月に小学生になります。1歳になる息子のお世話も出来る、まるで小さなママ。お姫様のようなフリフリが大好きな、小さなレディです。

 2月になり、1歳児を連れての外出が大変だと思った私は、ネットで入学式の洋服を探すことにしました。売り切れのサイズもあることを知り、「ちょっと出遅れた…?」と思いながらも、3着ぐらいの候補を決定。

 娘に見せると、ぷぅっと膨れて言いました。
 「もう小学生なんだよ? こんなフリフリ着ない。ぜんぶちがう!」

 ガーン。いつの間にか娘の好みは変わっていたのです。シンプルなデザインを探して見せるも、やはり
 「ちがう!」を連発。時間は刻々と過ぎていきました。

娘のために… 車で1時間のショッピングセンターへ

 「このままでは決まらない…」そう思った私は、車で1時間かかるショッピングセンターへ行くことを決意! そこには娘の大好きな子ども服のショップがあります。きっとあのお店なら大丈夫…!

 なんとか1日で決めたいと、オムツやおしりふきをカバンにつっこみ、朝の開店と同時に3人で向かいました。娘の好きなお店に行って、いろいろと試着します。
 「むらさきのワンピースかわいい!」と娘は上機嫌。確かにシンプルで、フレアスカートがお上品! よかった、決まった!

 半袖だったので、白いジャケットを店員さんが提案してくれたのですが、その途端、娘の顔が曇りました。
 「これじゃない…」

 途端にテンションがガタ落ちです。まさかの展開で、他のお店も見に行くことになりました。

ショッピングセンターを三千里

Adobe Stock

 別の店でも何枚か試着しますが、
 「なんかちがう…」。お昼の時間も迫っていたので、一旦家へ帰ろうと提案したのですが、娘は
 「やだ! 今日きめる! なくなったらやだもん!!」と頑なです。

 確かに、サイズによっては売り切れているものもありました。そこで急遽、お昼を食べて引き続きお店を見る羽目に。
 午後もショッピングセンターをくまなく歩きまわったのですが、やっぱり「ちがう」の連発。ベビーカーの中の息子もぐずり、カオスな状態でした。

 16時をまわり、もう最後のお店だ、というところで娘が叫びました。
 「この白いの! あのワンピースにぴったりだよ!」

 確かに、レースのボレロは、あの紫のワンピースに合いそうでした。すぐに購入し、急いで最初のお店に。ワンピースをもう一度試着して、ボレロをあわせると…
 「かわいい!ばっちりだね!」

 よかった、決まった! 娘の笑顔に私も心底ほっとしました。
 お会計しながらスマホを見ると、1日の歩数が1万歩を越えたとの通知が来ていました。そりゃクタクタにもなるわ…。疲れと安堵の中、ショッピングセンターを後にしたのでした。 

 帰宅した夫も
 「お姉さんな感じだな!」と感慨深げに褒めていて、家族みんなで満足な結果となりました。

1月に見に行くべきだったと後悔

写真AC

 お店を出るときに、店員さんが教えてくれました。卒入学式に向けて、セレモニーの洋服は1月末にはデザインが出そろうのだそうです。私が買いに行った2月末には「豊富な品揃え」、とはとても言えない状態になっていました。もっと早くに探していれば、最初のお店を見るだけで済んだかもしれません。

 いつか新一年生になる子をもつ保護者の皆様! ランドセルだけでなく、洋服選びも早めにしましょう! でないと私みたいに、クタクタになっちゃうかも…。

(ファンファン福岡公式ライター / まゆり)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次