一線を越えるべからず! 仲良くなりすぎたご近所ママとの結末

 わが家は新興住宅地ということもあり、ご近所には子育て世代のママがたくさんいます。私も子育て中なので、引っ越してきた当初は「ご近所のママたちと仲良くしたい」そう思っていました。 しかし、ご近所ママと仲良くなり過ぎた結果… 思いもよらぬ結末に至ったのです。

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とあるご近所ママの声掛けから、すべては始まった

出典:写真AC

 今の家に引っ越してきてすぐのこと。買い物から帰ると、見たことのあるご近所ママ(以下Aさん)から声をかけられました。  
 「こんにちは、お子さんおいくつですか?」

 まだ近所にママ友がいなかった私は嬉しくなり、
 「初めまして! うちの子は〇歳です」と答えました。  

 するとAさんは
 「うちの子と同い年だ!」と思わず意気投合し、すぐにLINEを交換。立ち話をする機会も増え、子ども同士もすっかり打ち解けた様子でした。  

 次第に距離感は縮まり、子どもを連れて家を行き来し合う仲になりました。しまいには、食事会やお泊り会を開いたり、私たちは夜遅くまで語り合ったり… 学生時代のような新鮮さにワクワクしました。

 私に悩み事があり落ち込んでいると、
 「大丈夫?」
 「私で良ければ何でも相談してね」と、いつも優しく声をかけてくれるAさんを信頼した私は、主人のことや子どもの悩みをAさんに相談をするようになったのです。

誰から聞いたの!? わが家の事情が筒抜けに

出典:写真AC

 ある日、ほかのご近所ママから
 「車買い替えるんだよね、何に乗るの?」と聞かれました。車の買い替えの話は、Aさんにしか話していません。

 「Aさんが話したんだな」と察したものの、何かの流れでたまたま話したんだろう… そう思い、深くは気にしていませんでした。  しかし私の噂話は次第にエスカレートしていき、ご近所ママたちから
 「旦那さんって〇〇に勤めてるんだよね、お給料良いの?」
 「お子さん、まだおねしょするんでしょ? 実はうちもでさ~」と…。

 これらもすべて、Aさんにしか相談していない話です。
 私が
 「ごめん、誰から私の話を聞いたの?」と聞くと、
 「この間Aさんが話題にしてたよ」と。

 思わず頭が真っ白になり、「一刻も早くAさんと離れたい」そう思ったのですが、今後長年住むであろうこの住宅地。波風を立てたくないので、私はAさんからの
 「今度お茶会しよう」
 「来週お泊り会どう?」などの誘いをやんわりと断り、次第に距離を置くようにしました。

Aさんの“ターゲット探し”は止まらない

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 距離を置いたことが気にくわなかったのか、Aさんは私の挨拶を無視するほど関係は悪化。でも私は、Aさんと離れられた安心感でいっぱいでした。  
 それと同時に、Aさんは次のターゲットとなるご近所ママを見つけたようで、家を行き来し合って親密な様子でした。

 それからしばらく経った頃。次のターゲットとなったママの噂話(離婚危機らしい、家のローンの返済が厳しいらしい… 等)を、耳にするようになったのです!

 ターゲットにされたママも嫌な予感を察したのか、早々にAさんと縁を切った様子でした。次第にご近所ママの間で
 「Aさんに関わるとすべて暴露される!」という噂が広まり、要注意人物となったのでした。

 その後Aさんは少し離れた地区の公園に遊びに行くようになり、そこでも懲りずに“ターゲット探し”を始めている様子。私はというと、今ではご近所との交流は挨拶程度のみに。「ご近所ママとの付き合いは深入りしてはいけない!」そう誓った経験でした。

(ファンファン福岡公式ライター/餅キナコ)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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