マンネリ化の意味とは?当てはまるカップルの特徴と原因、解消法も紹介

 彼氏に対して付き合いたてのようなときめきを感じられなくなり、「もしかしてマンネリ化?」と戸惑っていませんか?彼からの愛情表現が減ったように感じ、焦っている人もいるでしょう。

 マンネリ化の言葉の意味や状態、原因や対処法などを詳しく解説します。今の状況に不安を感じている人は、ぜひ参考にしてください。

目次

マンネリ化とは

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 マンネリ化とは、恋愛感情が落ち着き、付き合いはじめのようなときめきがなくなってきた状態のことです。正式には「マンネリズム」といい、ワンパターンで変化のない関係性が続き新鮮味を失ってしまうことを指します。

 よく混同される言葉に「倦怠期」がありますが、似ているようで少し違います。恋人との関係が落ち着いてきて物足りなさを感じているのがマンネリ、恋人への気持ちが冷めたり、存在を鬱陶しく感じたりするのが倦怠期です。

【アンケート結果】マンネリ化を感じたことはある?

 今回は女性100人に対して、マンネリ化について調査しました。その結果、約半数の女性がパートナーとの関係にマンネリ化を感じたことがあるとわかりました。

【アンケート結果】マンネリ化を感じ始めた時期は?

 パートナーとの関係にマンネリ化を感じ始めた時期は3年以上が最も多く、次に多かったのは1年でした。付き合い始めのころは新鮮さもあり、マンネリ化しにくい傾向があるようです。

 ただし、人それぞれ個人差があるので、2年付き合っていてもマンネリ化を感じない人もいます。

マンネリ化したカップルの特徴

 「マンネリ」の定義がわかっても、自分たちカップルがマンネリ状態にあるのかわからない人も多いのではないでしょうか。ここでは、マンネリ化したカップルの特徴をまとめました。自分たちに当てはまる項目がどれくらいあるか、チェックしてみてください。

ときめきや緊張感がなくなった

 彼とお付き合いを始める前や付き合いたてのころ、デート前はどんな感情だったか覚えていますか? 約束の日まで時間がとても長く感じ、胸の高まりや緊張感があったのではないでしょうか。

 カップルがマンネリ化すると、ドキドキ感やワクワク感が薄れてきます。特別だったデートが日常化するので、高揚感がなくなってくるのです。 

「一緒にいても楽しい気持ちを感じられなくなった」(29歳)

「ドキドキしなくなった」(34歳)

「1年間付き合うといろいろ嫌なところや最初のころのようなときめきが無くなってしまうから」(26歳)

会うときの身だしなみを気にしなくなった

 会うときの身だしなみがお互い無頓着になったなら、マンネリ化に陥っているかもしれません。彼氏・彼女という立場を得た安心感から、さほど見た目を気にしなくても大丈夫だろうという気の緩みが表れているのです。

 視覚的な刺激も少なくなるので、マンネリ化はさらに加速してしまいます。

「自分がきれいでいようと思わなくなった。コミュニケーションが減った」(34歳)

「よくも悪くも緊張感がなくなり、気を遣わなくなってしまったから」(31歳)

連絡やデートの頻度が減った

 最初のころに比べて連絡回数や会う頻度が減るのも、マンネリ化カップルの特徴。恋愛初期は常にお互いのことを考え、つながっていたいと思うカップルが多いでしょう。

 しかし関係が徐々に落ち着いてくると相手がいるのが当たり前になってしまい、会わなくても問題ないとなりがちです。ほかのことにも目が向くようになるため、連絡回数の減少につながるのです。

「居て当たり前になってしまい、会う頻度が落ちました」(29歳)

「デート回数が減ったしドキドキ感がなくなった」(35歳)

話すことがとくにない

 マンネリ化したカップルは、お互いのことを知り尽くし「新たに聞きたいことがない」という状態に陥ります。相手の生活や趣味、価値観などをすでにわかっているので、今更聞くまでもないと考えるのでしょう。

 恋愛初期の高揚感がなくなり、相手への興味を失っている状態ともいえます。

「話すネタがだんだんなくなったり会っても毎回同じようなことをしたりしていると感じるから」(32歳)

「話しがいつも同じ話題でつづかいないから」(35歳)

おうちデートや近場デートばかり

 付き合いたてのカップルは「仲を深めたい」「相手に楽しんでほしい」という一心で、一生懸命デートプランを練ります。関係が安定したマンネリカップルは、プランを考えたり提案したりするのを面倒に感じることがあるでしょう。

 気軽で、気合を入れておしゃれする必要もない、おうちデートや近場デートで済ませてしまうことが増えるかもしれません。

「デートが毎日家ばかりで刺激が無くなったから」(26歳)

「デートの場所もワンパターンになってきて、新鮮さがなくなってきた」(25歳)

「毎日一緒にいるため、デートの日を作ったとしてもいつもと何も変わらないから」(21歳)

相手への興味関心が減った

 付き合ってからしばらく経つと「片時も離れたくない」という段階を抜け、自分の趣味や仕事に集中したい場面が増えてきます。今まで恋人優先で過ごしてきたのに、趣味や仕事と優先順位が逆転してしまうこともあります。

「マンネリ化で、最初は燃えていたけれども、途中から冷めてきたから」(24歳)

スキンシップをとらなくなった

 マンネリ化したカップルは、スキンシップが減ってしまう場合が多いようです。「仲は悪くないけれど、以前よりも回数が減った」と感じている人も多いのではないでしょうか。大切なコミュニケーションのひとつなので、不安を感じるのも仕方ありません。

「スキンシップが少なくなっていたから」(22歳)

マンネリ化しやすいカップルの特徴

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 マンネリ化しやすいカップルには、ある共通した特徴があります。思い当たる節がないか、確認してみましょう。

常に一緒にいる

 毎日のように会ったり、同棲したりして一緒にいる時間が長いと、一気に恋愛感情が落ち着いてしまう傾向があります。恋愛初期のときめきの感情を、早く消耗してしまうのです。

 同じ空間にいなくても、四六時中連絡を取り合ったり、SNSで相手の行動をすべて把握できたりする場合も、マンネリ化が加速しやすい傾向にあります。

恥じらいがない

 相手の前で平気で着替えたり、下品なふるまいをしたりするカップルは、マンネリ化しやすくなるようです。

 燃えるような恋愛感情を長続きさせたいなら、すべてさらけ出さず、秘めた部分があったほうがうまくいくカップルもいるようです。

変化の少ない生活を送っている

 学校や仕事に行き、家でご飯を食べて寝る。週末はいつものデートコースでのんびり…といったワンパターンな生活を送っていると、マンネリ化しやすくなります。同じような暮らしを送っていれば、新たに相手から聞きたいこともなくなりますし、刺激を感じにくくなるでしょう。

カップルとしての目標がない

 「ただ好きだから一緒にいる」というのもいいですが、ダラダラした関係になりやすいです。ともに目指す目標がないことが、マンネリの原因になっているかもしれません。

  • 同棲資金100万円を貯める
  • 海外旅行に行く
  • 1年後に結婚する

など、ふたりで達成したい目標があったほうが、活気に満ちたお付き合いができるでしょう。

【アンケート結果】マンネリ化を解消したいと考える人は75%

 アンケート結果から、マンネリ化を解消したいと考えている女性が多いことがわかりました。4人に3人の女性は、パートナーとの関係を改善したいと思っています。

マンネリ化は悪いこと?解消しなくてもよいと考える理由

  アンケート結果から、4人に3人の女性は、パートナーとの関係を改善したいと思っています。 一方で25%の方は現状維持でも問題ないと回答しています。この結果から、マンネリ化は必ずしも悪いこととは言い切れません。

交際期間が長いカップルはマンネリ化を経験することが多い傾向があるからです。ここでは、現状のままでも問題ないと考える理由について解説します。

お互いの気持ちが通じていれば気にしない

 マンネリ気味のカップルでも、お互いに大切な存在でいられるのなら現状維持でもよいと考えることも。

 このようなカップルの場合、心が通じていれば物理的な距離は問題になりにくいようです。信頼しあっているからこそ、マンネリ化していても自然体でいられるのかもしれません。

「マンネリを感じたとしても、お互いに思いやりがあって好意があるならよいと思ったから」(26歳)

「相手も同じことを考えているとしたら別に一緒にいる必要はないと思うから」(28歳)


マンネリ化するのは自然なこと

 どんなに好きな食べ物でも、毎日食べ続けると飽きてしまいます。マンネリ化も同様に、パートナーと一緒にいる時間が長くなるほど、お互いに慣れが生じる可能性が高いのです。

 とはいえ、食べ物に飽きてしまっても嫌いになることはないように、相手を好きな気持ちはもち続けている人も多いはず。

「どのカップルにもマンネリ化はあることだと思うから」(26歳)

「誰と付き合ったとしてもある程度のマンネリはあると思うため」(32歳)

安定した関係性を築けている

 同じ状況でも捉え方次第で、マンネリ化しているかどうかの意識が変わります。

 例えば、相手と一緒にいることで安心感が得られたり、自分らしくいられたりするとマンネリ化を感じにくくなるようです。

 変わり映えのない日常でも、穏やかに過ごせることで満足できているカップルも多いようです。

「マンネリではなく安定した関係だと思えるようになったから」(34歳)

「落ち着いた日々を過ごせるから」(33歳)

「気を使わなくなって楽だったから」(35歳)

「喧嘩になることなく、平和に過ごせているため」(34歳)

無理して相手に合わせたくない

 マンネリ化を解消するために努力が必要なら、そのままでもいいと思う人もいます。特に仕事などで忙しく自由な時間を取りにくい人は、プライベートのことを考える余裕がないかもしれません。

 この状況で努力しても報われないのであれば、自分だけがんばることにマイナスな印象を受けがちです。

「がんばってしまうと疲れてしまうから、無理してマンネリ解消しなくてもいいと思う」(33歳)

相手に対する気持ちが薄れてしまった

 マンネリ化していてもよいと思う人のなかには、新しく恋愛をスタートさせたいと考えている人もいるようです。

 マンネリ化している間にもう一度相手とよい関係が築ける可能性もありますが、そのまま自然消滅してしまうことも。

 相手への気持ちが薄れている場合、パートナーとの関係がダメになっても後悔しない人もいるようです。

「その時の彼氏とはもう、別れるつもりだったので解消しなくていいかなと思った」(25歳)

「自然の流れで、悪い方向か、よい方向どちらかに、向くかなと感じているので」(31歳)

モチベーションがわかない

 マンネリ化を解消したいけれど、どう対処したらよいのかわからないため、現状のままになっているケースもあります。

 モチベーションも下がり気味のため、自分から進んで行動しようと思わないこともあるでしょう。

 このような人は、簡単にマンネリ化を解消する方法がわかれば彼との関係を見直すきっかけになるかもしれません。

「解消の仕方がいまいちわからないし、そこまでの意欲がわかない」(32歳)

今からできる!マンネリ化を解消する方法8選

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 自分たちの状態がマンネリ化していると自覚したなら、克服するためにできることを試してみましょう。マンネリ化解消に効果的な5つの方法を紹介します。

1. 計画を立てて旅行に行く

 マンネリ化は「いつも同じ」から生まれるものです。旅行に行って非日常を味わうことで、ふたりの関係に変化が生まれるかもしれません。

 忙しいからと計画を旅行会社に丸投げするよりも、ふたりで一緒にプランを立てることをおすすめします。会話のきっかけとなることはもちろん、プラン通りに旅行を進められたという達成感が、ポジティブな空気感を生んでくれます。

「旅行に行く」(25歳)

「日帰りでもいいので遠出を計画する」(26歳) 

2. 連絡やデートの頻度を減らす

 お互いに慣れすぎた、一緒にいすぎたという場合、連絡やデートの頻度を減らすのもひとつの手です。少しだけ距離をおいてみることで、改めてお互いの大切さに気付ける場合があります。「会いたい」という気持ちがより強くなるでしょう。

「あえて距離を置く」(34歳)

「距離を置く、こういうことして欲しいなあとさりげなく会話に入れて新しいことをする」(27歳)

3. イメチェンをする

 マンネリ解消のためには、イメチェンはとても効果的です。ヘアスタイルを変えたり、ファッションの系統を変えてみたりしてみましょう。「いつもの彼女と違う!」と、彼も新鮮味を感じて、喜んでくれるはずです。

「自分磨きをがんばり相手にもがんばれとプレッシャーかけた」(34歳)

「オシャレをがんばる」(26歳)

4. 一緒に楽しめる趣味を見つける

 共通の趣味があると、常に会話のネタがあり、行動をともにする機会も増えます。「話がかみ合わない」といった問題も回避できるでしょう。

 インドアでもアウトドアでも何でも構わないので、ふたりで一緒に楽しめるアクティビティを見つけてください。変化に富んだ有意義な時間を過ごせるはずです。

「2人で新しいことに挑戦したり、遊びに行ったりした」(29歳)

「新しい場所や体験を一緒にする」(28歳)

5. 記念日を大切にする

 誕生日やクリスマスを祝うカップルは多いと思いますが、加えて「付き合って1周年」などふたりだけの記念日もお祝いすることをおすすめします。それまでの思い出を振り返り、改めてお互いの存在に感謝することができれば、マンネリが解消されていくはずです。

 おそろいのアイテムやサプライズプレゼントを用意するのも、愛情を深めるいい機会となります。おいしいご飯を作って一緒に食べるのもおすすめです。

「美味しいご飯を作りなるべくポジティブでいる」(33歳)

6.ひとりの時間を充実させる

 マンネリ化していても、ひとりの時間を充実させることが大切です。今までできなかった趣味にチャレンジしたり、友達とご飯を食べに行ったりするなど、気分転換を図りましょう。

 自分の時間が満たされていると心に余裕が生まれ、彼との関係性に変化がみられるかもしれません。

「できる限りお互いの1人の時間を作ること」(30歳)

7.メリハリをつける

 同棲しているカップルの場合、休日に家の中でダラダラ過ごさずに、お互いにおしゃれをしてデートを楽しむのもおすすめです。

 いつもと違いメリハリが出るため、新鮮な気持ちでデートが楽しめるでしょう。また、あえてデートの前日にお互いの家に帰り、翌日待ち合わせをしてデートするのも簡単にできるマンネリ解消法のひとつです。

「休日部屋でだらけず、お互いおしゃれしていろいろなところに出かけるようにした」(31歳)

「デートの日の前日は別々の家に帰り、待ち合わせをして集合した」(21歳)

「たまには外出デートをする」(29歳)

8.大人数で楽しむ機会をつくる

 ふたりだけだとマンネリ気味という人は、友達を交えて遊ぶ計画を立ててみませんか?大人数で遊ぶと会話も弾みやすく、楽しいときを過ごせるでしょう。ふたりだけだと会話が続かないという人は、デートにこだわらずに彼と楽しめる方法を探してみてくださいね。

「デートにこだわらず、友人も交えて遊ぶようにした」(35歳)

「マンネリ化したかも」と思ったときやってはいけないこと

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 最後に「マンネリ化したかも」と思ったときにやってはいけないNG行動をご紹介します。関係の改善をするどころか、悪化させてしまう恐れがあるので、注意してください。

八つ当たりする

 「どうして昔みたいに〇〇してくれないの!」「最近、私に対してなんか適当じゃない?」などと、八つ当たりするような言動は控えましょう。

 マンネリ化は、彼があなたを嫌いになったから起こる現象ではありません。にもかかわらず、彼女から怒られてしまったら彼は戸惑うでしょう。

ほかの男性とデートする

 マンネリ化の原因が「飽き」だからといって、ほかの男性と遊んだり影を匂わせたりすることはやめましょう。彼からの信頼を失い、場合によっては別れに発展するケースもあります。

 新たな刺激を味わいたい気持ちはわかりますが、彼との関係のなかで楽しいことを探すようにしましょう。

前の状態に戻ろうと必死になりすぎる

 カップルの関係性は、日々変化していくもの。「昔みたいなラブラブな関係に戻りたい」と思うかもしれませんが、無理する必要はないのです。マンネリ化は、見方を変えればふたりの距離が縮まり、安定した証でもあります。

 変化を受け入れ、未来に目を向けることで、長く続く恋人同士になれるでしょう。

マンネリ化は悪ではない!正しく対処していい関係を築こう

 マンネリ化は、それ自体が悪いことではありません。しかし何もせず放置していたり、誤った対処をしてしまうと、よくない方向へ向かってしまうかもしれません。

 マンネリを感じたら、原因に向き合って正しく対処し、彼との関係を深めていきましょう。 

(ファンファン福岡公式ライター /Yumi)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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