今回のテーマは「片頭痛」。遺伝的な理由や天候の変化、ストレスによって引き起こされ、女性ホルモンにも関わりがあるため女性に多いといわれる片頭痛。そんな片頭痛について、池田脳神経外科院長の池田耕一先生が”カラダのトリセツ”を教えてくれました。
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「片頭痛」どう対処する?
遺伝的な理由や天候の変化、ストレスによって引き起こされ、女性ホルモンにも関わりがあるため女性に多いといわれる片頭痛。こめかみから目のあたりが、ズキズキと脈打つようなリズムで痛むのが特徴です。 症状が重い人によっては吐き気や嘔吐(おうと)を伴い、目の前がまぶしくなる人、音や匂いに過敏になる人もいます。日常生活に支障をきたすほど頭痛が頻発、もしくは痛む時間が長い場合には、起こる回数を半分以下に抑えることを目標に、予防薬が使われることもあります。 その予防薬の一つとして今注目され始めているのが「エムガルティ」という「抗体医薬」です。初回に2本、2カ月目から1カ月ごとに1本皮下注射することで、片頭痛の日数が減ったり、痛みの程度が和らいだりします。副作用としては、注射をした部位の痛みやかゆみ程度で重篤なものはありません。 月に何度も頻発する人や目の前がまぶしくなるような痛みがある人は、専門外来で注射の投与も検討を。保険適用の薬剤ですが、3割負担で1万3,500円とやや高価なので自身の症状を鑑みながら医師と相談の上接種を。
池田脳神経外科
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