子どもの好きや得意を伸ばす習いごと。わが家の小学校2年生の息子も、本人が好きで「やってみたい!」と希望があるものを習っていました。ただ一つ、水泳だけは小さいうちからやっておけばよかったなぁと思っています。いまだに「水泳は興味がない」と習いたくない様子の息子。もう手遅れ!? と後悔したエピソードです。
習いごとは本人の希望に合わせるのが基本
わが家の息子は小学校2年生。習いごとは、息子が興味をもったタイミングで「やってみたい」と意思表示したものを選んでいました。今は、体操教室、地域のスポーツクラブ、プログラミング教室に通っています。
年齢や興味に応じて
「こういう習いごとがあるよ」
「一度体験に行ってみる?」などと習いごとの選択肢を提示し、体験会など実際にやってみる機会は持っていました。しかし、親から「これをやってみよう!」と提示することはありませんでした。
体操教室、サッカークラブなど本人が楽しいと思える習いごとを続けていましたが、水泳やピアノなど体験には行ってみたものの通うことがなかった習いごともいくつかあります。
水泳経験ほぼゼロで小学校入学
水泳教室に関しては、3歳のころに一度体験会に行ったきり。もともと水遊びは好きで体験会は楽しんでいましたが、そこまで興味が持続せず…。通うことはありませんでした。
私の頭の中には、水難事故にあった時の心配が浮かび「水泳はできたほうがいいかも」とうっすら思ってはいましたが「そのうち保育園や学校で習うだろう」と息子に強く勧めることはなかったのです。
息子が通っていた保育園には、大きなプールがありました。「これで少しは泳げるようになるかな」と期待しましたが、練習の時間はありませんでした。夏に思い切り水遊びをさせてもらえるので息子は喜んでいましたが…。
そしてそのまま小学校に入学。「今年こそ練習するかな」と思いましたが、1年生の水泳の授業はたった2回! 授業時間の関係でもともと少ないのに加えて、コロナ禍の影響で、水慣れして終わるという感じでした。
まだ顔を水につけることを怖がるレベルの息子。私は「これはまずい…」と焦り始めます。
気付くと、水泳未経験は息子だけ!?
小学校の授業だけでは泳げるようにならないのでは? と不安に思い、周囲のママ友に話を聞くと
「水泳教室に通い始めたよ」
「夏期教室で泳げるようになった」などの声が続々!
みんな同じように「このままでは泳げるようにならない」と思い、水泳教室に通い始めていたのです。少し出遅れはしているけど今からでもはじめてみようと思い、息子を水泳教室の体験に誘ってみました。
しかし、少し悩んで
「興味ないから、いいや!」ときっぱり断られてしまいます。
今は他の習いごとや遊びに興味が向いており、水泳教室にはどうしても行く気にならない様子。泳げないと困ることなど説明してみても、返事は変わらず。「タイミングを逃してしまった」と、私はとても落ち込んだのでした。
挑戦するタイミングを逃さないように
習いごとは、本人が好きで「やってみたい」ものを選んでする。その方針でやってきた後悔はありませんし、やりたいことを楽しんで続けられるのが一番だと思います。おかげで、のびのび好きなことを続けられた息子。
とはいえ、水難事故や災害のことを考えるとやはり少しは泳げた方がいいとも思います。「いつか息子が困るのではないか…」という思いが今もずっと心の中にあります。
年齢が上がるにつれて本人の興味も定まり、したくないことの意思表示もはっきりしてきます。あの時、水泳の体験会に行ったときに通い始めていたら…? 今さら考えても仕方ないですが、小さいころの挑戦できそうなタイミングを逃してはいけないなと思った出来事でした。
(ファンファン福岡公式ライター / Shiho)