【ノティリュス】仏出身オーナーが仕掛ける、フランスの本と文化の情報発信地!

福岡市公式インスタグラム連動企画「#fukuokapeople」。福岡で魅力的な活動をしているさまざまな方にフォーカスを当て、プロジェクトの内容をはじめ、活動の裏側や熱いメッセージを伺います。今回は六本松エリアのブックカフェ『Nautilus(ノティリュス)』のオーナー、ジャンマリー・プルドンさんにインタビュー! フランス出身のジャンさんから、独自の仕掛けや、そこに込めた思い、そして海外から見た福岡市の魅力について語ってもらいます。

目次

「日本で本屋を開きたい」。仏出身オーナーが福岡市で夢を実現!

出典:Nautilus

六本松エリアに昨年登場したブックカフェ『ノティリュス』。オーナーのジャンマリー・プルドンさん(愛称:ジャンさん)は、もともと本や漫画が大好きで、故郷のフランス・ナントでも書店員として働いていました。20代の頃に「一度は別の場所で暮らしてみたい」と、大阪に1年間滞在。そこで福岡出身の奥様と出会い、結婚を機に福岡市へ移住。当時はフランス語講師を務めていたそうですが、「いつか日本で本屋を開きたい」という夢をずっと温めていたそうです。 ジャンマリー:「日本にはフランスの書籍を扱う専門書店がほとんどなく、フランスの文化に触れられる場所も少ないので、そういった場所をつくりたいと思いました。お店を開く上で工夫が必要だと考え、〈本×コーヒー〉のスタイルで、コーヒーを飲みながらゆっくりフランスの文化を楽しんでもらおうと考えました」 こうしてジャンさんはブックカフェを立ち上げることを最終目標に、自家焙煎コーヒー豆専門店『ハニー珈琲』に入社。コーヒーの抽出技術のほか、お客様とのコミュニケーション力や、商品を紹介する上での伝える力を養い、“フランス出身の書店オーナー兼バリスタ”という独自の持ち味を磨きました。

元学生街の地域柄&まちの発展性に惹かれ、六本松を拠点に。

出典:Nautilus

出店エリアについては“福岡市内”と心に決めていたそうです。その理由は、奥様の実家から近くて、人の流れと温和な雰囲気がグッドバランスだから。物件探しの際に、木造2階建ての商業施設「裏.六本松」を紹介してもらい、縁あって入居を決意! ジャンマリー:「施設のオーナーが出版業界に携わっていた方で、初めて会った時から意気投合しました。また、六本松の地域の歴史にも惹かれましたね。かつては九州大学を中心とした学生街だったことから、周辺に古本屋が並んでいたそう。建物が移り変わったとしても、地域に根付く歴史や文化の名残はこれからも続くと信じています」 長く住んでいる地元の人と新しく住み始める人が入り混じり、幅広い人々が交わる六本松エリア。このまちの風土に惹かれたジャンさんは、2020年8月にブックカフェ『ノティリュス』をオープン!

日本語訳されたフランスの本に特化。特異な品揃えが多方面で話題!

出典:Nautilus

「フランスの文化に触れられる場所でありたい」という想いで立ち上げたブックカフェ。商品は日本語に翻訳されたフランスの哲学書や小説、アートブック、文学書、漫画など、“フランスの書籍”に特化した品揃え。 ジャンマリー:「東京にもフランス専門の書店がありますが、そこに並ぶのはほとんどフランス語版の書籍なので、フランス語がわからないとそもそも読めないですよね。僕は日本の方にもフランスの作品や文化を気軽に親しんでもらいたいので、日本語に翻訳されたフランスの書籍を専門にセレクトしています」 開業前の計画では、フランス映画の上演会や絵本の読み聞かせなどの店内イベントを予定していましたが、コロナ禍の影響で残念ながら見送ることに…。 ジャンマリー:「早くコロナ禍が落ち着いてほしいですが、コロナ禍前の状況に完全に戻ることはないと思っています。だからこそこの環境に順応して、今できることにチャレンジしていきたいです。昨年はできなかった店内イベントを工夫しながら実現させたいと考えています」

フランス出身のジャンさんが語る、福岡市の魅力とは?

出典:Nautilus

店名の『ノティリュス』とはフランス語で「オウムガイ」の意味。店名に由来を尋ねてみると、ジャンさんと同郷の作家、ジュール・ベルヌの代表作に登場する潜水艦の名前だとか。しかもこのジュール・ベルヌは、日本で初めて翻訳されたフランスの本の作家! 両国の本の関わりとして、縁を感じずにはいられません。 ちなみに、フランス出身のジャンさんから見て、福岡市の魅力はどう映っているのでしょう? ジャンマリー:「フランスの家族や友人に福岡市を紹介する際は、『日本で一番住みやすい、人気の都市だよ!』と伝えています。まちの開発が進み、まちが変化して、成長して、活気があるなと僕自身も実感しています。最近はうちのように個人店主が営む小さな本屋さんやギャラリーが増えてきましたよね。それぞれのお店で独自のカルチャー発信がされていて、今後さらにまちが面白くなると期待しています」 また、ジャンさんの故郷・ナントと福岡市の共通点も教えてくれました。 ジャンマリー:「ナントは造船で栄えたまち。’80〜’90年代に造船業が衰退し、一時期は社会的に深刻な状況に陥りましたが、市長がまちづくりに力を入れたおかげで今は観光地として盛り上がっています。他のエリアからの移住者も増えて、福岡と同じように『住みやすいまち』として人気です。それぞれ時代背景は異なるけれど、まちを成長させるための取り組みが盛んに行われ、移住人口が増えている点はとても似ているなと感じます」

コロナ禍を経た今、できること。変化を恐れずトライし続ける大切さ。

出典:Nautilus

現在『ノティリュス』では、小説の冒頭部分「書き出し」を掲示したり、興味を引くディスプレーを行ったり、さまざまなアプローチでフランスの本を紹介しています。8月に一周年を迎えるにあたり、ジャンさんにこれから挑戦したいことを尋ねてみました。 ジャンマリー:「目下の目標は、コロナ禍に対応できる店づくりを行うこと。サービスや販売スタイルを“今”の環境に合わせる必要があります。今の店舗はコロナ禍前の形式ですし、この1年でニーズも変ったので、時代に合わせてリニューアルしたいと思っています。例えば、2次元コードを導入して公式サイトを充実させるなど、オンライン機能を強化したいと思っています。WEB上で本の紹介をしっかり行って、店舗では実物をスムーズに確認できるように…とかね。そして、本のバリエーションももっと増やしていく予定です。どうぞお楽しみに!」 店の状況と時代の転換期を冷静かつ的確に捉えるジャンさん。常連客の方々にリサーチしつつ、コロナ禍に合わせて細かくリニューアルしていきたいと語ります。フランスの本を通したカルチャー&コミュニティーイベントも、まもなくスタートするということで、今後の『ノティリュス』に引き続き注目してくださいね!

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