4歳、3歳の年子の男の子を育てている、ママ管理栄養士ライターの辻尾麻里奈です。今回は九州の郷土料理「ねったぼ」のレシピをご紹介します。ねったぼ、とは「ねったぼたもち」のことで、餅と芋をねって作るぼたもちの一種。お茶にぴったりのおやつメニューです。炊飯器で簡単に作ることが出来るので、ぜひご覧くださいね。
「ねったぼ」とは?
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ねったぼは「ねったぼたもち」のことで、九州鹿児島の郷土料理です。つきたての餅に蒸したサツマイモを入れて芋をつぶすように練り上げて作ります。主食の代わりや、おやつなどに食べられています。 今回は餅ではなく、もち米と炊飯器を使ったレシピを紹介しています。餅って使いきれず余ってしまいませんか? もち米であれば、普通の米と混ぜておこわにしたり、色々アレンジが出来ますよ。
【材料】 6~8個分
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もち米……1合(150g) サツマイモ……1本(皮をむいて150g) 水……180cc 砂糖……大さじ2 きな粉……大さじ2 塩……1つまみ ※もち米とサツマイモの量が1:1になるように用意します
【作り方】
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1. サツマイモを2センチ程度の幅に切り、分量外の水につけておく。
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2. 炊飯器にもち米、水、サツマイモを入れて炊飯器に入れて、炊飯モードで炊く。(50分程度)
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3. 炊きあがったら塩を1つまみ入れて、他の容器に移す。
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4. サツマイモを潰すように、よくもち米と混ぜる。 ※ポイント ・めん棒があれば使うと楽です。ない場合は木べらやしゃもじでもOKです。水をつけながら、餅をつくイメージで潰すと上手にできますよ。 ・サツマイモの潰し具合ですが、個人的にはしっかりと潰して混ぜるのが好みです。よく潰すと食べやすいですよね。でも、わざと芋をごろっと残して作っても美味しいです。九州でも家庭によって作り方は様々なようなので、お好みの潰し具合で作ってみて下さいね。
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5. 全体が良く混ざったら6~8分割にする。 スプーンを使うと楽にできます。
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6. 砂糖ときな粉を混ぜて、半量をクッキングシートを敷いた上にのせる。手を水で濡らし、5.を楕円形に成形し、クッキングシートの上にのせる。 ※手で丸める時は、熱いと火傷する可能性があるので、熱さをチェックしてからさわりましょう! 残りの砂糖ときな粉も上からふりかける。
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7. スプーンを使って満遍なく全体にきな粉と砂糖をまぶしたら完成です。
餅を使った作り方
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つきたての餅がある家ってなかなかないですよね。余った切餅などがあれば、ねったぼを作ることができます。サツマイモと餅が同量程度になるように用意してください。 <蒸し器を持っている場合> サツマイモの上に餅をのせて一緒に柔らかくなるまで蒸し、混ぜ合わせて作ります。 <鍋で作る場合> サツマイモと餅を鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れて柔らかくなるまで茹で、余分な水を捨ててから、一緒にねるように混ぜ合わせて作りましょう。 今回は、サツマイモ=餅米(餅)を1:1で作るレシピを紹介しましたが、芋多め・芋少なめ、などお好みでアレンジも可能です。また、芋の火の通し具合についてですが、ごろっとした芋の感じを残したい場合は硬めに、しっかり潰して滑らかに作りたい時は芋が柔らかくなるまで火を通しましょう。
サツマイモの種類
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サツマイモには色々な種類がありますね。私がよくスーパーなどで目にするのは「べにはるか」・「シルクスイート」です。 今回は、べにはるかを使用しました。べにはるか、シルクスイートはねっとりしっとり系の芋なので、練って作るねったぼにおすすめです。 逆に「べにあずま」は、ホクホク系の芋なので、芋感を残した、ごろっとしたねったぼを作りたい時に選ぶと良いでしょう。 他にもオレンジ色で甘い安納芋や、紫芋などもありますよね。これらの芋でも作ることができます。お好みの芋・お好みの食(潰し具合)で作ってみて下さいね。
今回は九州の郷土スイーツ、「ねったぼ」のレシピをご紹介しました。もち米を潰すとき、意外とストレス発散になります! 炊飯器で簡単に作れるので、おうちで和風スイーツ作ってみませんか? 出来立てのねったぼ、柔らかくて最高ですよ。緑茶やコーヒーと一緒におやつにどうぞ。 (ファンファン福岡公式ライター/ママ管理栄養士ライター 辻尾麻里奈)