「くもんの先生」がどんな教室を運営していのるかファンファン福岡編集部が探る「お仕事カルテシリーズ」。2回目は福岡市博多区の南先生を訪ねました。※この記事は2021年7月30日に公開されました
「1人の子どもを長い間見続けられ、成長を目の当たりに」
―こんにちは! 最初に南先生と「くもん」の出合いを教えてください。
くもんと出合ったのは大学生のときです。くもんの指導者をしていた母の友人に声を掛けられ採点のアルバイトを始めました。小学生が難しい問題が解けるのはどうしてだろうと、くもんのことを知りたくなったのを覚えています。成績がどんどん伸びる子どもを見て、自分に子どもができたらくもんをさせたいと思いました。
―アルバイトが最初だったのですね。その後は?
生徒の教育に興味を持ち、新卒で塾講師の職に就きましたが、そこでは子ども一人一人と深く関わる時間がもっと欲しいという思いが募り、離職しました。その後、1人目の子どもが1歳になってベビーくもんに通わせたとき、アルバイト経験があったのでスタッフとしても採用されました。2人目の出産のためその教室を離れたものの、いつかくもんの先生になりたいと思っていて、子どもが3歳と1歳の2016年12月に教室を始めました。
―教室の場所を選んだ理由は。
小学校のそばで立地がよかったからです。自宅から通いやすく、けれど生活圏から少し離れた場所というのも決め手でした。生活圏では先生ではなく自分の子どものママでありたいと思っているので。
―「くもんの先生」の喜びはどんなところにありますか。
1人の子どもが教室に通っている間、長い時間をかけて見続けられる点です。幼稚園児が小学生になり、反抗期を乗り越えるなど、人間としての成長を目の当たりにすることができます。
―子どもと接する上で大切にしている心掛けは。
子どもに私の言葉が届くような人間関係を築くようにしています。そのためには、子どもに好きになってもらう。自分がそうだったように、嫌いな先生からは何を言われても響かないからです。先生に相談してみようかな、と思ってもらえる関係を全員とつくっていきたいので、常にオープンマインドです!
―厳しく接することもありますか。
はい。危ないことをしたときと、ほかの生徒の学習を妨害したときは叱ります。
―運営で苦労はありますか。
教室を休まないように、自分とわが子の体調管理には気を付けていますが、私は困ったときは周りに助けを求めるタイプなので、苦労はありません。くもんの事務局の人にも気軽に相談しますし、先生仲間とも助け合っているので“1人じゃない”と感じます。
―運営面は得意ですか。
実は数字の管理などは苦手なのですが、くもんの事務局がサポートしてくれるので心強いですね。
―普段のリフレッシュ方法は?
運動が好きで、4年ほどテニスをしています。最近ゴルフ教室にも通い始めました。
「福岡で一番大きな教室にするのが目標です」
―今後の目標などありますか。
いろんな子どもたちと関わりたいので、もっと生徒数が増えたらいいなと。生徒が10人いたら、10通りの関わり方があるので面白い。人が好きなんです。だから、福岡で一番大きな教室にするのが目標です。将来はビルを丸ごと借りて教室にしたいくらいです!
―くもんの先生が気になっている人に、どんなアドバイスをしますか。
とりあえずやってみたらいいと思います。説明会に参加する人などは考えを行動に移せる人なので、全員、くもんの先生に向いています。始めるのに早過ぎも遅過ぎもありません。興味がある人は一度挑戦してみてください!