早めの試運転と手入れで即稼働できる! エアコンの掃除ポイント

 今年も駆け足で夏がきそうですね。今のうちに、エアコンのお試し運転をしておきましょう。エアコンの空気がカビ臭い、風力が弱いなどのトラブルは、本格稼働させる前に解決が必須です。お掃除スペシャリスト佐倉が、エアコンのチェック箇所と掃除のポイントをご紹介します。

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エアコンは4月~6月前半に試運転する

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 なぜエアコンの試運転が必要なのでしょうか?  7~8月になると、メーカーの修理や買い替えの取り付けの待ち期間が長くなります。なんと、2週間以上待つケースが4割といわれています。(※Panasonic エアコンの試運転とフィルターのお掃除|参照元:https://panasonic.jp/aircon/air_letter/news/test_run.html

 暑くなってから、エアコンのトラブルに気が付いた場合に起こるのは、下記のケースです。
・メーカーの修理が混んでいて即修理できない
・買い替えても、取り付けの順番待ちが長い
・エアコンクリーニングを依頼しても混んでいて不快なまま使わねばならない

 エアコンが使えなければ、熱中症になる可能性も出てきますよね。涼しい夏を過ごすために早めに試運転し、動作確認とお手入れをしておきましょう。
(※経済産業省 夏季を迎える前のエアコン試運転の重要性について|参照元:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/air_conditioner/maintenance.html

エアコン試運転の仕方

 試運転は、室外機とエアコンのチェックをしてから、運転しましょう。冷えるかどうかの確認だけなら10分ほど、水漏れの確認までして30分ほどです。

【室外機】の確認

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・周りにものがあればどける
・排水ホースは折れていない? ホースの排水口に泥やゴミが詰まっていない? 

【エアコン】の確認

・電源プラグとコンセントの間にホコリはない? 奥まで差し込まれている?
・リモコンは電池切れを起こしていない? 液漏れで使えない場合は早めにメーカーから取り寄せて
・フィルターはきれい?

【試運転】の仕方と確認

・設定温度を18度くらいにし、10分ほど稼働させて、冷風が出ているか異音はないかを確認
・送風口からの風に異臭はない? ホコリやカビの臭いがするケースが多いので注意
・本体やリモコンにエラーの表示はない?
・30分程度稼働させて、本体から水漏れしていないかを確認。

【エアコン送風口を目視確認】

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 試運転が終わってから、送風口を懐中電灯で照らしてみましょう。送風口を見るときは、コンセントを抜くか電源OFFにして、手でルーバーを動かします。長く掃除をしていない時は中がカビで真っ黒かもしれません。送風口がカビで汚れている時は、フィンにもカビが発生しています。

自分でできるエアコン掃除とお手入れ

 自分でできるエアコンの掃除は、エアコンの外回りとフィルターの掃除です。

・エアコン上部をモップで拭いてホコリを取る
・フィルターのホコリは、掃除機で吸い取る。取れない場合は、ウタマロ洗剤などを吹きかけてスポンジで洗う
・エアコンの外側は水拭きまたは、中性洗剤を数滴落としたバケツで絞った雑巾を使う
・排水パイプの先に虫よけをつけておくと安心

エアコンの内部掃除はプロに依頼がおすすめ

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 ホームセンターなどでは、自分で行うエアコン掃除キットも販売されていますが、エアコンクリーニングのプロへ依頼をおすすめします。自分で内部の掃除をすると汚れやカビが取り切れなかったり、エアコンが壊れたりといった可能性もあります。

 プロの技と道具で、エアコン内のカビや汚れが除去され、水洗いでピカピカになったエアコンは爽快ですよ。

プロに頼むエアコン掃除の頻度はどれくらい?

 わが家では、リビングと寝室は2年に1回、仕事部屋は3年に1回を目安にして、エアコンクリーニングを依頼しています。実際は、送風口の様子と空気の臭いによって1年で依頼する場合も1年延ばす場合もあります。

 複数台のエアコン掃除を一度にクリーニングすると財布に優しくないので、毎年1~2台を、比較的費用が安い5月に依頼するのが恒例です。

早めの試運転で快適な夏をスタート

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 エアコンの試運転をしておけば、「動かない・冷えない・臭い」といったトラブルに対策しておけます。暑くなったときに、気持ちよく使えるように、今のうちにエアコンの準備をしておきましょう。

(ファンファン福岡公式ライター/佐倉玖弥)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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