「九州国立博物館」(福岡県太宰府市)の魅力を毎月発信する「九州国立博物館だより」。今回は、ぞくぞくしたい人にぴったりな夏休み特別企画の情報もお知らせします。
【夏休み特別企画】九州国立博物館に集まる 怪しいやつら展 <1F>
夏休みの九博に怪しいやつらが大集合!?
九州国立博物館所蔵の針聞書(はりききがき)に登場する「はらのむし」をはじめ、妖怪やお化けについて、パネルと動画で紹介します。ぞくぞく・わくわくしたい方、集まれ~! 会期:8月11日(水)~8月17日(火) 会場:1階ミュージアムホール ※申し込み不要、入場無料
【特集展示】没後350年記念 明国からやって来た奇才仏師 范道生(はんどうせい) <4F>
会期:開催中~10月10日(日) 会場:文化交流展示室 第11室
ダイナミックで魅力あふれる作品
江戸時代に中国から渡来した仏師・范道生。日本黄檗宗(おうばくしゅう)の開祖・隠元(いんげん)から招かれた京都宇治の萬福寺(まんぷくじ)では造像を担当し、日本黄檗宗が開かれたことを広く示すことに貢献するとともに、京都仏師にも大きな影響を与えました。 本展では、代表的な彫像や絵画、書跡をご覧いただきます。 ダイナミックで魅力あふれる作品をぜひ会場で!
■広南(いまのベトナム中部)で描かれた遺作「十八応真図(じゅうはちおうしんず)」
■隠元禅師も大絶賛 京都仏師とのコラボ作「十八羅漢坐像(じゅうはちらかんざぞう)のうち羅怙羅尊者(らごらそんじゃ)」
■聖蹟「初登宝地(しょとうほうち)」(*)をまもる「韋駄天立像(いだてんりゅうぞう)」
【特集展示】古代ガラスの世界 -岡山市立オリエント美術館蔵品展- <4F>
会期:開催中~10月3日(日) 会場:文化交流展示室 第8・9室
鮮やかな色彩と装飾
オリエントの多様な文化に育まれ、ユーラシアに広がった古代ガラスの世界をご紹介します。見慣れた「無色透明」なガラスとは違う、鮮やかな色彩と装飾をご堪能ください。
■オーロラのようなマーブル模様「リボン装飾瓶(そうしょくびん)」
■貴婦人を思わせる優雅な瓶「型吹(かたぶき)リブ装飾吊手付瓶(そうしょくつりてつきびん)」
【企画展示】ならべてわかる本物のひみつ 実物とレプリカ2021 <4F>
会期:開催中~9月5日(日) 会場:文化交流展示室 第7室
「見て」「聴いて」「ふれて」「想像して」
実物に加えてレプリカも展示しています。銅鐸(どうたく)を鳴らしたり、仏像の玉眼(ぎょくがん:目の部分)の組み立てなどの体験ができます。「見て」「聴いて」「ふれて」「想像して」自由な発想と感覚で楽しんでください。 ※ 点字と手話での作品解説を準備しています。
■阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)
■玉眼模型
【特別展】皇室の名宝-皇室と九州をむすぶ美- <3F>
時代を越えて皇室が守り伝えてきた貴重なコレクションを紹介する特別展。前期展示はいよいよ8月9日(月・祝)までです。 ※期間中、展示替えがあります。ご来場の際は事前にご確認ください。 前期7月20日(火)~8月9日(月・祝) 後期 8月11日(水)~8月29日(日)
■色絵金彩菊貼付花瓶・色絵金彩菊貼付香炉(いろえきんさいきくはりつけかびん・いろえきんさいきくはりつけこうろ)
■動植綵絵 老松孔雀図(どうしょくさいえ ろうしょうくじゃくず)
後期展示で御物(ぎょぶつ)を特別公開
このたび、日本の古代史を彩る希代の名品「聖徳太子二王子像(しょうとくたいしにおうじぞう)」と「法華義疏(ほっけぎしょ)」を特別に公開いただくことになりました。黎明期(れいめいき)の日本仏教文化の基礎を築いた聖徳太子ゆかりの御物をご覧いただきます。 ※御物とは、天皇家の御所蔵品に対する敬称です。 会期:開催中~ 8月29日(日) 会場:3階特別展示室 観覧料:一般2,000円、高大生1,200円、小中生800円 ※団体料金はありません。 ※大学生以下の方は展示室入口で学生証や生徒手帳等を提示してください。 ↓↓ 特別展のチケットは ARTNEチケットオンラインで販売中! ↓↓
九州国立博物館
住所:福岡県太宰府市石坂4-7-2 営業:9:30~17:00(入館は16:30まで) 休館:月曜(月曜が祝日・休日の場合は翌日) 電話:050-5542-8600(NTTハローダイヤル 9:00~20:00)