小学生の摂取すべきカロリーとは?おすすめのメニューも紹介

この記事では、2児の母でもある管理栄養士が小学生の摂取カロリーについて解説します。偏食や好き嫌いなどがはっきりでてくる小学生の子どもをもつ保護者のなかにはカロリーが足りているのか、栄養は足りているのか心配する人も多く、悩みのトップをしめるとか。今回は、どのような食事が良いのか、また小学生に食べさせたい栄養たっぷりのレシピを紹介します。

目次

年齢や活動レベル、個人に合わせた食生活が大事

まずは標準を知る

小学生とはいっても6~12歳、それぞれ生活の活動レベルによって異なります。正確な摂取カロリーは、1,500kcal〜2,900kcal(※)と幅広いです。厚生労働省「日本人の食事摂取基準」を参考に、子どもの標準的な摂取カロリーを調べてみるとよいでしょう。

※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」推定エネルギー必要量(kcal/日)より

一汁三菜を意識した食事作り

まずは一汁三菜を意識したごはんを作ることをこころがけましょう。そうすることで、自然と摂取カロリーだけでなく栄養バランスの整った食生活を送ることができます。難しい場合はまずごはんと野菜たっぷりの汁物、メインのおかずからはじめるのがおすすめ。1日のバランスが整いやすくなります。

小学生に食べさせたいレシピ3選!

レシピ1 ひじきハンバーグ

小学生に食べさせたいレシピ1ひじきハンバーグ
出典:合同会社HITOOMOI

ひじきがたっぷり入った子どもが喜ぶハンバーグ。食べ応えもばっちりで、副菜を添えれば彩りもよくなり、栄養満点です。

「ひじきハンバーグ」の材料(2人分)

<材料>

  • 乾燥長ひじき:大さじ1
  • おろしポン酢:適宜
  • 副菜    :適宜

A

  • 合いびき肉 :100g
  • 木綿豆腐  :1/2丁(150g)
  • ナツメグ  :適量
  • 塩こしょう :適量

<作り方>

  1. 乾燥ひじきは水で戻し水気を切り、キッチンバサミで食べやすい大きさに切る。
  2. 木綿豆腐はキッチンペーパーに包み耐熱ボウルに入れ、ラップをせずにそのまま600Wのレンジで2分加熱する。
  3. ボウルに1、2、Aを入れてよく混ぜる。2等分にし、小判型に成形する。
  4. 耐熱容器に3を並べてふんわりとラップをし、600Wのレンジで7分加熱する。
  5. 器に盛り、好みでおろしポン酢をかけ、副菜を添える。

「ひじきハンバーグ」の保存期間(目安)

  • 冷蔵保存の場合…2~3日
  • 冷凍保存の場合…2~3週間

レシピ2 子どもも大人も喜ぶタラのチリソース

小学生に食べさせたいレシピ2子どもも大人も喜ぶタラのチリソース
出典:合同会社HITOOMOI

日常のごはんにも、お弁当のおかずにもなる万能レシピ。甘めのソースなので、子どももパクッと食べることができますよ。

「子どもも大人も喜ぶタラのチリソース」の材料(2人分)

〈材料〉

  • タラ      :3切れ
  • 玉ねぎ     :1/4個
  • 酒       :大さじ1
  • 塩       :小さじ1
  • 片栗粉     :大さじ4
  • ごま油     :適量

A

  • 砂糖      :小さじ1
  • 塩       :少々
  • ケチャップ   :大さじ3
  • 鶏がらスープの素:小さじ1
  • おろしにんにく :小さじ1/2
  • 水       :100ml

※豆板醤    :小さじ1

  • レタス     :適宜
  • 白髪ねぎ    :適宜
  • 糸唐辛子    :適宜

〈作り方〉

  1. タラは皮を取り除き、ひと口大に切る。玉ねぎはみじん切りにする。
  2. タラに酒と塩を振り、揉む。両面に片栗粉をまぶす。
  3. フライパンにごま油をひき、2を入れ中火で両面がカリッとなるまで焼く。
  4. タラに火が通ったら一度キッチンペーパーを敷いたお皿に取り出す。
  5. フライパンに1の玉ねぎを入れ、しんなりするまで弱火で炒める。Aの調味料を加え、水気が2/3になるまで中火〜強火で水分を飛ばす。

※大人が食べるときは豆板醤を加えると味がしまります。

  1. 3のタラを戻し入れ、とろみがつくまで加熱する。
  2. 器に盛り、好みでレタス、白髪ねぎ、糸唐辛子を飾る。

「子どもも大人も喜ぶタラのチリソース」の保存期間(目安)

  • 冷蔵保存の場合…2~3日
  • 冷凍保存の場合…2~3週間

レシピ3 もちもち食感がたまらない♪じゃがいもシチュー餅

小学生に食べさせたいレシピ3もちもち食感がたまらない♪じゃがいもシチュー餅
出典:合同会社HITOOMOI

シチューの変わりダネアレンジレシピ。もちもちとした食感がクセになります。お弁当にいれれば、満腹感アップのおかずに。

「もちもち食感がたまらない♪じゃがいもシチュー餅」の材料・作り方

〈材料:2人分〉

  • シチュー  :40g
  • じゃがいも :大2個(中2.5個、小3個)
  • 片栗粉   :大さじ5(3.大さじ4、4.大さじ1)
  • 牛乳    :大さじ1
  • 塩     :少々
  • バター   :10g
  • レタス   :適宜
  • ミニトマト :適宜
  • パセリ   :適宜

〈作り方〉

  1. じゃがいもはよく洗い、皮付きのままふんわりとラップをし、600Wのレンジで中まで火が通るまで6分ほど加熱する。
  2. 竹串がスーっと通ることを確認したら熱いうちに皮をむき、ゴムべらなどで滑らかになるまで潰す。
  3. 片栗粉、牛乳、塩を加えてよく混ぜる。
  4. 片栗粉大さじ1を同じ分量の水で溶き、シチューに加えて混ぜる。600Wのレンジで1分温め、ボタッとするくらいまでとろみを付ける。
  5. 2で作った生地を4等分にし、3を包んで形を整える。
  6. フライパンにバターを入れ、両面に焼き色が付くまで焼く。
  7. 器に盛り、好みでパセリをかけ、レタス、ミニトマトを添える。

「もちもち食感がたまらない♪じゃがいもシチュー餅」の保存期間(目安)

  • 冷蔵保存の場合…1〜2日
  • 冷凍保存の場合…2〜3週間

適正なカロリーを知り、一汁三菜を心がける

成長期である小学生には、栄養たっぷりのごはんで心と体を満たしてあげましょう。特に運動をしている活動レベルの高い子どもは、摂取カロリーも高くなります。厚生労働省「日本人の食事摂取基準」を参考に、子どもの健康を支えてあげましょう。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

2019年1月に設立したフードコーディネーターと管理栄養士が在籍する料理研究家の会社。レシピの企画・開発から撮影、スタイリング、栄養計算、商品開発を中心に事業を行う。ミッションは、「好きな人を想う手作り料理で幸せな食卓づくりを。」

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