気鋭の現代アーティスト・ゆるかわ ふう氏の展覧会が6月3日（土）から、福岡アジア美術館（福岡市博多区）で開かれます。福岡では初の開催です。ゆるかわ ふう氏は建築用断熱材を使った世界初のオリジナル技法「光彫り」の作品で知られています。
ゆるかわゆう氏の「光彫り」とは
ゆるかわ氏は発泡断熱材の背後からLED照明を当て、表面を金属ブラシで削ったり、半田ごてやシンナーで溶かしたりして凹凸をつけ、その掘り具合で濃淡を作り、光と陰影を表現します。
壁や床の中に埋め込まれてしまう断熱材ですが、東京藝術大学で建築を学んだ「ゆるかわふう」にとっては、建築模型を作るための材料として身近なものでした。
ある時、断熱材の背後から白い光を当ててみたところ、浮かび上がった美しく鮮やかな「青」が、趣味のダイビングで魅せられていた「青」に重なりました。絵の具ではできない透明感のある奥行きが表現できるこの画材と技法の発見により、唯一無二の「光彫り」は誕生しました。
さらに昨年より「光彫り」を不透明なアクリルでカバーし、その光のトーンを霞がかかったようにぼかした新シリーズを発表。「光彫り」の探究は続いています。
光の芸術家 ゆるかわふうの世界 ～宇宙(そら)の記憶～ テレビ西日本開局65周年記念
福岡アジア美術館で開かれる展示会「光の芸術家 ゆるかわふうの世界 ～宇宙(そら)の記憶～ テレビ西日本開局65周年記念」では、高さ約1.8ｍ、幅約5ｍの大作をはじめ、新シリーズの作品、福岡初出品の新作を含めた約30点を展示します。
暗い会場の中で「光彫り」によって描き出された美しく輝く海や空、生き物や風景が浮かび上がります。画面の中に思わず引きこまれ、一瞬にして心が異空間に導かれるでしょう。
「極北の空 The arctic sky」は6月15日（木）から
展示予定の「極北の空 The arctic sky」は修復のため、6月15日（木）から展示されます。
作家・ゆるかわふう氏 プロフィール
発砲断熱材「スタイロフォーム」を使用した世界初のオリジナル技法「光彫り」を考案。絵画でも彫刻でも映像でもない新ジャンルアートのパイオニアとして注目されています。
神奈川県湯河原町を拠点に作品を制作しています。日本テレビ「ヒルナンデス」、読売テレビ「ミヤネ屋」、ＮＨＫ「おはよう日本」、フジテレビ「Live News イット!」「めざましテレビ」など、テレビ出演多数。 YouTube「FNN プライムオンライン」では97 万回視聴を記録。
光の芸術家 ゆるかわふうの世界 ～宇宙(そら)の記憶～ 開催概要
名称：光の芸術家 ゆるかわふうの世界 ～宇宙(そら)の記憶～ テレビ西日本開局65周年記念
会期： 6月3日（土）～7月9日（日）
時間： 9：30～18：00分（入場は17：30まで）
金・土のみ20：00まで（入場は19時30分まで）
※水曜日休館
場所：福岡アジア美術館 7階企画ギャラリー（福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7階）
料金：一般：1,500円（1,300円）、高大生：1,200円（1,000円）、小中生：500円（300円）
※（）内は前売り料金
※「中・高学生、大学・専門学生」料金でご入場の際は学生証や生徒手帳などのご提示が必要となります。
※身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳の提示者本人と介護者１人は無料。特定医療費（指定難病）受給者証・特定疾患医療受給者証・先天性血液凝固因子障害等医療受給者証・小児慢性特定疾病医療受診券を提示者本人は無料。
前売販売：4月1日～発売
ローソンチケット（Lコード）：83326 チケットぴあ（Pコード）：686-384
※電子チケットは、会期中は当日料金での発売となります。
主催：テレビ西日本、西日本新聞社、スリーオクロック、TNC プロジェクト
協賛：デュポン・スタイロ株式会社
後援：福岡県、福岡市、福岡県教育委員会、福岡市教育委員会、マリンワールド海の中道
お問い合わせ：テレビ西日本 事業開発部 TEL：092-852-5507（平日 10：00～17：30）
ギャラリートーク＆サイン会
日時：6月3日（土）、6月4日（日）、6月25日（日）①10:30～11:30／②14:00～15:00、6/24（土）14:00～15:00
※イベント参加時に展覧会チケットの提示が必要となります。（半券可）
※急遽、変更となる可能性がございますので詳しくはテレビ西日本ホームページをご覧ください。
