遠距離恋愛から結婚する秘訣とは?住む場所や仕事をクリアする経験談も紹介

 「遠距離恋愛から結婚するのは難しい」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

 そこで今回は、遠距離恋愛からゴールインした男女のエピソードをもとに、遠距離カップルが結婚するタイミングとハードルをクリアする方法、コミュニケーションのコツを紹介します。

 「結婚後の住む場所や仕事はどうしよう」「本音を話し合う方法が知りたい」と考えている人も、ぜひ参考にしてくださいね!

目次

遠距離恋愛から結婚できる確率は?【男女にアンケート】

 今回は、25歳~35歳の男女合計200名にアンケートを実施しました。

 気になる遠距離恋愛の行方やプロポーズまでの期間など、経験者の具体的なデータをみていきましょう!

遠距離恋愛の経験がある人は約半数!

 アンケートでは、男女ともに約50%の人が「遠距離恋愛を経験したことがある」と答えました。

 パートナーとの関係に悩んだときは、身近な人に相談すると共感してもらいやすいかもしれませんね!

遠距離恋愛から結婚した人は約15%!?

 今回のアンケートでは、遠距離恋愛を経験した人のうち約15%が「結婚したまたは婚約中」と回答していました。

 コミュニケーション不足や結婚観の違いから、残念ながら別れや自然消滅に至るケースもあるようです。

アンケートでのコメント

  • 信頼できる相手だったので不安はなかった(31歳/女性/結婚または婚約した)
  • 結婚後の仕事と住む場所に悩んでいるところ(32歳/女性/交際中)
  • すぐに会えないので相手の言葉を確かめられず不安だった(26歳/男性/別れた)

遠距離恋愛から結婚までの期間は3年以上が多数派

 プロポーズまでの期間はカップルによりますが、アンケートでは3年以上が多数派でした。

 遠距離恋愛から結婚までの期間は、仕事や住む場所などカップルをとりまく環境によって異なります。

 「みんながどうしているか」も気になるところですが、自分たちが納得できるタイミングを考えることが大切です。

アンケートでのコメント

  • 誕生日をきっかけに将来について話し合い、結婚しました(28歳/女性)
  • 結婚前提の遠距離恋愛で、私が引っ越す決意が固まったタイミングで結婚(33歳/女性)
  • 遠距離恋愛を始めて1年後に自分からプロポーズしました(30歳/男性)

遠距離恋愛で結婚のハードルになるものとは?

出典:Adobe Stock

 大好きな恋人となかなか会えない遠距離カップルには、不安や悩みもあるでしょう。

 ここでは、遠距離カップルにとって、結婚までのハードルになりやすいことをみていきましょう。

コミュニケーションが足りない

 会える時間や回数が限られてしまう遠距離恋愛では、コミュニケーション不足に陥りやすいもの。

 寂しいときや不安なときでも直接話せばホッとできるものですが、遠距離恋愛中の場合は簡単に会うことができません。

 そのため、コミュニケーションがうまく取れていないと感じたり、ささいなすれ違いから気持ちが離れてしまったりすることもあるかもしれません。

経済的な負担が大きい

 2人の住む場所が遠く離れているほど、1回のデートに多くの交通費がかかります。

 会えるのは年に数回のカップルも、新幹線代や飛行機代が積み重なると大きな負担になるでしょう。

 会うだけでお金がかかってしまうので、同棲カップルなどに比べるとお金が貯まりにくく、なかなか結婚に踏み切れないこともあるようです。

寂しさや不安が募る

 離れている期間は相手がどんな生活を送っているのか想像しづらいのが遠距離恋愛。

 少し連絡が取れないだけで「もしかして浮気をしているのでは」「私のことを嫌いになってしまったのでは」など相手を疑ってしまうこともあるでしょう。

  寂しさや不安に駆られて相手を信頼できなくなると、破局を迎えることも少なくないようです。

住む場所や仕事のすり合わせが難しい

 お互いに結婚したいと思っているカップルも、「一緒に暮らすにはどちらかが仕事を辞めなければいけない」などの大きな選択を迫られる場合は悩んでしまうでしょう。

 「好きな仕事を辞めたくない」「地元を離れたくない」などの理由からなかなか決断できなかったり、話し合いが平行線になって前に進まなかったりする場合も。

 環境の変化はその後のキャリアや人生に大きな影響を与えるため、慎重になるのは当たり前のことです。

遠距離カップルが結婚に踏み切るタイミング5つ

出典:Adobe Stock

 遠距離カップルは、仕事などの転機やハードルをクリアしたタイミングで結婚に至るケースが多いようです。

 続いて、遠距離恋愛中のカップルが結婚を決意する具体的なきっかけを紹介します。

1.転職や転勤が決まったとき

 転職や転勤をきっかけに結婚を決意するカップルは、遠距離恋愛に限らず多いケースです。

 慣れない土地に行くことになったり生活環境が大きく変わったりなど、「不安の多いタイミングだからこそ一緒にいたい」「相手のそばに引っ越したい」と考えることも。

 ただし、どちらかが退職や遠方への移住を迫られる場合は、将来についてよく考える必要があります。

2.結婚資金が貯まったとき

 「結婚式や新婚旅行のために〇〇円貯める」など貯金額の目標がある場合は、目標に達した時点で結婚に踏み切るカップルもいます。

 「理想の結婚式を挙げられるお金が用意できたら」「子どもができても安心できるだけの資金が貯まったら」など、貯蓄額を一つの指標にしているカップルも多いでしょう。

3.目標の年齢や時期になったとき

 遠距離カップルのなかには、「○歳までに結婚したい」「○年後に一緒になろう」などの結婚時期の目安を決めている人もいるでしょう。

 カップルで目標を共有していると、「そろそろ結婚を考えようか」「あと◯年がんばろう」と次のステップに進みやすいですね。

4.結婚のハードルをクリアできたとき

 結婚後の住む場所や仕事などに迷っている場合は、ハードルをクリアすることで晴れて結婚を決意できることも。

 例えば、「相手の住む場所に行ってみたらよいところだった」「移住経験者の友人に相談したら安心できた」などの行動から決心がつく人もいるでしょう。

 「この町でやっていけそう」「新たにキャリアを築きたい」と前向きな気持ちになれると、一歩前に進めるはずです。

5.子どもを授かったとき

 遠距離恋愛でなかなか結婚に踏み切れなかったカップルも、子どもを授かったことをきっかけに一緒に住む決意するケースがあります。

 ただし、妊娠中の女性は体調管理だけでなく仕事の調整などのタスクが負担になることも。住居や引っ越しの手配は男性が行うなど、2人で協力しながら乗り越えましょう。

遠距離恋愛を乗り越えて結婚するカップルの特徴5つ

出典:Adobe Stock

 遠距離恋愛から結婚したカップルは、ルールや目標をしっかり決めている人が多いようです。

 ここでは、ハードルを乗り越えられる遠距離カップルに共通する特徴を紹介します。

1.結婚観が一致している

 結婚に対する考え方が一致しているかは、遠距離恋愛のハードルを乗り越えられるかに大きく関わってきます。

 遠距離カップルは、次のようなポイントを話し合っておくのがおすすめです。

  • 結婚したいかどうか
  • 何年後に結婚したいか
  • 住む場所はどちらに合わせたいか
  • 結婚後の仕事はどうしたいか
  • 子どもがほしいか

 特に、「結婚願望があるかどうか」はいちばん重要なポイントです。

 カップルのどちらかが結婚を目指しているのにもう一方は結婚するつもりがないとなると、今後も関係を続けていくのは難しいでしょう。

2.明確な目標がある

 カップルのあいだで次のように明確な目標があると、壁にぶつかったときに力を合わせて乗り越えやすくなります。

  • 〇年後には〇〇円貯めて結婚式を挙げよう
  • 次の転勤のタイミングで同棲しよう
  • 〇歳になるまでに子どもを授かりたい

 2人で決めた目標が具体的であればあるほど結婚が身近なものとなり、目標に向かって行動しやすいでしょう。

3.2人のルールがある

 うまくいく遠距離恋愛カップルは、お互いに苦痛にならない程度に取り決めをしていることが多いようです。

遠距離カップルのルールの例

  • 1日1回以上LINEで連絡する
  • 「おはよう」「おやすみ」などを電話で伝える
  • 週に1回、オンライン通話をする
  • 3カ月に1回は会う
  • デートにかかるお金は割り勘にする

 お互いに気にしないのであれば、連絡の頻度が3日に1回、週に1回などでも問題ありません。2人が納得できるルールであることが大事です。

 コミュニケーション方法や会う頻度が決まっていると、お互いに安心できるはず。さらに、「次はいつ会える」とわかっていると離れているあいだもモチベーションを保てます。

4.家族や友達公認の仲である

 お互いの家族や友達に恋人を紹介しておくと、いざというときにまわりの人たちが結婚のきっかけをつくってくれることも。

 周囲の「いつ結婚するの?」などの声かけで、結婚を意識し始めることもあるかもしれません。

 さらに、お互いの親や兄弟姉妹を紹介すると「この人たちと家族になるかもしれないんだ」という実感が湧き、気持ちが結婚に向かう可能性もあります。

5.お互いを信頼している

 遠距離恋愛は、信頼関係を築けていないと維持し続けるのは難しいでしょう。

 離れていることへの不安やちょっとしたコミュニケーションの行き違いから別れにつながってしまうこともあります。

 「なにがあっても恋人を信じる」という強い気持ちがあるカップルこそ、壁を乗り越えて結婚までたどり着けるのです。

遠距離恋愛から結婚につながるアクション7つ【経験談】

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 遠距離恋愛から結婚につなげるには、日ごろのコミュニケーションはもちろん、お金や不安などのリアルな悩みもクリアにすることが大切です。

 最後に、アンケートの回答をもとに、遠距離恋愛経験者が実際に行っていた具体的なアクションを紹介します!

1.まめにコミュニケーションをとる

 コミュニケーション不足が不安や別れにつながりやすい遠距離カップル。だからこそ、普段からささいなことでも共有し、近況や感情をわかちあいましょう。

 例えば、「今日は会社の飲み会があるから連絡が遅くなるよ」「週末は〇〇さんと遊びに行くよ」など、相手に直接関係のない予定も予告しておくと行き違いがなくなります。

 また、オンラインデートであれば顔を見ながら話せるので安心できるでしょう。

アンケートでのコメント

  • LINEだけでなく電話やビデオ通話で生の声を聞くように心がけた(26歳/男性)
  • お互いに日ごろの出来事を報連相しています(29歳/女性)

2.将来について話し合う

 結婚に対してどう考えているのか、2人で話し合ってみましょう。

 「結婚のことは自分から言いづらい」「重いと思われないかな」と不安な人もいるかもしれませんが、そもそも結婚するつもりがあるのかないのかは今後の人生を左右する重要なことです。

 恋人と会ったときや記念日などのタイミングで話し合い、ハッキリさせておくことが大切です。

アンケートでのコメント

  • デートではお互いにテンションが上がっているので話しやすい(28歳/女性)
  • 結婚願望があるので、自分の未来のためにも確認しました(33歳/女性)

3.同棲や結婚する時期を決める

 2人の結婚観が一致していていずれ結婚したいと思うなら、時期まで決めておくのがベターです。

 「〇年後」「〇歳までに」などの具体的な数字をイメージしてみてください。すぐに想像するのが難しい場合は、「今年中にお互いの家族に紹介する」などの行動もおすすめです。

アンケートでのコメント

  • 遠距離開始前に結婚したい時期を決めていました(30歳/男性)
  • 「30歳までに結婚したい」と彼氏に伝えていました(32歳/女性)

4.経済的な負担を均等にする

 遠距離恋愛は、会うだけでお金がかかるもの。交通費やデート費用をいつも一方だけが負担していると、「なんで自分ばかり」「お金のやりくりが厳しい」などの不満につながります。

 モヤモヤする気持ちをそのままにせず、きちんと話し合うことが大切です。

 「交互に行き来する」「交通費を出していないほうが食事代やデートの費用を負担する」などのルールを決めると、負担の偏りが解消されるでしょう。

アンケートでのコメント

  • 自分がすべて出すのは難しいので、彼女に相談しました(31歳/男性)
  • 交通費を抑えるためにオンライン通話をよく使いました(30歳/女性)

5.不安を解消する方法を見つける

 遠距離恋愛中は不安や悩みが尽きないもの。そこで、「なにが不安か」を明らかにして「今できること」を考えてみると、前向きな気持ちになれます。

 例えば、結婚に伴う退職を決めかねているなら「結婚や出産を機に仕事を辞めた友人に話を聞く」「転居先の求人を探してみる」などの行動に移すと具体的なイメージがつかめるでしょう。

 日ごろのやりとりや話し合いに不安があるなら、カップル向けのコミュニケーションアプリを活用する方法もあります。

アンケートでのコメント

  • 結婚を機に引っ越した友達に相談したら勇気が湧きました(29歳/女性)
  • 移住相談センターに行って、仕事や環境について質問しました(33歳/女性)

6.1人の時間も楽しむ

 遠距離恋愛中は、恋人と離れている時間を楽しむのもおすすめです。

 自由時間を活用して趣味や勉強に打ち込んだりさまざまな人と話したりすると、パートナーと離れていても前向きな気持ちが湧いてくるはず。

 久しぶりのデートで「今○○に向けてがんばっているよ」「○○が楽しかったよ!」と報告できると、2人のあいだにも刺激が生まれます。

アンケートでのコメント

  • 寂しくならないために、自分の時間を大切にしています(31歳/女性)
  • 1人の時間も好きなので、意外に居心地がよかったです(28歳/女性)

7.相手を信じる

 遠距離恋愛を長続きさせるために重要なのは、相手を信じることです。

 とはいえ、会う機会が少なく、コミュニケーション不足に陥りやすい遠距離恋愛では、つい相手を心配しすぎたり疑ったりしてしまうことも。

 パートナーには「あなたを信じているよ」「いつか一緒に暮らそうね」とポジティブな言葉をかけると、不安や寂しさに惑わされずに思いを貫けるでしょう。

アンケートでのコメント

  • 相手を信頼すること、そして信頼に応えることだけを考えていました(31歳/男性)
  • 自分も信じてもらえるようにまめに近況報告をしました(26歳/女性)

遠距離恋愛から結婚するには日々のコミュニケーションが大切!

 遠距離カップルにはハードルや悩みがあるとはいえ、決して結婚できる可能性が低いわけではありません。

 日ごろのコミュニケーションから信頼関係を築き、結婚のイメージを共有できていれば、一緒に暮らせる日も近づくはずです。

 2人で具体的な目標を立てながら、ゴールインを目指してくださいね!

【データ出典】
恋愛に関するアンケート
調査日:2024年3月30日〜4月2日
有効回答数:200人
(インターネットによる20〜35歳の男女へのアンケート調査)

(ファンファン福岡公式ライター / Satoko)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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