遠距離恋愛は、結婚までたどり着くのが難しいイメージがありますよね。確かに、会いたいときにすぐ会える恋愛より、遠距離恋愛中のカップルのほうが結婚までに乗り越えなければならないハードルは多いかもしれません。
しかし、ふたりの気持ちが共通していれば結婚にたどり着くことが不可能なわけではないのです。この記事では、遠距離恋愛を結婚に結びつけるためにしたいことを紹介します。
遠距離恋愛で結婚のハードルになるものとは?

まずは、遠距離恋愛中のカップルにとって、結婚までのハードルになりやすいものは何なのかをまとめます。
コミュニケーション不足
会いたいときにいつでも会えるわけではないので、コミュニケーション不足に陥りやすいのが遠距離恋愛の難しさです。
寂しいとき、不安なときでも会うことさえできれば負の感情が薄らぐことがありますが、遠距離恋愛中だと簡単に会うことができません。
そのためコミュニケーションがうまく取れていないと感じたり、ささいなすれ違いから気持ちが離れてしまったりすることがあります。
金銭的な問題
遠方に住んでいると会うのに交通費がかかります。会えるのは年に数回というカップルも、新幹線代や飛行機代が積み重なると、大きな負担になってしまうでしょう。
会うだけでお金がかかってしまうので、同棲カップルなどに比べるとお金が貯まりにくく、なかなか結婚に踏み切れないかもしれません。
寂しさや不安
離れている期間、相手がどんな生活を送っているのか、いまいち想像できないのが遠距離恋愛。少し連絡が取れない時間があるだけで「浮気をしているのではないか」「私のことを嫌いになってしまったのではないか」など相手を疑ってしまうこともあります。
寂しさや不安に駆られて相手を信頼できなくなると、恋愛関係がうまくいかなくなって、破局を迎えてしまうことも少なくはないでしょう。
仕事や環境
お互いに結婚したいと思っているものの、仕事をやめたくないなど今いる環境を離れたくない場合です。どちらが妥協して仕事や環境を手放すのか、話し合いが平行線になって進まない可能性もあるでしょう。
運よく転職や転勤のチャンスがあればよいですが、たいていの場合はどちらかが譲らなければなりません。ふたりとも譲歩できなければ大好きな仕事や環境こそが結婚への大きなハードルになってしまうのです。
遠距離恋愛カップルが結婚に踏み切るタイミングと決め手5つ

では、ハードルの多い遠距離恋愛中のカップルが結婚を決めるのはどのようなタイミングなのでしょうか。
1.転職や転勤が決まったとき
転職や転勤をきっかけに結婚するカップルは、遠距離恋愛に限らず多いですよね。
慣れない土地に行くことになったり、環境が大きく変わったりなど、不安の多いタイミングで一緒に住み始める、相手のそばに引っ越したいと考えるのは自然なことでしょう。
2.お金が貯まったとき
結婚式や新婚旅行のために〇〇円貯める、など貯金額の目標がある場合、貯金の額が目標に達した時点で結婚に踏み切るカップルもいます。
理想の結婚式が挙げられるくらいのお金を貯めたら、子どもができても安心できるだけの資金が貯まったら、など貯蓄額をひとつの指標にしているカップルも多いものです。
3.子どもを授かったとき
遠距離恋愛でなかなか結婚に踏み切れなかったカップルも、子どもを授かったことをきっかけに結婚を決めることがあります。
子どもを授かるというのは奇跡的なことですから、その奇跡に感謝し、何よりも子どもを優先して家族になることを決心するのです。
4.目標の年齢になったとき
結婚願望がある人なら、「25歳までに」「30歳までに」など結婚したい年齢の目標があるのではないのでしょうか。
カップルで結婚したい年齢を共有している場合、「25歳になったから、そろそろ結婚を考えようか」と目標の年齢に達したことをきっかけに、結婚に前向きになることもあります。
5.区切りがよいとき
付き合って3年など、ふたりにとって区切りのよいタイミングを迎えたときも、「そろそろ結婚したい」と考えるきっかけになります。
「もう3年も一緒にいるんだ」「これから先も一緒にいたい」とあらためてふたりの関係や思い出を振り返ったとき、ふと結婚が頭をよぎるのでしょう。
遠距離恋愛を乗り越えて結婚するカップルの特徴

遠距離恋愛カップルが結婚を考えるとき、いくつかのハードルを乗り越えなければなりません。では、ハードルを乗り越えられるカップルの特徴には、どのようなものがあるのでしょうか。
結婚観が一致している
結婚観とは、結婚に対する考え方のこと。これが一致しているかどうかは、結婚に向かうためのハードルを乗り越えられるかに大きく関わります。
- 結婚したいかどうか
- 何年後くらいに結婚したいか
- 子どもがほしいか
などの点について、機会を作って話し合っておくのがおすすめ。そもそも結婚願望があるのかどうかは、いちばん大切なポイントといえます。
片一方が数年後の結婚を目指しているのに、もう一方は結婚するつもりがないとなると、一緒にハードルを乗り越えていくのは難しいでしょう。
明確な目標をもっている
共通の認識として明確な目標があると、壁にぶつかったときに力を合わせて乗り越えやすくなります。
- 〇年後には〇〇円を貯めて結婚式を挙げよう
- 次の転勤のタイミングで同棲しよう
- 〇歳になるまでには子どもを授かりたい
など、ふたりで決めた目標が具体的であればあるほど、結婚が身近なものとなり目標を達成しやすいでしょう。
家族や友達公認の仲
お互いの家族や友達に相手を紹介しておくと、いざというときにまわりの人たちが結婚のきっかけを作ってくれることも。
まわりの「いつ結婚するの?」などの声で、結婚を意識し始めるということも起こり得るのです。
家族に紹介することで、「この人たちと家族になるかもしれないんだ」といった実感がわき、気持ちが結婚に向かう可能性もあります。
相手を信頼している
遠距離恋愛は、特に相手を深く信頼していないと関係を維持し続けることは難しいでしょう。ちょっとしたコミュニケーションの行き違いが別れにつながってしまうこともあります。
「何があっても恋人のことを信じる」という強い気持ちがあるカップルこそ、壁を乗り越えて結婚までたどり着くことができるのです。
ふたりのルールがある
遠距離恋愛中のカップルが関係を良好に保つには、最低限のルールが必要です。
- 3カ月に1回は会う
- 週に1回はテレビ電話をする
- デートにかかるお金は割り勘にする
など、うまくいく遠距離恋愛カップルは、付き合いが負担や苦痛にならない程度に取り決めをしていることが多いです。
離れているうえにお互いに忙しく過ごしていると、連絡を取らずにそのまま自然消滅……なんてことにもなりかねません。そんな事態を防ぐために、連絡の頻度やデートの回数などを決めているのです。
遠距離恋愛を結婚につなげるためにしたいこと

遠距離恋愛のハードルを乗り越えてゴールインするためには、ふたりの努力が必要不可欠。
どちらか片方だけが頑張っていても、結婚にたどり着くのは難しいでしょう。ふたりで話し合って、以下のようなことを心がけてみてください。
結婚観をすり合わせておく
結婚に対してどんな思いがあるのか、一度ふたりで話し合ってみましょう。結婚の話を出すのはタブーとなっているカップルもいるかもしれませんが、結婚するつもりがあるのかないのかは今後の人生を大きく変える選択です。
話題にしづらいかもしれませんが、できれば向き合って話し合い、はっきりさせておくとよいでしょう。
同棲や結婚する期日の目標を決めておく
結婚観が一致していていずれ結婚したいと思うなら、時期まで決めておくのがベターです。目標はどんなものでも構いません。
〇年後、〇歳までに、などの具体的な数字をイメージしてみてください。同棲や結婚まで想像するのが難しい場合は、1年後にはお互いの家族に紹介する、などでもよいでしょう。
まめにコミュニケーションをとる
コミュニケーション不足が起きやすく、別れにもつながりやすい遠距離恋愛カップルだからこそ、こまめなコミュニケーションが必要です。普段からささいなことでも共有し、感情を分かちあっておくようにしましょう。
「今日は〇〇の集まりがあるから連絡が遅くなるよ」「週末は〇〇ちゃんと遊びに行くよ」など、彼に関係のない予定であっても予告するようにしておくと、相手の不安を取り除くことができます。
経済的な負担を均等にする
遠距離恋愛は、会うためにお金がかかります。その費用をいつも一方だけが負担していると、「自分ばかり」「お金のやりくりが厳しい」などの不満につながりかねません。
交互に行き来する、交通費を出していないほうが食事代やデートの費用を負担するなどのルールを決めて、負担が偏りすぎないように気をつけましょう。
相手を信じる
遠距離恋愛を長続きさせるためにいちばん重要なのは「相手を信じる」ことです。会う機会が少なく、コミュニケーション不足に陥りやすい遠距離恋愛は、相手を疑ったり、不安や寂しさを感じやすくなったりしてしまうもの。
しかし、相手を信じてさえいれば、不安や寂しさに惑わされずに相手への思いを貫くことができるはずです。
彼を信じて遠距離恋愛を結婚につなげよう
遠距離恋愛カップルが結婚するためにはいくつもハードルを乗り越えなければなりませんが、決して結婚できる可能性が低いわけではありません。
お互いを強く信じ結婚のイメージが一致してさえいれば、結婚にたどり着くのもそう難しいことではないでしょう。ぜひふたりで具体的な目標を立てて、ゴールインを目指してくださいね。
(ファンファン福岡公式ライター / Akane)

