誰でも気になる「こころとからだ」をテーマに掘り下げるコーナー「ここから研究所〜INSTITUTE FOR MIND AND BODY〜」。
夏の代表的な行事の1つ、七夕。離れ離れになった織り姫とひこ星が天の川を渡って1年に1度だけ出会うという物語が親しまれていますよね。二十四節気では「小暑(しょうしょ)」。夏が本格化し日に日に暑さが厳しくなっていく時季です。
7月7日は七夕 薬膳で夏バテ予防!
A 7月7日は七夕ですね。お祭りやイベントなどの予定はありますか?
Y 子どもが小さいときは行事に参加していたけど近頃は夏バテで何もする気になれなくて…。
A 大丈夫ですか? ここ数年の暑さは尋常じゃないですもんね。
Y 外は猛烈な暑さで室内はエアコンが効いていて急な温度変化に体がついていかないよ。
A 先日、薬膳を勉強している知人に聞いたのですが、東洋医学では汗と一緒に「気」が失われるため体と心のバランスが崩れるとされているので「気」を補う食材などを活用して体にこもった熱を冷やすといいとか。
Y 食べて補えるっていいね。どんな食材がいいのかな?
A 夏は利尿作用のあるウリ科(キュウリ、ゴーヤー)や緑豆(もやし、春雨)、赤色の食材(トマト、スイカ)などが体の火照りを冷ましながら水分代謝を上げるそうです。
Y 旬の物が多いね。
A 薬膳は栄養成分が豊富といわれている旬の物を使うことが多いそうで、この時季だと枝豆、オクラ、山芋、カボチャ、トウモロコシ、ナス、ピーマンなどもおすすめです。健康の状態に合わせた食材の選び方と組み合わせがポイントなので食材の性質を知って上手に取り入れてみてくださいね。
Y 薬膳は特別な食材というイメージだったけど身近な食材を活用できるんだね。薬膳についてもっと知って夏バテ対策してみるよ!