管理栄養士が解説! 保育園児と一緒にできる食育活動とおすすめレシピ

この記事では、2児の母でもある管理栄養士が保育園での食育活動について解説します。乳幼児期にあたる保育園での食育活動は、その後の食事の基盤となる大事な時期。ちょっとした工夫で、日々の生活に取り入れやすいおすすめの食育活動を紹介します。参考にしてみてくださいね。

目次

成長に合わせた食育活動が大切

0~2歳には食の楽しさを伝える

離乳食時期にあたる0〜2歳児には、食事のマナーや完食といった決まりごとはまだ理解することは難しいです。この時期は、食の楽しさを伝えましょう。

このころは、みんなで食べる喜びを感じることで食への興味がわいてきます。食材を見たり触ったりするだけでも、視覚・触覚への刺激となることで食の楽しさに触れることができます。また五感を刺激することによって、脳の成長を促すこともできるので、思う存分触れさせましょう。

3~5歳には食事のマナーや簡単な料理、野菜の栽培を伝える

3~5歳は言葉が理解でき、自我が芽生え始め、さまざまなことができるようになる年齢。このころになると、スプーンや箸を少しずつ正しく持てるようにもなってきます。無理に教える必要はありませんが、できるようになってきたら正しい持ち方を少しずつ促していきましょう。 

また、野菜を切ったりおにぎりを形成したりと細かい作業もできるようになってきます。少しずつ一緒にキッチンにたつ時間を増やすといった食育活動もおすすめ。 

さらに野菜の栽培をすることで、好き嫌いをしなくなる子が多くいます。育てることによって、愛着がわいてくるため、ご家庭でもちょっとした野菜の栽培をしてみてもよいでしょう。

保育園児の食育活動におすすめのレシピ2選!

レシピ1 プリンフレンチトースト

プリンフレンチトースト
出典:合同会社HITOOMOI

プッチンプリンを使った簡単でおいしいフレンチトーストです。見た目も華やかにすれば、子どもも喜びます。

「プリンフレンチトースト」の材料(1人分)

<材料>

  • Bigプッチンプリン : 1個(160g)
  • 食パン(8枚切り) :1枚
  • ホイップクリーム :適宜
  • いちご      :適宜
  • ブルーベリー   :適宜
  • ミント      :適宜

※「Bigプッチンプリン」がなければ他のプリンでも代用可能です。

<作り方>

  1. プリンはボウルに入れ、なめらかになるまでよく混ぜる。
  2. 食パンは斜め半分に切り、それぞれの片面、白い部分にパンの厚さ半分くらいの切り込みを1cm間隔に入れる。
  3. 耐熱容器にアルミホイルを敷き、サラダ油(分量外)を薄くぬる。食パンをのせて1をのせ、アルミホイルを被せる。
  4. トースターで5分焼き、アルミホイルを外して焼き色がつくまで再び3〜5分焼く。好みでホイップクリームやフルーツ、ミントをのせる。

「プリンフレンチトースト」の保存期間(目安)

  • 冷蔵保存の場合…1日
  • 冷凍保存の場合…×

レシピ2 フルーツサンド

フルーツサンド
出典:合同会社HITOOMOI

遠足やホームパーティなどでも活躍するかわいいフルーツサンドはいかがですか? パンにフルーツをのせる工程は子どもと一緒にやることができます。

「フルーツサンド」の材料(2人分)

<材料>

  • ナイススティック:2本
  • クリームチーズ :100g
  • ぶどう(緑、紫):8個
  • キウイ     :1/2個
  • オレンジ    :1個
  • バナナ     :1本

※「ナイススティック」がなければ市販のコッペパンと生クリームで代用可能です。

<作り方>

  1. クリームチーズは常温に戻し、やわらかくしておく。
  2. ナイススティックを横半分に切り、両面にクリームチーズ2/3量をぬる。
  3. キウイは皮を除き、1cm幅に半月切りにする。バナナは2cm幅に切る。
  4. オレンジは皮をむき、実を取り出す。
  5. 1本目のナイススティック下半分に、ぶどうとオレンジを交互に並べる。
  6. 2本目のナイススティック下半分に、キウイとバナナを交互に並べる。
  7. フルーツ同士の隙間にクリームチーズをのせる。
  8. ナイススティックの上半分を2の上にそれぞれ乗せ、全体をラップでしっかり包む。
  9. ラップをしたまま、縦半分に切る。
  10. 5と6の断面を正面に向け、器に盛る。

「フルーツサンド」の保存期間(目安)

  • 冷蔵保存の場合…1日
  • 冷凍保存の場合…×

成長にあわせた食育活動を心がけよう

0~5歳児にあたる保育園児は、成長に合わせた食育活動が大事になってきます。食材に触れたり、見たりするだけでも食への意識がかわってくるはず。今回紹介したような食育活動をやってみてくださいね。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

2019年1月に設立したフードコーディネーターと管理栄養士が在籍する料理研究家の会社。レシピの企画・開発から撮影、スタイリング、栄養計算、商品開発を中心に事業を行う。ミッションは、「好きな人を想う手作り料理で幸せな食卓づくりを。」

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