この記事では、2児の母でもある管理栄養士が子どもでも食べやすいカボチャの食べ方やレシピを紹介します。ほくほくした食感で甘みが強いカボチャは、比較的好きな子どもも多いですが、なかには苦手という子どもも。今回は、カボチャが嫌いな子どもでも食べやすくなる食べ方やレシピを解説していきます。
カボチャ嫌いにはスイーツやスープがおすすめ
甘さが苦手ならいっそのことスイーツにする
「野菜のくせに甘い」と思ったことはありませんか? 甘い=スイーツのイメージのある子どもにとって、野菜が甘いことが受け付けない子が多い傾向にあります。そのような子へのアプローチは、カボチャはスイーツの材料として使用すること。蒸かしてつぶせばプリンやケーキの材料にすることができます。そして濃厚でカボチャの甘みを活かしたスイーツに仕上がるため、好きになってくれることがありますよ。
食感が嫌いならスープにする
緑黄色野菜であるカボチャは、栄養素がたっぷりつまっているため、食べさせたいのが親の気持ち。その気持ちとは裏腹に、やはり苦手意識があると子どもはなかなか食べづらいです。そのようなときには、食感を感じにくくするためにスープにしてしまうのがいいでしょう。具にしても、ブレンダーですりつぶしても食べやすくなりますよ。
子どもでも食べやすいカボチャのレシピ3選!
レシピ1 かぼちゃケーキ
濃厚な味わいが楽しめる「かぼちゃケーキ」のレシピです。カボチャの優しい甘みで子どもでも食べやすくなっています。
「かぼちゃケーキ」の材料(ココット5個分)
<材料:ココット5個分>
- カボチャ :200g
- 卵 :2個
- 砂糖 :50g
- 牛乳 :100g
- 生クリーム :100g
- お湯 :適量
- 生クリーム :適宜
- ミント :適宜
<作り方>
- カボチャは皮をむき、一口大の大きさに切る。
- 1を耐熱ボウルに入れ、600Wのレンジで5分加熱する。温かいうちに粗くつぶす。
- ボウルに卵、砂糖を入れ、泡立て器で混ぜる。
- 鍋に牛乳、生クリームを入れて弱火で熱し、小さな泡が立ってきたら火から下ろす。3に少しずつ入れ、泡立て器で混ぜる。
- 2に4を加え、泡立て器で混ぜ、裏ごしする。
- ココットに5を5等分にして流し入れる。天板の半分の高さまでお湯を注ぎ、160℃のオーブンで20〜25分焼く。好みで生クリーム、ミントをのせる。
「かぼちゃケーキ」の保存期間(目安)
・冷蔵保存の場合…2~3日
・冷凍保存の場合…2~3週間
レシピ2 カレー風味のかぼちゃスープ
カボチャが苦手な子でも食べやすい味付けでぱくぱく食べられる! 体が温まるスープです。
「カレー風味のかぼちゃスープ」の材料(2人分)
<材料:2人分>
- カボチャ :1/4個
- 玉ねぎ :1個
- ベーコン :2枚
- サラダ油 :大さじ1
- ブラックペッパー:適宜
A
- 牛乳 :600ml
- カレー粉 :小さじ2
- 塩 :小さじ1/2
- カボチャは一口大の大きさに切り、玉ねぎは薄切り、ベーコンは1cm幅に切る。
- 鍋にサラダ油を入れて熱し、カボチャ、玉ねぎを入れて炒める。玉ねぎの色が変わったら、Aを入れて煮立たせ、ベーコンを入れ、カボチャが柔らかくなるまで弱火で10分煮る。
- 器に盛り付け、好みでブラックペッパーをかける。
「カレー風味のかぼちゃスープ」の保存期間(目安)
- 冷蔵保存の場合…2~3日
- 冷凍保存の場合…2~3週間
レシピ3 かぼちゃコロッケ
子どもが大好きなコロッケ! なかにチーズが入っていることで、カボチャが嫌いな子どもでも食べやすい味です。
「かぼちゃコロッケ」の材料(4人分)
<材料:4人分(16個)>
- カボチャ :1/2個
- 塩こしょう :少々
- ピザ用チーズ:60g
- 小麦粉 :大さじ3
- 溶き卵 :1個
- パン粉 :適量(約30g)
- 揚げ油 :適量
<作り方>
- カボチャは3cm角に切り、耐熱ボウルに入れる。ふんわりとラップをし600Wのレンジで10分加熱する。水気を切り、粗熱を取る。
- カボチャが滑らかになるまで木べらでつぶす。塩こしょうを加えて混ぜタネを作る。
- タネを16等分にする。中にピザ用チーズを入れて包み、球形になるように成形する。
- 3の表面に小麦粉をまぶし、溶き卵にくぐらせ、パン粉をまぶす。
- 揚げ物用鍋に油を入れ、中火で熱する。4を入れ、衣がきつね色になるまで揚げ、バットに取り出す。
「かぼちゃコロッケ」の保存期間(目安)
- 冷蔵保存の場合…2~3日
- 冷凍保存の場合…2~3週間
まとめ
カボチャ嫌いな子どもには、スイーツやスープにして食べさせてみましょう。大人のちょっとした工夫で食べてくれることもあるので、子どもになぜ嫌いなのか聞いてみてくださいね。